今や世界中で大人気の犬種である柴犬。日本でもペットとして不動の人気を誇る犬種ですが、海外でも柴犬を飼育するペットオーナーが増えています。柴犬愛好家が集まって集団散歩をするなど、柴犬の魅力に魅せられた中毒者が多数出ているようです。柴犬のかわいい魅力に世界が気付いてしまったんですね。愛くるしい表情にまんまるな目とふさふさの短毛。かわいいお顔をしているのに賢く、忠犬であり番犬もこなす事の出来る勇敢な性格など柴犬の魅力は一言では言い表せません。
後ろから見ると大福みたいな丸いお尻など、そんなかわいい柴犬の魅力をご紹介します。
かわいいだけじゃなく番犬もできます
柴犬の祖先は大昔、縄文時代までさかのぼりますが存在しています。その頃は狩猟や番犬など、人間の良きパートナーとして存在していたようです。野や山を駆けまわり、動物を追いこんでいく野生の姿こそが柴犬のルーツなのです。それから年代を挟んでいき、海外の犬種との交配などが加わり、現在の柴犬が出来ました。お馴染みの人懐っこく、のほほんとしたかわいい姿の柴犬になったのです。
ですが、祖先の血である野生の血がうっすらと残っているので、彼らは番犬としての役割も担う事が出来ます。かわいい姿からは想像も出来ない程に勇敢で賢い犬種であり、大昔、人間とパートナーシップを組んで狩猟をしていた頃から、主人に対して絶対的な服従をするような賢さがあったのです。それは、何百年も時代を経た今でも脈々と受け継がれています。
今や柴犬は愛玩動物であり、狩りをするイメージなど全くありませんが、柴犬の祖先は狩りのお供として人間に頼られていたんですね。平成以前の時代は外で飼育され、番犬としての役割を担っていた柴犬ですが、最近では室内飼いも増え、勇敢なところを見る機会は少なくなってしまったかもしれません。ですが、散歩など他の犬や人間に会った時などの堂々としていて怯えないところなど、凛々しくじっとしている姿は貫禄があります。
決して大型ではないのにも関わらず、大型犬に匹敵するような肝っ玉の大きさなどには驚かされます。愛らしいだけでなく凛々しいその姿は私達を魅了してやみません。
柴犬を飼育する為のポイントとは
柴犬は比較的飼いやすい犬種ではありますが、飼育する上で注意しなければならないポイントや気を付けてあげたい事などがあります。基本的な事ではありますが、まずは散歩です。柴犬は活発な犬種ですので運動量も多く、好奇心が旺盛です。毎日ちゃんと散歩に連れて行ってあげましょう。玩具などを持って行って公園で遊んであげるのもいいでしょう。喜んで遊ぶ柴犬の姿は天使のようにかわいい事でしょう。
そのかわいらしさから子供から大人まで大人気な事間違いなしですが、それだけに注意する事も出てきます。老若男女が大勢が集まってくる事を予測すると人間に慣れるよう訓練する必要もあります。柴犬は上記でも書いた通り、賢い犬種ですのですぐに家族以外の人間にも慣れるとは思いますが、余り知らない人達からフレンドリーにされるとストレスが溜まってしまう事もあるので、気にしてあげるようにしましょう。
かわいいと囃し立てられるのは気分がいいですが、大切なパートナーがストレスになってしまうのはいけませんから。毛のお手入れや餌など気を遣ってあげる事は多数ありますが、それでも一番大事なのは生涯大切に飼ってあげる事です。愛をもって接してあげ、家族の一員として大事に飼う事、そして、彼らを一生面倒を見るという覚悟でペットは購入しましょう。柴犬ばかりでなく動物を飼う上では大切なポイントで、一番大切な事です。
ですが、一度柴犬のかわいさに目覚めてしまったら離れられそうもないですけどね。
柴犬の個性豊かな性格とカラーバリエーション
