お役立ち情報

柴犬の子犬の口周りの黒い毛は抜けます

更新日:

世界でも人気のある柴犬を我が家に迎えるというのはワクワクするもので、一緒に生活をするとなると楽しい事は想像できます。ペットショップなどで選ぶ際に、どの子犬にするか迷ってしまって見た目の可愛さで選ぶという飼い主も少なくありません。見た目で選ぶのも悪くはありませんが、きつねのような薄い茶色の赤毛が良いと思っても、柴犬は成犬になるにつれて毛の色が変わってしまうという事も考えられます。

子犬の時には口の周りに黒い毛が生えていますが、それだけで黒の柴犬と判断するのは少し判断が異なります。柴犬の子犬の選び方や口の周りに生えている黒い毛は成犬になるとどうなるか、などを紹介します。

子犬を選ぶ際のポイントがあります

可愛い柴犬の子犬を家族として迎えるためには、まずはペットショップなどで選ぶ必要があります。見た目が好みであったり、可愛いというだけで選ぶのも良いですが、一生共にするパートナーになるため、しっかりと納得して選びたいものです。柴犬の子犬を選ぶ際のポイントに、血統の良い子犬を選ぶことも良い事です。血統は日本犬保存会などが発行する血統書から判断することが可能です。健康で性格が良い子犬を選ぶのも大切なことです。

選ぶ際にまだ歩けないような状態では難しいですが、何頭か子犬がいて、手を出すと喜ぶような子犬は気性が良いと判断できます。怯えて後ずさりしたり、目をそらす場合には怖がりです。もし怖がりな柴犬の子犬を迎えた場合には早い時期から人が触ったり、スキンシップをとって慣れさせるようにします。柴犬の子犬は、顎周りに黒い毛が生えていることがありますが、これは半年も経つと顎の周りの黒い毛は綺麗に抜けます。

顎の周りの黒い毛は時間がかかったとしても抜けるため、毛色は選ぶ際に良く見て、黒い毛の下に赤毛がある場合には、のちに赤毛になり、何もない場合には白く抜けていきます。毛の生え方では、見た目も大切ですが、子犬の毛を逆立てて毛がすぐに跳ね返ってくるようなタイプが、毛の密度が高いとされています。毛が寝ている場合には、毛の密度が少なく、毛を起こすだけの力も弱いという場合もあります。

立ち姿は、全体的に均整がとれて、肩や前腕、胸などがしっかりとしており、踵は硬く握り込まれていて、子犬であっても力強く立っているのが理想的です。背骨が真っ直ぐで、充実して緊密な骨格であると立ち姿も美しいです。

毛の色は成犬になると変化します

柴犬の子犬を選ぶ際に、毛で選ぶ場合もあります。日本だけではなく世界でも人気の柴犬ですが、きつねのような薄い茶色をイメージする人は多いものですが、柴犬は成長と共に毛の色が変化していくことも選ぶポイントとして知っておくと良いです。毛が変化することを知らずに、子犬の時に気に入った色であっても成長と共に変わって驚く事も考えられます。毛色が変化するのは理由があり、その理由は遺伝です。

遺伝は犬にもあり、遺伝子の染色体によって生まれた個体の特徴が変わるもので、柴犬には赤毛、黒毛と白毛や胡麻の毛色があり、それぞれがどれかの遺伝子を持っています。遺伝子は柴犬の約8割を占める赤毛が一番強く出て、続いて黒毛、白毛、胡麻の順になっています。ただ一度生まれた子犬であっても色が異なる場合もあるので、家に迎えてから違うと思わないためには、選ぶ際に色だけではなく親の親まで毛を確認します。

柴犬の子犬は赤であっても、黒っぽい毛である事があり、成長するに伴って黒い毛が抜けて赤に変わっていきます。生後3ヶ月くらいでは、被毛は抜け始めて、少しずつ成犬の被毛に変わります。柴犬はダブルコートなので、硬い表毛が生えて下毛も密度を増します。口の周りの黒い毛は1歳くらいには抜けますが、特に黒い毛が濃い場合には、シニア犬になるまで残る可能性はあります。1歳頃には体格などは成犬に近づき、骨格の良さなどが分かる時期です。

