飼い方・しつけ

柴犬のメスの性格はオスよりは大人しいです

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日本犬で人気のある柴犬を飼うなら、飼育のために必要なことを知識として知っておくポイントがあります。柴犬は主人に忠実で可愛い印象ですが、忠実であることは間違いないのですが気が強く頑固な犬種です。個体差はあるもののオスとメスでも性格が異なる部分があり、どちらが自分の家族にふさわしいかを見極める必要もあります。また犬種によっては毛が抜ける犬と抜けない犬がおり、柴犬は被毛が抜ける犬種です。

そのため毛の手入れをする必要があったり、運動も好きなので散歩が日課になるなど、ただ可愛いから飼うという訳にはいかない場合もあります。飼う前に柴犬についてしっかりと知識を持つことが大切です。

日本犬の中でも人気があるのは柴犬です

洋犬も可愛いですが、日本犬は素朴な印象が可愛らしく忠実なイメージもあるので、一度は飼ってみたい犬種です。日本犬の中でも人気があるのは柴犬です。
柴犬は日本原産で、縄文時代には柴犬の先祖が人間と共に暮らしていたと言われています。戦争や外来種の輸入など、長い歴史の中では一時は絶滅の危機に瀕したこともありましたが、1936年に天然記念物に指定されました。

天然記念物に指定されてからは、数も増え日本だけではなく、世界中で愛される人気の犬種となっています。小型な犬ですが、骨格はしっかりとしており、丸く巻いた尻尾や立った耳などが特徴的で、体毛は短めで、外側に硬い直毛が生えており、内側に柔らかな毛が生えているダブルコートです。性格は、長く人と暮らしてきた歴史もあることから、主人に忠実で素朴で純朴な性格です。昔から番犬や狩猟犬としても活躍しており、勇敢さや利口さ、忍耐強さもあります。

柴犬の性格は忠実というだけではなく、実は頑固で神経質な部分もあります。主人にはなつきますが主人以外にはなつきにくく、特に初対面の人には尻尾を振って近寄るということはありません。柴犬は性別問わずに主人やリーダーには忠実なので、一度主人と認めたら生涯忠誠心を貫いてくれます。しっかりと躾をして主従関係を結ぶことができれば、良いパートナーになる犬種です。

躾で大切なことは、生後1~3ヵ月ごとの時期で、この時期には社会に対応するための多くのことを学んで吸収します。家の中で飼う場合には、生活音に慣らしたり、運動が好きなので散歩に出かけて様々な人や犬、音などに触れさせて社会経験をつませることがポイントになります。警戒心が強いので、生活圏に慣らしストレスを緩和させることも大切です。

柴犬のメスとオスに性格の違いはあります

柴犬を飼う時、オスとメスのどちらを選ぶか迷ってしまうことがあります。どちらを選んでも同じ柴犬なので違いはないと考えたいものですが、実はオスとメスとでは性格が異なります。柴犬の外見から小柄で素朴な印象なのですが、頑固で気の強い部分があり性別によってそれらが強く表れる場合も考えられます。柴犬は、忍耐強く飼い主に忠実で誠実な犬ですが、実は気が強く頑固なので気性が荒くキツイと言われます。

飼い主に忠実なのでしつけなどにも我慢強く取り組むことができ、一度信頼関係を気づくことができれば、良きパートナーとなります。信頼している家族には愛情深いのですが、警戒心が強いため、知らない人にすぐに気を許さない場合もあります。柴犬の個体差や育て方もありますが、基本的には番犬器質で、海外から来た洋犬のようなフレンドリーな部分はあまりありません。オスはメスに比べると活発です。縄張り意識が強く狩猟本能があり、好奇心が強いです。

気性が荒い性格はオスに多く攻撃的な行動をする場合もあり、番犬にするならオスがオススメです。無駄吠えや噛み癖などが出ないよう子犬の時から躾を行うようにします。メスは、オスに比べると大人しい場合が多く、縄張り意識もオスより弱いため、無駄吠えや噛むなどの攻撃的な行動も少ないですのですが、フレンドリーというわけではありません。頑固で気が強いというところはあるので躾はしっかりと行います。

