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柴犬の知能レベルはどれくらいか?

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柴犬は、主人に忠誠心が強く誠実なので賢い印象があります。どのくらい知能があるのか気になるものです。カナダの大学の教授によって発表された知能ランキングでは上位ではない柴犬ですが、そのランキングだけでは知能が高くないとは言えないものです。賢い犬種で、飼い主には忠誠心があり忠実ですが、賢い犬種だからこそしっかりとしつけをする必要があります。知能ランキングによる柴犬の順位や、なぜ上位ではないのか、知能が低いのかなどここでは説明しています。

柴犬の歴史などからわかる性格や運動好きであることなどを知ることで、しっかりとしつけをする事が大切であることがわかります。

賢い犬で、しつけや接し方がポイントです

柴犬は信頼している主人に対して忠誠心があり忠実で、比較的物覚えが良い場合が多いため、しっかりとしつけをすることで賢い犬となります。物覚えが早く賢いため、「おすわり」や「待て」などの基本的な柴犬へのしつけはすぐに覚えさせることが可能です。しつけのやり方次第では様々な芸や指示などを覚えることができます。運動が好きで活発な柴犬は、ドッグスポーツでも活躍しています。柴犬が賢いと言われるのは、主人に対して忠実であるためです。

信頼している主人の言う事は良く聞くため、しっかり柴犬と信頼関係を結ぶことができれば、主人の言う事をよく聞く柴犬になります。人の言う事をよく聞いてるため、行動や言葉などを理解していると考えることができ、信頼関係が築けていない場合には、言う事を聞かなくなってわがままになる場合もあるので、飼い主の接し方やしつけがポイントとなります。賢い犬になるかは育て方によって大きく異なると言えます。

しつけが難しい犬種でもあるため、柴犬との関係は子犬の時期からのしつけが大切です。初めて犬を飼う人にはあまり向かない犬種と言われることもありますが、犬の性格などは犬種だけではなく個体差によっても異なるものです。飼い主と自分と順位関係を意識するため、飼い主の接し方しつけによっては、飼い主よりも自分の方がえらいと思うになると全く言う事を聞かなくなります。一旦そのような状態になってしまうとしつけが難しくなり、飼い主にも攻撃的になることがあります。

知能ランキングでは柴犬は上位ではない理由

しつけ次第で飼い主に忠実になる柴犬は賢い犬種ということは知られています。知能どの程度高いのか気になるものですが、犬種の知能ランキングなどでは柴犬は上位になることはありません。カナダの大学の心理学教授が発表した知能ランキングでは柴犬は141種中で94位です。このランキングの結果は、犬に新しい指示を教えた時、何回で理解することができるかという事の結果によるものです。

この結果の上位にはボーダーコリーやプードル、ゴールデンレトリバーなどが上位で、柴犬は真ん中よりも下の順位です。この実験の結果では94位と上位ではないので、賢い犬ではないと思われることもありますが、犬にはそれぞれに適正があり、上位に入っている犬は、牧羊犬や軍用犬、警察犬など使役犬として活躍する犬種です。これらの犬種は人の言うことを聞いて行動することが得意な犬なので、それだけで賢いと判断するのは難しいと言えます。

そのためこの実験でランキングが低いからと言って賢くないというわけでもありません。柴犬と同様にランキングが下位の犬種には、アフガンハウンドやブラッドハウンドなどがおり、それらの犬種はかつては猟犬として活躍していました。柴犬もかつては猟犬として働いていた犬種で、これらの犬種は飼い主の指示に従う、というよりも飼い主と離れた場所で自分で考えて行動ができるため、判断能力に優れています。飼い主の指示の従うという習性がなく、コマンドなど指示を教えても覚えるまで時間がかかったり、その指示に従わない場合もあり得ます。

縄文時代から人と関わりがある柴犬


柴犬の日本での歴史は古く、縄文時代にさかのぼります。縄文時代の遺跡から柴犬の祖先犬の骨が見つかっていると言われており、その時代から人と一緒に生活をしています。柴犬は活発で運動量が多い犬種と言われますが、当時から猟犬としての役割があったため、運動することが好きな犬種と言えます。知能ランキングでは上位ではないものの、飼い主の指示に従うというよりも、判断能力に優れており、狩猟時に自分で考えて動くことができるという性格で、独立心が強く番犬気質の犬種なので、知能ランキングだけでこの犬種が賢くないとは言えないです。

柴犬は可愛い丸い目と、ピンと立った耳や巻いた尻尾など可愛らしいだけではなく、立ち姿は凛々しいものです。毛色は薄い茶色の赤毛が広く知られていますが、他にも黒毛や白毛、胡麻色などもあります。他の犬よりも清潔好きと言われる犬種で、かかりやすい病気にはアトピー性皮膚炎や食餌アレルギー、白内障などがあります。柴犬は短毛ですが、飼育し始めてから抜け毛が多いことに気づく飼い主もいます。柴犬はダブルコートで、特に毛換気である春と秋の年2回に大量の抜け毛があります。日々の手入れでブラッシングをすることを忘れずに行う必要があります。

ブラッシングは皮膚の血行を良くして抜け毛を取り去る役割があり、皮膚病の予防には欠かせないことです。毛換期は2日に1回、それ以外の時期も1週間に1回程度を目安にブラッシングをするようにします。

犬の知能レベルとは人間と異なるのか?

柴犬など犬は人間に例えると2~3歳程度の知能レベルを持つと言われています。犬種や固体によって知能に差はあるものの、知能が高い犬種はしっかりとしつけをする必要があります。犬と人の脳は基本的な構造は同じとされていますが、違う点は、形や重さです。大脳皮質は理性を司っている部分で、高い知能と理性を持つ人間は状況を考えて理性を抑えることが可能です。犬は人と比べて大脳皮質がそれほど発達していないため、高い知能を持っている犬種であっても善悪の判断をすることは苦手いえます。

そのため、飼い主はしっかりとしつけをして犬が善悪の判断ができるように理解させる必要があります。柴犬は知能ランキングでは真ん中から下の順位なので、それだけを見ると知能がそれほど高くないように思われますが、しっかりとしつけをすることで飼い主や主人に対して忠誠心が高く、忠実なので賢い犬種です。しつけの際に玩具を使うこともありますが、飽き性という性格もあり、数回遊んだだけで飽きてしまう場合もあり、賢い犬種なので飽きさせない工夫も必要です。

自分ひとりで遊ぶ玩具よりも飼い主と一緒に遊べるようなロープで引っ張りっこしたり、ボール投げなどで遊ぶと飽きずに遊べて、しつけも一緒に出来ます。ひとりで遊ばせる場合には、知育玩具を与えると良いです。賢い犬種なので知的好奇心が刺激されるおもちゃを好みます。柴犬は実験で知能はそれほど高くないと言われることもありますが、賢い犬であることは間違いありません。飼い主はしっかりとしつけをすることが必須になります。

まとめ

柴犬は、飼い主の言う事を聞いて忠実な犬種で、それが魅力のひとつでもあります。飼い主に忠実なので知能も高い印象がありますが、もともと狩猟で活躍したこともあり、飼い主の指示に従うというよりも、自分で判断して行動をすることが出来る犬種なので、指示を覚えるという実験では上位にはならないことは理解できます。

賢い犬なので、飼い主がしっかりとしつけをしないとわがままになったり、飼い主よりも偉いと思ってしまうと、そのあとのしつけが難しくなるため、子犬の時からしっかりとしつけをすることが必要です。柴犬と信頼関係が築ければ忠誠心のある忠実な犬に飼育することが可能です。

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