飼い方・しつけ

しつけ済みの柴犬を迎える方法もあります

更新日:

きつねのような薄い茶色で三角の立ち耳、巻いた尻尾などが可愛い柴犬を飼いたいと考える事があります。それも柴犬の子犬は丸くてぬいぐるみのようなので可愛さは増しますが、実はしつけはどの犬よりも重要なポイントであることを知らずに飼ってしまう飼い主も少なくありません。可愛いのでつい甘くなって柴犬のわがままを受け入れてしまうと、主従関係が築けなくなって飼い主の言う事を聞かない犬になってしまい、手が付けられなくなってしまう可能性があります。

柴犬は忠誠心があり飼い主に忠実と言われていますが、それは信頼関係が築けた場合です。しつけに自信がない場合には、しつけ済みの柴犬を飼う方法もあります。しつけ済みの柴犬を飼うにあたり、どのようなメリットがあるのか、迎える前の心構えなどを紹介します。

柴犬の子犬を迎えるに前に心得たいこと

柴犬は古来から人と暮らしており、性格は忠実で、見た目の素朴な印象や三角の立ち耳や巻いた尻尾などが可愛いため一度は飼ってみたいと誰もが思う犬種です。子犬を手に入れる方法にはいくつかありますが、多くの場合はペットシップやブリーダーなどから購入する方法にする事が考えられます。

柴犬の子犬は成犬よりもさらに丸々としてまるでぬいぐるみのようなので、可愛さが増してしまいますが、実は柴犬はしつけが他の犬よりもしっかりと行う必要があるため、子犬のうちから行う事が大切です。しつけを始めるのは子犬の時期ですが、生後2~3ヶ月くらいから始めると良く、生後2~3ヶ月というとペットショップなどで購入し、我が家に迎え入れる時期でもあるため、家に到着して家族の一員となったら比較的すぐにしつけのトレーニングを開始することになります。

飼い主に忠実で忠誠心があるのですが、それが実現するためには犬と飼い主の間に主従関係を築くことが必要で、しつけをするにはその主従関係や上下関係を築くことがポイントになります。柴犬は忠実で誠実という事は広く知られていますが、反面で頑固で我が強い面もあり、しつけが難しいとも言われる犬種で、初めて犬を飼う場合には少々難しいとも考えられます。

愛玩犬ではないので飼い主にべったりと甘えるような犬ではなく、飼い主も可愛いのでつい甘やかしてしまうと出来なくなってしまうため、柴犬の子犬を迎える場合にはしっかりと心得ておく必要があります。

柴犬のしつけが大変と考えるなら

今まで犬を飼いしつけのトレーニングなどを行ってきたという飼い主であればよいのですが、初めて犬を飼う飼い主で柴犬のしつけに自信がないという場合には、しつけ済みの柴犬を迎える事を検討するのも良い選択です。犬のスクールがあり、トイレのトレーニングや散歩など子犬の時期から訓練して、しつけ済みの成犬になった時に譲り受けることが可能で、初めて犬を飼う場合や高齢者、小さな子供がいるような場合に良いです。

しつけ済みの柴犬の子犬を迎えるメリットには、しつけ済みなのでトイレや散歩のトレーニングの手間が省けます。愛犬を無くしてしまった高齢者で、また柴犬を飼いたいが自分の年齢を考えた時に子犬のしつけをしたり、これから20年程度の面倒をみることができる自信がないなどの場合には、しつけ済みの柴犬の成犬を迎え入れる事を考えるのも良い選択です。柴犬を飼う場合、飼い主がしつけをしっかりと行う事が必要です。

しつけは子犬の時から行わないと難しいと誰もが考えますが、海外などでは成犬から飼うことは珍しい事ではなく、トレーニングや家族との関係も特に大きな問題にはなっていません。しつけ済みの成犬はこれまでに色々とトレーニングされているため一から覚える事がなく、子犬と比べると排泄の回数が少ないため我が家でのトイレトレーニングに時間がかかることなどもありますが、子犬から飼うのと同様に成犬を迎え入れる場合にもしっかりと犬に向き合う覚悟は大切です。

