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柴犬が夜泣きをする理由

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柴犬はかつては番犬や狩猟犬として活躍してきた犬種です。立ち耳と巻尾、短毛に凛とした顔立ちが特徴的な日本犬ですが、現在では家庭犬として飼われることが多くなってきています。柴犬の子犬を飼っており、夜中に鳴いている声が聞こえてきたという経験のある人も多いでしょう。あまりに切ない声で鳴いていると心配になりますし、気になって眠れなくなってしまうかもしれません。実際に柴犬の夜泣きが原因で寝不足になったり、ノイローゼになってしまったという飼い主もいます。

柴犬にとっても飼い主にとってもストレスなく暮らすため、夜泣きの対策方法をチェックしておきましょう。

柴犬が夜泣きをする理由について

家に来たばかりの柴犬は夜泣きをすることが多いです。慣れない環境の中で不安や寂しさを覚えて鳴いていることが多いのですが、実は他にもいろいろな理由が考えられます。遊んで欲しい時やご飯が欲しいといった要求が原因なこともありますし、運動不足が原因となっていることもあるかもしれません。また、柴犬は高齢になると目や鼻、身体能力が衰えるので夜中に急に不安になり、夜泣きをしてしまうということもあります。

老犬が夜泣きをする場合、できるだけ近くに寄り添ってあげることが大切です。しかし、子犬の要求や甘えからくる夜泣きに毎回付き合うと疲れてしまいます。また、鳴けばいつでも飼い主が来てくれると謝って学習し、さらに大きな声で鳴くようになってしまうこともあります。そこで子犬の夜鳴きには甘やかすのではなく、毅然とした態度で接することがポイントです。夜中にお腹が空いて鳴く場合、食事の量や時間を変えてみましょう。

食事の量は体重によって決まっていますが、柴犬の中には規定の量を与えても足りないという場合があります。しっかり食事を当てていてもお腹が空いていて鳴く場合、ドクターに相談してみると良いでしょう。また、1回の食事量を減らして回数を増やしたり、寝る前の食事を少し遅くするだけでぐっすり眠ってくれることもあります。柴犬の夜鳴きが続く場合、運動不足の可能性もあります。子犬でも散歩や運動は必要ですし、運動の時間が足りているのか見直してみましょう。

柴犬の子犬の夜泣きは寂しさが主な原因

柴犬の子犬は不安や寂しさが原因で夜泣きをしてしまうことも多いです。特に新しい家に来たばかりの頃は不安でいっぱいですし、1匹で過ごすのは寂しいと感じやすいのです。そのような子犬にはケージの中に安心する匂いのついたぬいぐるみや布を入れてあげるのがおすすめです。家に来たばかりなら育った場所で使っていた玩具などを入れてあげると良いですし、飼い主に慣れてきたら飼い主の匂いのついた洋服などが良いでしょう。

飼い主の寝室にケージを移動させるという方法もあります。同じ部屋にいることで不安がなくなるため、夜泣きをしなくなることもあるでしょう。この場合は電気を消すことで寝る時間だと教えるのがおすすめです。ちなみに、柴犬と同じ部屋で寝るのは問題ありませんが、人間の布団やベッドに入れるのはあまり良くありません。あくまでケージの中に入れたまま同じ部屋で寝るようにしましょう。

子犬の夜泣きは不安や寂しさが原因となっていることが多く、飼い主が近くに行くと鳴くのをやめるというケースもよくあります。しかし、子犬が可哀想だという理由で鳴く度に近くに行くのは良くありません。子犬の要求がさらにエスカレートすることもありますし、要求が通らないと夜泣きではなく吠えるようになってしまうこともあるのです。こうなる前に無視をして1匹だけの環境に慣れさせることが大切です。また、柴犬の要求鳴きが酷い場合、無視する前に知育玩具を試してみるという方法もあります。

柴犬の成犬も夜泣きをすることがある


夜泣きといえば子犬がするものというイメージを持っている人も多いでしょう。しかし、実は成犬でも夜泣きをすることがあります。成犬が夜中に鳴く理由として、まずは環境の変化が挙げられます。引っ越しや模様替え、旅行などのがあると犬は不安を感じやすくなるのです。その場合は安心して寝られるようにしてあげることがポイントです。近くで一緒に寝てあげるのも良いですし、飼い主の匂いがついたタオルや洋服などをケージに入れてあげても良いでしょう。

仕事で忙しく、散歩の時間や遊ぶ時間が短い場合、それがストレスとなって鳴いてしまう柴犬もいます。柴犬は1匹の時間を大切にする犬種と言われていますが、コミュニケーションが少なすぎるとストレスになってしまいます。そこで愛犬との生活を見直し、夜は一緒に寝るなどして少しでもストレスや寂しさを感じさせないようにしてあげましょう。犬は人間とは違い、言葉を使わずにコミュニケーションをしています。

試しに鳴いてみたら飼い主が来てくれたという経験はすぐに覚えてしまうため、鳴いても反応しないようにすることが大切です。今まで夜泣きをしなかった柴犬が急に鳴くようになったという場合、病気の可能性もあります。成犬でも子犬と同じように痛みを訴えて鳴いていることがあるのです。成犬だと椎間板ヘルニアによる激痛で夜中に鳴き声を上げることがあります。他の病気の可能性もあるため、心配な場合は病院に連れて行ってみると良いでしょう。

柴犬の老犬が夜泣きをするのは何故か

柴犬は老犬になると夜泣きをすることもあります。老犬になると昼間は寝ていて大人しいのですが、人間が寝ている時間になると繰り返し鳴くようになってしまいます。飼い主は寝不足になってしまいますし、鳴き声が近所迷惑になってしまうこともあるでしょう。老犬の夜泣きは認知症が原因となっていることが多いです。要求が原因で鳴いている場合はそれを解消すれば良いのですが、認知症の場合は叱っても意味がありません。

認知症が原因で柴犬の老犬が夜泣きをする場合、認知症と同じ対策をしていく必要があります。認知症は進行する病気であり、完治させることはできないと言われています。そのため少しでも進行を遅らせることに遷延しましょう。柴犬の認知症を遅らせる方法として、抗酸化栄養素を含んだフードを与えるようにしたり、毎日きちんと散歩をさせること、昼間は日光を浴びさせることなどが挙げられます。フードで抗酸化栄養素を補うことで認知症の予防にはなりますが、薬ではないので即効性はありません。

毎日根気よく続けることで効果が期待できます。老犬になると動きがゆっくりになりますが、適度な運動をさせることで疲れさせることができますし、夜にぐっすり眠れるようになります。ちなみに、老犬になってもすべての柴犬が認知症になるわけではありません。若い頃から頭を使うゲームで遊ばせたり、散歩のコースをいくつか用意してランダムにコースを変えるなど、刺激のある生活を続けることで認知症にかかりにくくなるということです。

まとめ

柴犬の子犬はとても可愛らしいですが、想像以上に手がかかるものです。柴犬が夜泣きをしていると夜もゆっくり眠れず、寝不足になってしまうこともあるでしょう。そのような状態が続くと体調不良になってしまったり、ノイローゼになってしまうこともあるので注意が必要です。夜泣きは主に不安や寂しさが原因と言われているため、その原因を取り除いてあげることが大切です。他にも食事の量や回数、運動などが足りているかどうかを見直してみましょう。

対策をしてもなかなか夜泣きが治まらない場合、もしかしたら病気が隠れているのかもしれません。

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