丸みを帯びたフォルムに真ん丸な目、笑っているような顔がかわいい見た目の柴犬ですが、上記の通り祖先が狩猟犬だった為、自分より大きな敵にでも向かって行くような勇敢さがあります。飼い主への忠誠が固く、義理深く愛情深い一面を持っていて律儀な性格なので主人を裏切る事はせず従順に従います。過去には野や山を駆けていたので、とても活発で運動量が多く遊び好きです。玩具なども大好きで玩具に夢中になって遊ぶ姿はかわいいの一言です。
賢いので飼い主に遊んで欲しいと訴えかけたり、玩具を目の前に置いておねだりしたりします。時には散歩から帰りたくないと駄々を捏ねて、地面に寝転んでしまったり、突っ張ったりとかわいく反抗してきたりもします。そんな風にされたら帰りたくとも帰れなくなってしまうのではないでしょうか？甘えてくる仕草や駄々を捏ねる仕草など、飼い主を飽きさせる事はありません。性格面も個性豊かな柴犬ですが、カラーバリエーションは四種類あります。
最も柴犬として見慣れているのは赤ではないでしょうか？赤と呼ばれていますがその色は薄い茶で、お腹まわりや口元が白色の子です。次に白色の柴犬ですが、全身が白色の毛で覆われています。黒と呼ばれる子は真っ黒という訳ではなく目や口周りが白と茶が少しずつあり、全体的に黒色が多めの子の事を言います。最後は胡麻と呼ばれるカラーの子です。比較的珍しいカラーで、パッと見は茶色なので赤のようですが黒も混じっているカラーです。
どれもかわいいので飼う際はどれにしようか迷ってしまいそうですね。
真ん丸なお尻と麻呂眉がかわいい
かわいいの代名詞である柴犬ですが、丸みを帯びた顔など挙げればきりがない程です。ですが、その中でも真ん丸なお尻は群を抜いて人気のようです。ふわふわの毛が生えた桃のような形のお尻に、ちょこんと乗った渦巻き尻尾。これが本当にかわいいと評判なのです。柴犬の尻尾にはバリエーションがあり、ストレートやくるんと巻いた尻尾など数種類ありますが、もっちりとしたお尻にそれが乗るとどれでも良くなる程全てがかわいく見えてしまいます。
座ったり寝転がった時のお尻は筆舌に尽くしがたく、思わず見とれてしまう程。意思に反してうっかり触ってしまう程の中毒性なのです。歩いている時のお尻フリフリもかなりのかわいさで、すぐにノックアウトされてしまいます。また、柴犬の麻呂眉も人気の一つです。黒の子が一番はっきりと麻呂眉が目立つ為人気ですが、赤色の子でも確認出来ます。黒目がちの真ん丸な目の上に、平安時代の貴族のような眉がくっきりとあるように見えるのです。
麻呂眉がある事で表情の豊かさや愛らしさが際立って、飼い主や周囲を和ませてくれます。ですが、お尻や麻呂眉以外にも魅了する力がいっぱいあります。良く伸びる口の皮を伸ばしてもちもちと縦に横にしてみたり、その時の顔が笑った顔に見えてキュートだったりと沢山の良さがあるのです。見た目だけでもこんなにかわいいのに、性格も人懐っこく忠誠心に溢れていて好奇心によるサービス精神が旺盛だなんて、大人気になってしかるべきですね。
まとめ
かわいいペットと評判の柴犬ですが、そのルーツは縄文時代に遡ると狩猟犬でした。今や愛玩動物として日本だけでなく海外でも人気で、その愛らしさを武器に世界中を虜にしています。しかも、かわいいだけではなく、賢く勇敢な性格なので番犬という役割も担えるという意外性があります。しっかり者ですし、義理堅く忠誠心が強い性格なので飼い主にはとても良く懐いてくれるのです。
心を許した人には多彩な表情を見せ、豊かな愛情を振り撒き、甘え上手なのでうっかり甘やかしてしまう事も。ただのペットではなく家族の一員として末永くその愛嬌のある愛くるしい姿を見ていたいですね。