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雑種の柴犬の性格や傾向

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日本犬の代表である柴犬は、一時は絶滅の危機に瀕したものの天然記念物に指定され現在では世界各地で愛される人気犬種です。きちんと主従関係を結ぶならば飼いやすいですが、逆に失敗すると非常に厄介な相手になります。一方で柴犬の雑種であれば、その性格が緩和され飼いやすくなります。

これらはもう片方の親による影響になるので、それによってどんな性格であったり身体的特徴になるか、病気のかかりやすさはどうかも関わる事になり、様々な犬種が混ざりに混ざる事で、予想もできない成長をすることや純血腫よりも丈夫で長生きになるメリットなど取り上げています。

柴犬は雑種になると性格はどう違うか

まず柴犬の背景として、古来猟犬として山岳地帯などで狩猟する為に活躍していた歴史があります。よって警戒心やテリトリー意識が高い性質です。飼い主に忠実なのがよく知られている特徴で、その為見知らぬ他人やや犬には吠えかかることが多い性格です。べったり甘える事がないそのクールな性格が、洋犬と違い海外で新鮮さを集めています。

雑種になる場合、他の種類の犬の性質が混じる事になり、その為柴犬の特性に違いが出てくる事になります。ミックス犬レベルであれば、血統書付きの犬同士の掛け合わせなので、それぞれの犬の性質を半分ずつ受け継ぐ事になります。血統書のある柴犬なら、自立心が強く服従心や忠実さから保守的で防衛心が強い傾向ですが、柴犬の雑種になるのであればその辺がマイルドです。

柴犬と比べるとフレンドリーな洋犬の血が入ってる犬の雑種になれば、人好きする愛想いい犬に育ったりします。逆に見た目は洋犬だが、性格が柴犬の雑種というパターンになる事もあります。柴犬は初心者が飼うには、しつけや訓練をうまく反映させないと失敗するリスクが高い性質の犬です。

その為血統書のある柴犬よりも、温厚な犬種との交配で生まれた雑種の柴犬方が、性格が丸くなっている分飼いやすくなるので初心者に買うのをすすめられるポイントです。何よりしつけを失敗して凶暴化してしまい、飼い続ける事に心が折れたりするリスクがグッと減る事になります。

柴犬の雑種の体つきはどれくらい違うか

純血腫の柴犬は、見た目は小型ですが筋肉が発達ししっかりとした骨格です。またその毛皮は二重構造で「ダブルコート」なので寒さにも適応していますが、それゆえに季節の変化に合わせて毛が非常に抜けます。よって室内飼いになれば、毎日のブラッシングは欠かせないものになります。
雑種になればその性質がそのまま受け継がれたり、逆に全く違う体つきになったりします。

もう片方の犬種によって左右される場合としては、大型犬の場合大型の犬になる可能性があります。例えばハスキー犬の血が入っているならば、足だけがハスキー犬のような靴下を履いたような印象になったり、見た目がハスキー犬の柴犬になる場合もあります。ロットワイラーなら見た目がロットワイヤーだが、尻尾が柴犬のようなクルンとしている容姿で、コーギーなら顔や毛質は柴犬そのものだが足が短足、ヨークシャーテリアの場合は顔がヨークシャテリアで尻尾や身体つきが柴犬、と言った部分的な遺伝をしているケースです。

しかし柴犬の血が入った雑種なのか?と言うくらいしば犬に見えない遺伝の雑種もいます。柴犬の血が入ってるが親がプードルやスピッツなどで、その子供もどう見てもプードルで全くしば犬に見えなかったり、どう見てもスピッツにしか見えないと言った体つきが柴犬とは似ても似つかない事もあります。その為見た目は柴犬には見えないが、ダブルコートが遺伝されてしまい、毛が非常に抜けブラッシングが大変と言った事も起こりうる点です。

柴犬と小型犬との雑種で気をつけたい病気


柴犬は遺伝病はない種類なので、かかりやすい病気は少ない傾向です。ですが雑種になると、交配する犬種によってはそう言った病気が増える結果になるリスクがあります。雑種に当たって片方の親として、人気の高いのが小型犬ですが膝の皿がズレたり外れる膝蓋骨脱臼や尿路結石症など発症することが多いので、遺伝する可能性があり注意が必要です。

例えばチワワになると、アップルヘッドといわれる独特の丸い頭の遺伝で水頭症が発症しやすくなります。ミニチュアダックスフンドはその体型が遺伝していれば、椎間板ヘルニア発症しがちになりますし、目の病気もかかりがちになります。ポメラニアンもチワワのように水頭症にかかりやすく、骨が細いのに活発で遊ぶ好きな性格が災いして骨折することが多いので、柴犬の特性である活発に動き回る点が遺伝して余計に骨折するリスクが高くなると言った面もあるので注意が必要です。

しかし小型犬以外の犬種の親でも、かかりやすい病気はあります。中型犬のフレンチブルドッグは頭がでかいので水頭症になりがちで、また椎間板ヘルニアになりやすくなります。コーギーやダックスフンドも椎間板ヘルニアを発症しがちな犬種です。大型犬なら股関節形成不全で、腰を振るように歩いたり足を引きずるケースです。

ハスキー犬ならてんかんを起こす事もあり、シェパードの場合は極端な近親交配の歴史で遺伝性疾患を持つ犬が増えている背景によりそれが遺伝するケースもあります。

柴犬の雑種であることのメリットデメリット

親の犬種によってそれらが遺伝することになります。繁殖が管理されている血統種と違い、雑種の場合遺伝的に強くなる傾向であるのがメリットとして挙げられます。遺伝的特性により比較的短命になってしまう純血腫がある一方で、雑種犬の場合はさまざまな遺伝子の掛け合わせによって生まれます。それによって遺伝的欠点が補われ、丈夫な犬に成長する事になります。

さまざまな種類が混じり合う雑種のほうが、身体面や環境への適応力が強い(雑種強勢/ざっしゅきょうせい)ので、純血腫の要素が強い掛け合わせの場合よりも命にかかわる病気やケガに対して体が強くなる傾向です。また日本国内であれば、柴犬の特徴を持った雑種が多く存在しているので洋犬の雑種を探すよりも見つけるのが容易です。デメリットとしては、ミックス犬程度の掛け合わせならある程度わかりますが、様々な犬種の血が混じっている場合、成犬時の大きさが予想しづらいのがあります。

これは両親が小柄であっても、隔世遺伝で予想以上に大きく育ってしまう場合があります。これにより大きな犬が飼えない環境で、飼っていた犬が隔世遺伝で大型化し手放すことになるケースもあるので、それを考慮してどんな姿に成長しても最期まで責任を持って飼うことが求められます。色々な犬の血が混じっている事で、どんな性格になるかが不明確になるので、それぞれの個体に合わせたしつけや訓練が求められる事になります。

まとめ

純血腫の柴犬であったり、ミックス犬のような純血腫の異なる犬との交配では性質がある程度わかります。ただし小型犬との掛け合わせでは、かえって病気にかかりやすくなったり弱体化するリスクがあるという事になります。しかし様々な犬の掛け合わせならば、成長したらどうなるか予想ができないというリスクがありますが、逆に体が丈夫で寿命も延びるというのが雑種のメリットです。

柴犬の特徴を持った雑種の犬ならば、日本国内であればどこにでもいる種類になるので最後までしっかり責任持って飼うことができるならば、初心者向けの犬になります。

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