縄文時代から人と暮らしている柴犬


柴犬の歴史は古く、縄文時代の遺跡から祖先犬の骨が出土されています。山岳地帯を駆け巡り、狩猟犬として人と一緒に暮らしてきました。他の日本犬よりも高いところで育ってきたために寒さにも強く粗食にも耐えることができます。小型犬で、他の犬よりも野性味が強く、犬の祖先であるオオカミに近いとも言われています。狩猟犬として熊などにも直接向かっていき、勇敢で不屈の精神力があります。

海外からやってきた洋犬よりも日本の気候や風土に適しているため、四季の変化にも無理なく対応でき、健康面でも丈夫で純血種特有の病気なども見られません。狩猟犬としての山を駆け巡ってきたため行動的で運動が好きなので、散歩は欠かせない事です。忠実で忠誠心がありますが警戒心も強いので番犬に向く犬で、一途で頑固な性格でもあるので、子犬の頃からしっかりとしつけをする事は必須です。

柴犬のしつけは、愛情をもってメリハリをつけて犬と接する事が大切です。良い事をした時などには大袈裟なくらいに褒めて、いけない事をした時には厳しく叱ります。柴犬は特にリーダーについていく習性があり、甘やかすだけではリーダーにはなれません。家族となる愛犬に人間社会の秩序や家族の決まりなどを厳しく教えるのは生活するうえで重要な事です。

忠実さなどは信頼関係が築かれて初めて発揮されるため、トレーニングや遊びの時間などはコミュニケーションなので、信頼関係を築くためにも上手に活用することがポイントです。

しつけ済みを迎えるための心構え

しつけ済みの柴犬を迎える場合、子犬の時から飼育しないために可愛いと思えるか不安に思う飼い主もいますが、可愛いと思うポイントは人によって様々です。子犬は丸々として成犬よりもさらにぬいぐるみのようですが、子犬であればどの犬種であっても可愛いのは当然です。安心してお腹を出して寝ている姿や、健気に飼い主を待っている姿が好きという飼い主もいます。成犬であっても愛おしいと感じる部分は必ずあるものです。

ペットショップなどから柴犬の子犬を家族として迎える場合、生後2~3ヶ月程度で、成犬といっても生後1年で成犬となり、犬の1歳は人でいうと18~20歳程度で、犬は約1年でトレイのやり方や場所、散歩など様々なトレーニングをされて、それを覚えます。子犬で家に迎えることは世話やトレーニングなどがどれだけ大変なことであるかは想像できます。

餌も1日に3~5回に分けて与えたり、免疫力や抵抗力が弱いためワクチン接種を行ったり、頻繁に体調を崩す事もあってトレイのトレーニングなどが中々思うように進まない事もあり得ます。柴犬の赤ちゃんの時期を一緒に過ごすのも良いですが、体調面やしつけの面でも気の抜けない時期なので、家を空けることが難しくなるなど成長するのと合わせて、その時期としっかりと向き合う事が必要で、犬のための時間も確保する事が必要になります。

しつけ済みの柴犬であれば、子犬の時期にやるべき事は終わっているので、あとは飼い主が柴犬のリーダーになるよう上下関係や信頼関係を築くことが始めると良いです。

まとめ

柴犬を飼う場合、ペットショップやブリーダーから子犬を購入する方法がありますが、家族の一員として迎えいれたら飼い主がしつけをする必要があります。トイレのトレーニングをしたり、時期がきたらワクチンの接種などにも連れていったり、運動が好きな犬なので散歩のトレーニングも必要になります。

色々と覚える時期を一緒に過ごすのも楽しいものですが、赤ちゃんが生まれるなど子供がまだ小さく手がかかったり、高齢者が犬を飼いたいと思う場合には、しつけ済みの柴犬を迎えいれる事も検討すると良いです。しつけ済みであっても信頼関係を築くことができれば楽しく生活することが可能なので、ゆっくりと焦らず主従関係を築くようにすると良いです。

-飼い方・しつけ

Copyright© 柴犬 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.