飼い方・しつけ

柴犬のオスの赤ちゃんを飼い始めるなら

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オスの柴犬の赤ちゃんを飼い始めたいと考えている方も多いのではないでしょうか。柴犬は非常に人気が長く続いている犬種で、可愛らしさや性格の真っ直ぐさを好まれたり程よいサイズ感や賢くしつけやすい点からも、多くの人から愛されているのだと思います。メス犬は気性が穏やかで落ち着いた性格をしている一方で、オス犬は活発でやんちゃですがそういった犬らしい雰囲気を好んでオス犬を飼いたいと思う人もいるでしょう。

何にせよ、長く一緒に家族として過ごしていくことを検討するならまずは情報が必要です。性格やお世話をするポイントなどをお伝えしていきます。

オスの柴犬特有の性格を知っておこう

飼い始めるとなると15年から20年ほど一緒に家族として過ごすことになりますし、一度飼い始めたら責任を持って最後まで添い遂げる必要があります。だからこそ飼い始める前に基本的な情報は押さえておかなければなりません。特に性格が合うかは人間同士と同じで相性がありますので、やはり大事なポイントとなります。柴犬は日本犬特有の縄張り意識の強さを持っています。

家族など近しい相手には心を開き非常に忠誠心が高い傾向にありますが、一方で親しくない相手にはすぐに懐くことはなく警戒心を強く持ちます。そこが飼い主にとっては最も可愛らしく感じる部分でもあり、少しも家を空けたり人に預けたりする事が出来ない難しい部分でもあります。こういった性格は特に生活をしていく中で影響が大きいため、合う人もいればそうでない人もいるでしょうから、事前に知っておくべきでしょう。

古来より忠実な性格を活かして番犬としての素質を発揮してきた歴史があるため、しつけの訓練をすれば人間の言う事を聞いてくれたり、家や家族を守る意識を持ったりするようになります。オス犬の場合はやんちゃな性格なので、一緒に遊ぶ体力が必要とされます。柴犬は中型犬の大きさですが、豆柴と呼ばれる小さな体格の犬もいれば割と大きくなるタイプの犬もいて、大きければ大きいほど散歩などの時にも飼い主側に体力が必要になります。

愛情を注ぐだけでなく、体力も必要になる事や犬より長生きしなければならない事も覚悟しておきましょう。

毎日のお世話としてやってあげること

赤ちゃんの間は基本的には家の中でゆっくり眠る時間と身体を動かして遊ぶ時間を作ることが大切です。食事にもしっかりと気を使い、消化しやすいようにドッグフードをふやかして食べられるようにするなどの工夫が必要になります。最初はどのくらいの量あげれば良いか、またどんな食事が合うのかなど手探りになると思いますが、ペットショップや動物病院などの専門家に相談しながら様子を見て調整していきましょう。

またお散歩により適度な運動とトイレを外で行う習慣を付ける事も大事です。お散歩は柴犬の体力などを観察しながらどの程度の時間どんなコースで行くのが良いか考えるといいですが、一般的には15分から30分程度が適しています。お散歩の中でトイレを習慣づけると、家の中ではトイレをせず外に行った時に用を足すというルール作りができ、家の中を汚してしまう心配もないので良いです。

お散歩コースは基本的には毎日定番のルートを作ると、犬も感覚を掴みやすくいっしょに歩きやすくなるでしょう。街中も良いですが、可能ならば川沿いの遊歩道や公園など広いところを嗅ぎまわりながら歩けると、外で様々な刺激を得ることが出来て興味を持って楽しく歩けるので飽きたりせず良いストレス発散になるはずです。お散歩やご飯をあげる行為は犬にとっては毎日の楽しいイベントなので、その当番は家族の中でも人気になるでしょう。

楽しい時間を共有する事で仲も深まります。

嫌がる事も必要なケアなら習慣づける


柴犬はトリミングは必要無いのですが、特に春や夏など寒い季節から暖かい季節に向かう時には毛の抜け方が激しくなるので、毎日ブラッシングをすることも習慣にします。ブラッシングは割と嫌がる犬が多いのですが、毎日の習慣として慣らしていけばそんなに大きなストレスなく我慢できるようになっていきます。こういった嫌がる事を毎日出来るようにするためには、赤ちゃんの頃から少しずつ慣れていくとスムーズに出来るようになります。

ブラッシングをすると毛玉をしっかり取ることが出来るので、毛が絡まりづらく清潔な状態を保ちやすくなります。清潔にするという意味ではお風呂や濡れタオルで拭いてあげたりすることも有効ですが、嫌がる場合には頻度を少なめにしながら嫌がらない方法を見つけてあげましょう。また嫌がりやすいものの必要な習慣として爪切りがあります。

毎日の必要は無いのですが月に一度などの頻度で爪の状態をチェックして、長く伸びている場合には犬用の爪切りでカットします。特に赤ちゃんの家で過ごしている間は外のコンクリートなどで爪が削られないので伸びやすく、カットが必要になるのですが大人しくしていてくれないと怪我をさせてしまう可能性も高まります。

あまり押さえつけ過ぎたり無理矢理カットしようとすると怖い事という印象を付けてしまい、より暴れて嫌がるようになります。怖いことではないと分かるように、飼い主も穏やかな気持ちで接してリラックスさせながら臨むことが上手くいくコツです。

赤ちゃんの時から信頼関係を築いていこう

柴犬の赤ちゃんと信頼関係を築いていくのは、人間関係の構築と似ています。やはり愛情表現をしっかりと示していくことが第一歩となりますが、柴犬は人間に比べて素直な性格なのでなるべく素直な方法を心がけるといいです。例えば一緒に過ごす時間を長くする事もひとつで、日中に家を空ける場合にも夕方早めに帰るとか交代で誰かが常にお世話を出来るようにするなど、寂しい思いをさせない努力がそれにあたります。

毎日のお世話も柴犬にとって愛情を感じる行為になるでしょう。お散歩やご飯だけではなく、毎日顔をしっかりと見てヨシヨシと喉や耳の裏やお腹を優しくさすったり、話しかけてコミュニケーションを取ることでだんだんと柴犬は心を開いていい相手だと甘えてくれるようになります。特に柴犬は忠誠心が強い反面、嫉妬深い一面もあります。ほかの誰かに注目が移ることや、自分に関係のない内容で盛り上がっていると拗ねてしまいがちです。

家族以外の人間関係を知らないこともあり、家族内部の人間関係には非常に敏感で繊細なので、こちらが思う以上に傷ついたり不安になったりしていることが多いです。そういった思いをさせるとストレスが大きく、酷い時にはお腹を下したり元気が出なくなるなど体調を崩すようなことにも繋がりかねません。柴犬は人間と同じ言葉を話せませんので、顔をよく見て気持ちや心情を察したり体調を気遣ったりする優しさを持って接することです。

まとめ

柴犬のオス犬を飼い始めたくなったでしょうか。もちろん知識だけでは分からないことが多く、実際に飼ってみて分かることや発見する事もあるでしょう。頭でっかちになってはいけませんが、事前に色々と知っておけば心積もり出来る事もあるので、よく調べて必要な準備を進めておくことをお勧めします。どんな柴犬とでも、しっかりと信頼関係を築いていく事が出来れば必ず素敵な楽しい毎日を過ごす事ができるはずです。

飼ってみれば本当に可愛く愛おしい存在になっていきます。かけがえのない犬との日々を満喫して充実した家族生活を過ごしてみてください。

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