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ペットショップでなく柴犬の保護犬をお迎え

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日本犬として高い人気を得ている柴犬ですが、飼いたいと考えている方も多いでしょう。愛らしい姿に愛嬌のある性格、まさに天使と言っても過言ではないくらい可愛らしく、その魅力に骨抜きにされている人は多い筈です。そうすると芽生えてくるのが、自分の家に迎え入れる事だと思うのですが、ペットショップで購入するのではなく、保護犬と呼ばれる様々な理由によって保護された犬を引き取るという選択肢もあります。

その保護犬の中には、新しい飼い主を待つ柴犬も沢山いるのです。もしかしたら、その子達は貴方の事を待っているのかもしれません。

保護犬とは何か、柴犬はいるのか

保護犬というのは、飼い主に捨てられたり、迷子になって飼い主がいない状態であった為に保護され、そのまま飼い主が現れなかったりという理由で一時的に保護されている犬の事です。また、ブリーダーの崩壊や廃業から救出され、里親を探している状態の犬の事も保護犬と呼ぶ場合があります。それらの犬達は動物愛護センターや動物愛護団体に一時的に保護された状態であり、新しい飼い主が見つからなかった場合は最悪、処分されてしまうという現実が待っています。

ですが、その悲惨な未来を変えようと強い気持ちを持った人達が、行き場のない犬達の里親を探すべく懸命な活動を続けているのです。インターネットで検索すると「里親募集」などのサイトが多数出てきます。そこには、犬種や性格、年齢や特徴などが詳細に載っており、メールや電話などで直接問い合わせをすれば譲渡の詳細が教えて貰えます。

また、毎週どこかしらで「譲渡会」と呼ばれる、直接保護犬に会えるイベントが行われているので、そこに直接足を運び、保護犬達と触れ合ってみるのもいいでしょう。様々な犬種、大型から中型、小型まで、ありとあらゆる犬が保護されており、その中には勿論、柴犬も多く存在しています。赤や黒などの毛色や性格など、多種多様な柴犬が保護されており、生まれたばかりの子犬もいればかなりの老犬もいます。健康な子もいれば、中には病気を患っている子もおり、本当に様々な柴犬と出会える事でしょう。

柴犬の保護犬って飼っても大丈夫なのか

保護犬といっても、普通の柴犬と何ら変わらず、むしろ既にトイレや食事などのマナーを覚えているお行儀のよい子もいます。性格も個々の個性はあるものの、散歩が大好きで運動が好きな子の多い、普通の子達が殆どです。保護している人達が一生懸命お世話をして、保護犬とは思えない程人慣れしていたり、心優しく吠えたりもしない子だったり、おっとりとしている子などが沢山いるのです。

子犬の方が最初から飼い始める事が出来ていいという意見もありますが、成犬の子を引き取るメリットもあります。それは、はじめて犬と暮らす人や子供のいる家庭など躾などが若干不安な人達にとっては、性格や大きさも既にわかっていて慣れている成犬の方が、人間にとっても犬にとっても相性がいい場合があるのです。賢く聡明な犬種ですので、愛情を持って接すれば必ず心を開いてくれるでしょう。根気強さと諦めない心があれば大丈夫です。

もともと柴犬は猟犬として古代から人間のパートナーとして密接に暮らしてきた犬種ですし、人間とは深いつながりがあります。遡る事、縄文時代には狩りのお手伝いや番犬などを柴犬の祖先である犬達はしていてくれたのです。そこからずっと人間に尽くしながら存在した柴犬ですが、人間のエゴによって一時は洋犬との乱雑な交配によってその数を減らしてしまいます。ですが、それを憂慮した愛好家達によって日本犬の血筋を守る為、天然記念物として指定されました。柴犬と人間の絆は強かったのです。

保護犬の柴犬を飼いたい、どうすればいいのか


ペットショップではなく保護犬の柴犬を飼いたい。新しい飼い主を待つ子達に希望の光を注いで、今度こそ愛情一杯に暮らさせてあげたいという気持ちが芽生えたら、譲渡会やインターネットで里親募集サイトを検索してみましょう。きっと気になる子が貴方の前に現れる筈です。もし、そんな子が現れたのなら、保護犬を引き取りたいと思ったのならば、まずは飼い主になる人間の規約を確認しましょう。

保護犬を再び不幸な目に遭わせない為に、団体は飼い主になる人間の資格を少し厳しめに設定している場合があります。例えば、小さな子供がいる家庭は不可というような規約です。小さな子供がいる場合、犬も落ち着いて生活出来ませんし、飼い主側も子供と犬の躾が両立出来ない場合があるので、不可になっている事が多いのです。資格を満たしていれば、その団体に問い合わせてみましょう。譲渡会であればスタッフにその旨を伝えます。

飼いたい意思を伝えれば、すぐにその子の飼い主になれる訳ではありません。どの団体でも、まずは「お試し期間」が設けられています。二週間から一カ月、実際に自分の家で飼ってみるのです。人間の世界でも相性というのは大切な要素ですが、これはペットとの関係でも重要な要素です。お試し期間を設けるのは、その犬との相性を見る為であり、もし相性が合わない場合は団体に犬を返す事が出来るようになっています。こうして犬も人間も不幸な思いをしないようにと工夫されているのです。

保護犬の柴犬の飼い方、気を付ける点は

まずは愛情をたっぷりと注いであげて下さい。そうして、新しい家に馴染むまで根気よく待ってあげ、時には友達のように話し掛けたり、落ち着くまで見守ってあげるのがいいでしょう。落ち着いたら、しっかりとお世話をしてあげて下さい。と言っても、普通の柴犬を飼うのと同じで、決まった時間に決まった量の餌をあげたり、散歩を一時間くらいしっかりとするなど、どの犬を飼う時もするような当たり前の事を当たり前のようにしてあげるだけです。

特に気を付ける点があるとすれば、病気には注意する事でしょうか。排泄物がしっかりとされているか、食欲はあるのかなど、ちゃんと確認するのが大切です。柴犬は清潔好きな性格をしているので、病気にはなりにくい犬種とされていますが油断は禁物です。清潔さんなのでこまめに毛並を整えるので、ブラッシングは丁寧にしないと自分の毛玉を飲み込んで、お腹の中に溜まってしまう事があります。毎日のブラッシングも欠かさずしてあげましょう。

後はめいっぱい遊んであげる事でしょうか。柴犬はアクティブな犬種なので、遊ぶ事を好みます。玩具などで遊ぶのも好んでおり、時には飼い主がへとへとになるまで振り回されてしまう事もあるくらいです。散歩から帰りたくないと駄々を捏ねる子もいるくらいなので、沢山遊んであげたいところですね。ですが、やはり一番大切なのは、家族の一員として柴犬に沢山の愛情を掛けてあげる事です。

まとめ

柴犬を飼うといってもペットショップで購入だけでなく、保護されている犬を引き取るという選択もあります。日本には沢山の保護犬がおり、新しい飼い主を待っているのです。待っている柴犬は性格や毛色、年齢など多種多様な子達が動物愛護センターや動物愛護団体によって保護されています。インターネットでの里親募集サイトや譲渡会などを利用すれば、その柴犬達と会う事が出来、触れ合う事が出来ます。

またお試し期間などを利用し、家族と相性の良い柴犬を探す事も可能です。ペットショップを覗く前に、新しい家族を待つ保護犬の柴犬達を探してみてはどうでしょうか。

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