飼い方・しつけ

柴犬の子犬は口周りの毛がある頃からしつけを

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柴犬を飼う場合は、しつけをするという観点から、生後3ヶ月から半年の子犬を選ぶようにします。子犬選びはまず健康であること、そして毛の弾力や口の中の様子を基準とするようにし、肉球などもチェックしましょう。これはと思う子犬が決まったら家に連れて帰り、その日からしつけを始めます。しつけはまず、名前や基本的なコマンドに慣れさせるといいでしょう。ただしトイレのしつけは時間がかかることがありますので、気長に教えるようにしましょう。

柴犬は集中できる時間が他の犬より短いので、短時間で繰り返し覚えさせるのがしつける場合のこつといえます。

柴犬の子犬を選ぶ時の注意点に関して

ペットとして犬を飼うなら、柴犬がいいと言う人も多いです。昔から日本人に猟犬として飼われており、そのため人の言うことをよく聞く点が、人気の高い理由の一つといえます。その他にも毛色が4通りあって、それぞれに印象が違うことや、如何にも日本犬らしい姿や体つきに魅力を感じる人もいます。柴犬を飼う時は、口周りに黒い毛がある子犬のうちに飼いましょう。これは生後3ヶ月から半年位までが、一番人間の言うことを聞くためしつけやすいからです。

子犬を選ぶ時には、やはり血統のいい子犬にするといいでしょう。さらに健康であること、肉球につやがあって地肌が白いことなども条件となります。地肌がピンク色の場合は、アレルギー持ちの可能性があるので注意しましょう。それから毛に触った時にぺたんと寝てしまわず、適度に弾力があること、全体的に均整が取れていることなども選ぶ時の基準にするようにしておきます。また片手で持って体重があることも、健康な子犬の条件であるといえます。

そして口の中も忘れずにチェックしておきましょう。特に歯茎の色がピンク色か否かで、その子犬の健康の度合いがわかるからです。それから毛色ですが、色が違うから性格が違うとは必ずしもいえません。特に黒の柴犬は最近人気がありますし、普通の茶色の犬とはまた違った魅力があります。ただ黒い柴犬は数が少なく、全体の一割程度になりますので、茶色の柴犬よりは手に入りにくいことがあります。

最初はどのようなことをしつけるべきでしょうか

それから子犬の口周りの黒っぽい毛ですが、これは大人になるにつれて抜けて行きますので特に心配することはありません。また毛色によっては、成長するにつれて変化することもあります。この点については、子犬を選ぶ時に相談してみるのもいいでしょう。子犬を連れて帰って来たら、さっそくその日からしつけが始まります。最初は名前を覚えさせること、そして基本的な「待て」などのコマンドを覚えさせることから始まります。室内で飼育する場合は、ケージなどを用意しておきましょう。

もちろんトイレのしつけも忘れないようにします。柴犬はトイレと寝床が近いのを嫌うので、できるだけ離しておきます。子犬が辺りを嗅ぎまわるとか、そわそわし出すとトイレの合図ですので、トイレの場所に誘導します。しかし最初はなかなかうまくできないので、できるまで徹底的にしつけます。この時は失敗しても叱らないようにしましょう。叱るとトイレでの行為そのものが悪いと思い込み、別の場所で排泄をしてしまうからです。

それから名前を覚えたら、必ず飼い主の所に来させるようにします。主従関係を覚えさせるうえでこれは大事です。飼い主が犬の所へ行くのは、犬を叱る時だけです。そして名前を覚えたり、コマンドを覚えたりした時は必ずほめてあげます。おやつなどのご褒美をあげるのもいいでしょう。特にコマンドを教える時は、おやつを使って待て、またはおすわりを仕込むようにします。

柴犬の習性である甘噛みやスキンシップ嫌いの是正


柴犬の子犬は、よく甘噛みをします。可愛いからと放っておくと、成犬になって人を噛むようになりますので、低い声で「だめ」と叱ります。高い声は、相手が喜んだと思って逆効果になってしまいます。そして噛んでもいいおもちゃを与えておくようにしましょう。そして吠える時ですが、特に自分に構ってほしい要求吠えの時は無視するようにします。ストレスなどの理由がある時は、そのストレスを解消してあげるようにしましょう。その他にも柴犬は撫でられたりするのを意外と嫌います。

しかし撫でたり体に触ったりしないと、ブラッシングなどのケアができないこともあります。こういう時は少しずつ触ることで、徐々に慣れさせて行きましょう。柴犬は言うことをよく聞き、忠誠心もあるのですが、その反面集中力に欠けるところがあります。ですから少しずつ、時間をかけて覚えさせるようにしましょう。また飼い主のことはボスとして認めますが、その家族よりも自分が上だと思ってしまうことがあります。特に8ヶ月頃から始まる反抗期ではその傾向が見られます。

こういう時は、家族の中での序列をきちんと教えるようにします。また場合に応じて叱ることはしても、体罰は決して与えないようにします。体罰を与えると、犬は敵意を持つようになるからです。なかなか覚えない時は何度でも教える、覚えたらご褒美をあげる。そして、やってはいけないことをしたら短い言葉で叱るというのがしつけの基本です。

柴犬がなりやすい病気と健康管理について

また柴犬は毎日散歩をさせる必要があります。この時は赤信号で渡ったり、入ってはいけない所に入ろうとしたりした場合は、リードを引っ張って注意します。それから初めて外に出すと興奮しがちなので、事前に近所を一周したり、ドッグランに連れて行ったりするといいでしょう。また道に落ちている食べ物や水たまりの水は、雑菌が多いので絶対食べさせたり飲ませたりしてはいけません。しかし柴犬はあまり病気をせず、比較的健康な犬です。

ただし皮膚病にかかることもあるので常に清潔を保ち、ブラッシングなどはこまめにしてあげましょう。また口が臭い時には、口の中のトラブルを疑ってみるようにします。その他に歯茎が赤い時なども注意しましょう。犬の場合は人間と違い、虫歯になることはあまりないのですが、歯周病にかかることはよくあります。そのため餌を食べる時間が遅くなったとか、食事の時に片一方の歯だけで噛んでいる、口を開こうとしないなどという時は、動物病院へ連れて行くようにしましょう。

それ以外にも耳が立っているので外耳炎になりやすいことがあります。耳の後ろをかゆがる時も医者に診せ、普段からこまめに耳掃除をしてあげるといいでしょう。その他にも言うことを聞かない、コマンドを覚えようとしない時も、体の調子がよくないということが考えられます。ちょっと様子がおかしい時は、トレーナーに相談するとか、獣医に訊いてみることをお勧めします。

まとめ

柴犬はペット用の犬の中でも人気があります。飼い主の言うことをよく聞くことや、毛色が様々なのもその理由として挙げることができます。柴犬を飼うにはまず子犬から飼って、名前やコマンドを覚えさせます。覚えたら褒めるようにしますが、甘噛みなどはきちんと叱るようにつけます。また主従関係を重んじる犬ですので、誰が主人であるかも教えておくようにします。散歩中でもリードを引っ張るなどして、してはいけないことを教えることです。

柴犬はあまり病気はしませんが、皮膚病や歯周病を患うこともあるので、様子がおかしい時はトレーナーや獣医に相談しましょう。

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