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柴犬に伏せを教える理由

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柴犬は天然記念物にも指定されている日本犬であり、街を歩けば比較的よく見かけることができるでしょう。素朴な外見と主人や家族に対して忠実な性格が魅力的ですが、賢く訓練しやすいという特徴もあります。容姿は立ち耳に巻尾でいくつかの毛色が存在するということです。柴犬を飼っているなら伏せができるかどうかがポイントです。この姿勢はお座りよりもリラックスしている姿勢に近いため、その場で長くいられるようになります。

犬の基本姿勢ということもできますし、安心して動物病院やドッグカフェなどに連れて行きたいという場合、伏せを確実に覚えさせていきましょう。

柴犬に伏せを教えるポイントとは

柴犬を飼ったらまずはお座りや伏せなどを教えることになるでしょう。しつけをして服従させることにより、犬に主従関係を理解させることができるのです。また、飼い主と犬との信頼関係を生み出すためにも欠かせません。伏せは柴犬にとって飼い主に対する服従を意味する姿勢です。トレーニングには時間がかかってしまうこともありますが、柴犬と良い関係を築いていくためにも早い段階でトレーニングを開始していきましょう。

この姿勢はお座りとは異なり、長時間待たせる時にさせることが多いです。きちんとこの姿勢で待つことができる柴犬の場合、しっかりトレーニングがされていると言えるでしょう。もちろん主従関係も築けていると考えられます。柴犬に伏せを教える方法がよく分からないという人もいるかもしれません。教える時におすすめなのはおやつを使った方法です。まずは目の前におやつを出して座らせ、その状態で待たせておきます。

そして少しずつおやつを下に持っていくと犬は自然に目で追うでしょう。ほとんどの柴犬はそのまま体勢を下げ、前足を揃えて伏せの姿勢を取るようになります。きちんとこの姿勢になったら声を掛けて覚えさせまていきます。上手くできたらいやつをあげ、たくさん褒めてあげることがポイントです。いきなり伏せの姿勢にならない場合、上半身が少し屈んだ程度でも褒めてあげるようにしましょう。そうすることでだんだん姿勢が低くなっていきます。

最終的にはご褒美がなくてもきちんとできる状態を目指しましょう。

柴犬に伏せを教える理由について

なぜ柴犬に伏せを覚えさせる必要があるのかということですが、重要な理由の一つに犬の動きを止め、その場にいさせるということが挙げられます。お座りではお尻を地面に付けさせることになります。しかし、伏せではお尻だけでなくお腹も地面につけることになるため、より落ち着いた姿勢を取らせることができるのです。この姿勢ならお座りよりも犬が動くまでに時間がかかるため、より突発的な動きを抑制することができるでしょう。

また、待てをさせる場合もリラックスできるため、犬にとってもメリットが大きい姿勢だと言えるのです。柴犬とドッグカフェで過ごす時や少し長い時間待てをさせる時、柴犬に飛びつき癖がある時などに伏せができると便利です。この姿勢を教え始める時期はいつからでも大丈夫です。成犬になってからでもきちんとトレーニングすればできるようになるでしょう。しかし、生後から時間が経つとしつけにも時間がかかるようになってしまいます。

基本的には柴犬が3~4ヶ月の頃にしつけに時間を割くと良いでしょう。そうすれば1ヶ月もかからずに覚えることができます。これは飼い主が柴犬より優位であることをはっきり示すために重要なしつけです。柴犬は狼に近い犬種と言われており、他の犬種よりも上下関係を重視しているとされています。そのためしつけを通じて飼い主と自身の立場をはっきり認識させることにより、人間社会で快適に生活できる犬になるのです。

柴犬は伏せを覚えるのが得意です


お座りや伏せはしつけの中でもそこまで重要に考えていない人もいるかもしれません。トイレや噛み癖のようにできなくても大きなトラブルに繋がってしまうことはありませんが、人間社会の中で一緒に幸せに生活する上では大切なマナーとなります。柴犬は賢い犬種ですし、子犬のうちに根気よくしつければ比較的簡単に覚えることができるでしょう。犬はカーミング・シグナルという仕草によって自身の気持ちを伝えることができます。

これは自身や相手を落ち着かせるための信号であり、この中の一つに伏せも含まれています。伏せをすることで気持ちを落ち着かせることができるため、犬同士が互いにストレスを抱えないようにするといった効果があります。柴犬に伏せをさせるためには上下関係をはっきりさせることが大切です。柴犬が急に伏せをしなくなった場合、何が原因なのかをチェックしてみましょう。

柴犬が反抗的な態度を取っている可能性もありますが、上下関係とは別の理由でしなくなっていることもあります。地位の低い犬は不穏な空間では伏せができなくなることが多いです。逆に地位が高い犬は空気を読み、伏せをすることで周りを落ち着かせようとする習性があります。犬は周りの状況を察知して行動を取っているため、よく観察してみましょう。柴犬は遊んでいる時に急に伏せをすることがあります。これは興奮しすぎた自身の気持ちを落ち着かせようとする意味が含まれています。

柴犬が伏せをする時の気持ちとは

柴犬が散歩の途中で他の犬と出会った時に伏せをすることがあるかもしれません。この場合は敵意がないということを相手に伝えようとしているのです。また、喧嘩は避けたいという気持ちを表していることもあります。これは犬の上下関係に関係なく見られるものです。おやつなど欲しいものが目の前にある時にこの姿勢を取ることもあります。待ちきれない気持ちをなんとか落ち着かせようとしているのですが、犬成に平常心を保とうとしているのかもしれません。

ご飯の前やお気に入りの人や犬が来た時にもこの姿勢を取ることが多いです。中には嬉しい気持ちをセーブするため、ご飯などを直視せずに目線を逸らす柴犬もいます。柴犬はつまらないと感じた時にも伏せをすることがあります。このような時の犬は諦めたような表情をしており、上目使いでいかにも退屈そうに見えます。やりたいができなかった時や食べたいものを他の人や犬に食べられてしまった時など、期待外れな出来事に遭遇した時に伏せをして気持ちを表現するのです。

飼い主に叱られた時に伏せをすることもありますが、これは反省しているというわけではなく、早く怒るのをやめて欲しいと考えているのです。柴犬の伏せにはさまざまな意味が込められています。犬は言葉を話すことはできませんが、行動によって気持ちを伝えているのです。普段から犬の行動をチェックすることにより、その気持ちを把握することができるようになるでしょう。

まとめ

柴犬には伏せを教える必要があります。なぜこの姿勢を教えなくてはいけないのかということですが、飼い主に服従させるためという目的が挙げられます。飼い主と犬の上下関係が崩れてしまった場合、犬は言うことを聞かなくなり、自分勝手な行動を取るようになってしまうでしょう。放置しておくと人に危害を加えることもありますし、他の犬との喧嘩になってしまうこともあるかもしれません。

柴犬に伏せを教えることにより、犬が飼い主との上下関係を理解できるようになるため、飼い主にきちんと従うようになるのです。また、犬は自身の気持ちを伝えるためにこの姿勢を取ることもあると知っておきましょう。

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