オスとメス、どちらを飼うと良いのか


柴犬は一般的には、忠実で誠実と言われていますが、頑固で気が強いところもあります。またオスとメスとでは性格が少々異なるため、どちらを飼えばよいか迷ってしまいます。オスとメスは異なりますが、犬は性別だけではなく個体差や飼い主との相性もあり、どちらが飼いやすいかは決めることは難しいです。オスよりもメスのほうが気が強い部分は表れにくく問題となる行動も少ないため、比較的飼いやすいとは言われます。

室内で飼うことを考えているのであれば、メスはオススメです。柴犬のメスは、オスに比べると攻撃性が少なく、大人しいことが多く、噛み癖や吠え癖などの問題行動が少なく、静かに遊ぶことができます。多頭飼いやドッグランに連れていくならメスが向いています。オスは、メスよりも気が強くて喧嘩っ早いところもあるのですが、やんちゃな性格や活発で愛嬌があります。噛み癖など問題行動もありますが、犬と一緒に遊びたい場合や、大人しい犬では物足りない、という場合にはオスを選ぶと良いです。

また外飼いで番犬のように飼う場合にはオスが向いていると考えられます。柴犬だけではなく、犬を飼う場合には早い段階で避妊手術や去勢手術を受けることが多いですが、避妊や去勢をすると性格が変わると言われることがあります。特にオスに性格の変化がみられるため、柴犬の雄であっても去勢手術をすることで、攻撃性が減って大人しくて温厚な性格になる可能性はあります。

柴犬を飼うならブラッシングは大切です

柴犬を飼育する際、大切なことがいくつかありますが、ブラッシングも怠らないようにします。柴犬は抜け毛の量が多く、メスの柴犬を室内で飼うことを検討する場合には特に必須な事です。柴犬など犬には換毛期があります。換毛期は古い被毛が抜け落ち新しい毛が生えてくる時期です。全ての犬種にこの換毛期があるという訳ではなく、特定の被毛を持った犬種に多く起こることです。1年に2回あり時期は春と秋で、約1ヵ月間程度抜け毛の時期が続きます。

特に抜け毛の量が多いのは、春から夏にかけての換毛期と言われています。柴犬には換毛期があるのは、ダブルコートの被毛を持った犬種だからです。ダブルコートは紫外線や刺激から皮膚を守るための毛のオーバーコートと、体温調節のためのアンダーコートの二層になっている状態です。抜け落ちるのはアンダーコートで、皮膚を守るためのオーバーコートはそのまま残ります。ブラッシングに必要な道具は、スリッカーブラシと目の細かいコームと粗いコーム、用意すると良いと思われるものにダブルコート専用のブラシとシリコン製のブラシがあります。

ラバーブラシはマッサージ効果が高いブラシで、肌あたりが優しいためブラッシングが苦手な柴犬にはこれから慣らすと良いです。やり方は、スリッカーブラシで抜け毛を除去し、ある程度の抜け毛を除去できたら、コームに持ち替え、目の細かい方でお腹や尻尾など皮膚が敏感な部分をとかします。次に目の粗い方で全体を優しくとかして整えます。

まとめ

柴犬は一般的には忠誠心があり、誠実で飼いやすい印象がありますが、頑固で気が強いという性格も持っています。オスやメスなど性別による性格の違いもありますが、犬には個体差があり一概にどちらが良いという事でもありません。それぞれの性格などを事前に把握し、それをふまえてどちらを飼うかを考えることも必要です。基本的には飼い主に忠実であることには変わりないため、大切なことは、子犬のうちからしっかりと躾をすることです。

また、犬を飼う時には被毛が抜けることもあるため、犬の毛が抜けて自分のストレスにならないようにすることも必要です。柴犬は被毛が抜ける犬種なので、それも事前に知っておく必要があります。

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