現代社会において多くのストレスと向き合う生活は避けられないものですが、そのような状況に潤いや癒しを与えてくれる存在がペットであり柴犬はその代表格です。特に疲れ切って少しでも安らぎが欲しい時に寄り添ってくれる柴犬の存在は大きく、その体つきや毛並みに加えて飼い主に対しての従順な性格などが、人に安心感を与え和ませてくれます。もちろん可愛いというだけではなく、番犬に成り得る程の行動力や聡明さに加えて恐れない自信も持ち合わせているのが特徴です。
そんな柴犬だからこそ、その魅力にハマる人が多いのもうなずけます。
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心身の疲れには愛らしいフォルムで癒し効果を
日本の天然記念物に指定されている柴犬は、日本犬の中でも比較的小さくコンパクトなイメージがあります。ところがその体つきは思いのほかガチッとしており骨格がしっかりしているのが分かります。顔つきは凛々しいながらも愛嬌を感じさせる瞳を持ち、それに負けないくらいの可愛さを持つクルッと巻いた短めのシッポが目を引きます。赤茶色の短めな毛並みはハリがあり、手で撫でるとしっかりとした毛の感触が楽しめます。
目を見張る程の派手さや奇抜さはありませんが、逆にその飾り気のない外見は安心感があるものです。実際に日常に疲れ心身を癒したいと感じた時、そばに可愛い柴犬がいたら癒し効果は絶大です。つぶらな瞳で見つめながら、短い巻かれたシッポをブルンブルンと揺らして愛嬌を振りまいてくれますし、飼い主との信頼関係が大きい程その喜びを全身で表現します。地団駄を踏むような足の動きで飼い主に甘えるため、コンパクトな外見でありながらも愛らしさはメガトン級です。
疲れて何もしたくない時でも、こんな愛嬌で寄り添って来てくれたら自然と笑顔になれますし、触れてじゃれ合っているうちにストレスも吹き飛びます。柴犬の飼い主に対しての無償の愛というべき感情を、全力で表現する姿は柴犬好きにはたまらないでしょう。逆に寄り添って来なかったらつまらないか、というとそんな事はありません。ただその姿を眺めているだけでも癒し効果は十分です。
やる気が起きない時は行動力や強気の性格を見習う
人間にとって社会生活を営む上で上手にストレスと付き合う事は必要な事ですが、実際にはそう上手く世渡りを出来る人というのは少ないです。誰もが大なり小なり折り合いをつけながら生活を送っているのが現状です。ストレスが溜まってくると行動にも影響が出てくるのは当然ですし、それをどう克服して切り抜けるかがカギとなる訳です。特に何かをしなければならない時に、やる気が出ないというのは難しい問題でもあります。
そのような時は柴犬の行動を起こす力や、はっきりとした真っ直ぐな強い性格を見習ってみてみるのも良いです。何しろ古来から日本中の様々な場所で猟犬としての役割を担ってきた犬だけに、その強気さは生半可なものではありません。独立心がとても強く芯の通った気持ちを持つ事によって、時には勇敢で大胆な行動を起こします。人間のように些細な事でクヨクヨして動き出せないという状況で悩む事もなく、真っ直ぐに前へ進むような力を持っています。
臆病でビクビクしているような怖がりの犬もいる中で、小さいながらもしっかりとした意志を持つ柴犬には力強さを感じます。ちょっとした事で悩んだり、動き出すのが億劫などと言い訳する事は、柴犬からしたら笑ってしまう事かもしれません。何気なく触れ合いながら、悩むより動け、そんな意志を伝えてくれてると感じたらもう大丈夫です。自信を持ってやる気を出し、思ったように行動を起こしてみるのが良いです。
落ち込みがちなら自信たっぷりな聡明さをお手本にしてみる
柴犬の人気の中で特徴的なものは、主従関係に忠実でありながら攻撃性や警戒心をしっかりと持ち合わせているところです。犬は猫等と比較しても飼い主に対しての忠誠心があると言われていますが、中でも柴犬の忠誠心はトップクラスです。つまり絶対的な信頼がそうさせてるという事になります。更にはとてもクレバーである事から聡明な忠犬というイメージもあります。これだと思う主従関係を重んじリーダー的気質や強気で行動力を発揮するという気質は、見習い学ぶべきものです。
考え過ぎて固まってしまったり自信喪失で落ち込みやすい人、判断力の欠如により決定的な機会を逃す人、世の中にはこのような人が溢れています。そんな人々こそ柴犬の力を実感してみると良いです。そのパワーによって精神的に癒され強く生き抜くヒントを得られるからです。ただし柴犬は他人には簡単に心を許しません。十分な信頼を得られなければ同じ家族同士であっても見向きもしません。その一方でこれだと思う相手には半端ない愛情を注いでくれます。
そのちょっとしたツンデレ具合も魅力であるといえます。また強い意志を持つために頑固で融通がきかない面もあります。それ故に上手に信頼を保てなければ、癒しどころでは無くなってしまうかもしれません。聡明さを尊重しつつ対等に分かり合える関係を築き上げる事が何よりも大切であり、これは現代の対人関係にも当てはまるものと言えそうです。
ストレス発散なら一緒に思いっきり体を動かそう
ストレスが溜まってきたら体を動かすのが良い、という事はよく耳にします。これは迷信でも何でもなく科学的根拠から説明出来る説です。ストレスによって凝り固まった筋肉を運動などによってほぐし、血液循環をスムーズにする事で疲労物質の排出がなされます。また一番の理由は積極的に動く事によって、脳内から幸せホルモンと呼ばれているセロトニンが分泌されるからです。
またこうした科学的に証明可能な理由だけではなく、プラスアルファで更に幸福感を感じるには、好きな人やペットと行動を共にする事です。ここでやはりオススメなのが柴犬の運動量です。何しろ猟犬としての能力が備わっているだけあって、その運動量は目を見張るものがあります。小型の犬でありながら中型犬のような活動量があるため、普段から十分な散歩や運動が必要な程です。
一緒に公園などに行き思いっきり遊んであげると柴犬の運動量もアップしますし、飼い主のストレス発散にも繋がります。お互いに良い影響を与え合え信頼度も上がり、たっぷりと遊び終わった後は心身の重みが取れ軽さを感じる事が出来るでしょう。何よりも柴犬にとっては飼い主との遊びは最高の喜びであり、飼い主にとっては心安らぐ癒しのひとときになります。散歩に向かうその愛らしい姿、見ているだけでも頬が緩んでくるのは言うまでもありません。
それこそ幸せホルモンが作用し、癒しモード突入といったところでしょう。
まとめ
日本中で昔から猟犬として生きてきた柴犬は、今や日本のみならず世界中から注目される存在に成りつつあります。愛らしい存在感と抜群の活動力に決して揺るがない忠誠心や行動力。そこに居るだけで癒しを与えてくれるヒーリング力、これらはいつでもどこでも発揮されるものです。日々の生活に疲れつつある人にこそ柴犬の魅力を感じ、学ぶべきところを見習えばその生活は大きく変わります。
ストレスに負けない安定した心身を保ちながら、笑顔の耐えない日常を柴犬と共に送ってみませんか。きっとつぶらな瞳が優しく語りかけ癒してくれるはずです。