顔の周りに薄く黒い毛が残っている場合には、若さを感じさせることもあり、2歳頃には被毛の色は落ち着きます。

古来から存在して人と暮らしています


今では世界でも人気のある柴犬は、日本に古来から存在している犬種です。縄文時代の遺跡から祖先となる犬の骨が出土されており、柴犬の祖先は原始時代に南方から渡って来たと言われています。本州や四国の山岳地帯を中心に野鳥などをとる狩猟犬として人と共に生活をしていました。山の高い所で育ったために寒さにも強く、粗食にも耐えることが可能です。他の犬種に比べて野性味が強く、犬の祖先であるオオカミに近い存在でもあります。

猟犬として熊などにも向かっていく事ができるほど勇敢で、不屈な精神力の犬です。古来から人と生活を共にしてきたため、四季折々の日本の風土と調和しており、四季の変化に無理なく対応できます。そのため、健康面でも丈夫と言われています。性格は忠実で飼い主に忠誠心があることは知られており、番犬にも向いていますが、一途で頑固なところもあるため、子犬の時からしっかりとしつけをする必要があります。

子犬の時から他の犬や飼い主以外の人に慣れさせることで人懐っこい、社交性のある柴犬に育てることが可能です。柴犬を選ぶ際のポイントにもなりますが、柴犬には顔のタイプを大きく2種類に分けることができます。現代っ子のような額から鼻筋にかかる部分が深く、頬が張って丸い印象のたぬき顔と、縄文柴と言われる面長で額から鼻筋にかかる部分が浅い昔風のきつね顔です。どちらを選ぶからは好みになりますが、どちらも可愛い柴犬にかわりはありません。

希望の毛の色の柴犬を選ぶポイントについて

柴犬の子犬を選ぶ場合、それぞれの好みがありますが、希望の毛の色を選びたいと思うのは飼い主なら当然のことです。希望の毛を選ぶ時期は、ダブルコートの犬種という事もあり春と秋の換毛期に選んだり、影響がはっきりとする成犬になってから選ぶと変化は少なくなります。成犬になってから選ぶのも悪くはありませんが、柴犬はしつけが大切な犬種でもあるため、できればトレイであったり散歩のトレーニングなど子犬の頃から始めたいものです。

子犬の時に希望の毛の色を選ぶ場合には、両方の親の色を聞いておくのも良い方法です。白い柴犬は、生まれた時から全体が白っぽく、クリーム色という漢字です。白は珍しいのですが、白がレアな色なので白と白を掛け合わせて白い子犬を生ませる場合がありますが、通常は白は黒と掛け合わせます。白を選ぶ場合には、しっかりと親の色を確認する必要があります。口が黒い子犬もいますが、口が黒い場合には色素が濃いタイプで、成犬になると赤の色が強くあらわれる事が想像できます。

口が黒い子犬は殆どが赤紫色の口になります。口の周りの黒い毛は抜けてしまうので、毛の色を選ぶ際にあまり気にすることはありません。成長すると毛の色が変化するのは柴犬の特徴でもあるため、成長しているという証拠とも考えることが出来ます。換毛期に毛が抜けて色も変化していくため、定期的にブラッシングをして美しく艶のある毛を保つように心がけると良いです。

まとめ

柴犬を家族の一員として迎えるために、ペットショップなどで選ぶことがあります。見た目で選ぶのも良いですが、健康で元気な子犬を迎えるためには選ぶポイントを知っておくのも良い事です。特に毛色は気になるものです。口周りの黒い毛が可愛いと思っていたら、成長するにつれて徐々に抜けて、成犬になると口周りの黒い毛が無くなって印象が変わるという事もあります。

また、希望の毛の色を選ぶポイントは両方の親の色を確認したり、親の親までしっかりと確認すると子犬であっても希望の色の柴犬を選ぶことが出来ます。どの色の柴犬も可愛いもので、換毛期もあり抜け毛が多いため、定期的にブラシングして艶やかに被毛を保ち、毛の色が変わるのも楽しみながら一緒に生活をするというのも柴犬を飼う際のメリットとも言えます。

-お役立ち情報

Copyright© 柴犬 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.