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柴犬の雌を飼う時知っていると役立つ事

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柴犬が好きでいつかは飼いたいと思っている方は多いでしょう。室内でも外でも飼いやすいところもユニークな特徴の1つです。柴犬が飼育されてきた歴史は古く、現在でも人気ナンバー1の地位を譲りません。海外でも絶大な人気を誇る犬種です。お迎えする柴犬を選ぶポイントはいくつかありますが、毛の色と同じぐらい大事なのが性別です。柴犬の性格はそれぞれですが、雄と雌では少し性格に違いがあるとされています。

必ず該当するとは言えませんが、多くの飼い主さんが性別による違いを感じているため、参考になることは間違いなさそうです。

雌の柴犬の際立った特徴が知りたい

柴犬を飼うなら雌が良いと考えている方も大勢いらっしゃるでしょう。なぜなら、柴犬の雌は雄よりも飼いやすいと言われているからです。確かに柴犬の雌の多くは雄よりも落ち着いた性格をしていることが多く、1日中穏やかな様子で過ごすことが珍しくありません。おもちゃで遊ぶ時は一時的に活性化することもありますが、活性化した時も雄より動きが激しくないため、室内で飼育する時もあまり騒音が気にならないようです。

戸建てではなく、周りに気を遣うマンションなど集合住宅で飼育する時も雄より雌の方が向いています。柴犬自体、お主人さまに忠実なので雄でも雌でも飼いやすい犬種ですが、初めて犬を飼う方は雌の方がより安心かも知れません。雄はどうしても攻撃的な一面があるので、縄張り意識も強くヤンチャすぎることもあるようです。しつけの訓練さえしっかりすれば雄でも問題なく従わせることができますが、噛み付きなどのトラブルを起こすことも多く手を焼くケースも少なくありません。

特に小さな子供と一緒に生活させる予定なら、協調性がある雌の方が不要なトラブルを防ぐことができるでしょう。もちろん、雌でも雄寄りの反応をする子はたくさんいるので、ペットショップなどで様子や反応をしっかり観察してからお迎えするかどうか決める必要があります。店員さんが教えてくれるリアルな情報も参考にしましょう。顔だけでは分からないこともたくさんあります。

柴犬の雌を飼う時は発情期に注意

柴犬の雌を飼う時は、発情期があることを把握しておいて下さい。実は、年に2回ほど発情期を迎えます。この時、雌は若干量とは言え出血があります。下半身から流血して絨毯やシーツなどを汚す恐れがあるので、将来繁殖をする予定がないなら避妊手術を受けることも選択肢の1つとして考えなければなりません。ただ、犬の避妊手術はメリットだけではなくデメリットも抱えています。手術自体、基本的に全身麻酔を打って行われるので、麻酔による不測の事態が引き起こされる恐れもあります。

もちろん、麻酔や手術を受けても問題ないかどうか事前に丁寧な検査が行われるので、よほどのことがない限り失敗はしません。ただ、麻酔そのものによるアレルギーの問題など飼い主さんにとっては無事に手術が終わるまでハラハラする場面も出てくるでしょう。また、避妊手術が成功したあともいくつか問題点が出てくることがあります。例えば、食欲が強くなることもデメリット面の1つです。

子宮や卵巣を取り除いてしまったことで基礎代謝が少なくなってしまったにも関わらずたくさん食べるため、術後の雌は肥満になりやすいと言われています。子宮は膀胱の近くにあるので、手術中間違えて膀胱を傷つけてしまうと術後炎症を起こし頻尿になるケースも報告されています。その他、反応が変わってしまい攻撃的になってしまったケースやホルモン異常によるトラブルが起こる可能性も頭に入れておいて下さい。

雌の柴犬を飼う以上避妊手術は避けられない


避妊手術のリスクを知ると、デメリット面が気になるかも知れません。けれど、将来繁殖させる予定がないなら避妊手術を受けておいた方が後々後悔せずに済むかも知れません。事実、柴犬に限らず雌のワンちゃんの避妊手術が普及したことで、不幸なワンちゃんは大幅に減っています。昔は日本でも放し飼いにしていることが多く、そのため望まない妊娠をする犬も珍しくありませんでした。

妊娠した犬を飼うことができない、と判断した飼い主が妊娠している雌犬ごと捨ててしまうこともありましたし、生まれた子犬だけ捨てられてしまうパターンもあったようです。こういった悲惨な結果を迎えないためにも、今はできるだけ避妊手術を行い望まない妊娠を予防しよう、と考える飼い主さんが増えています。柴犬は普段室内で飼っていてもお散歩やドッグランで遊ぶ時などに外に出ることがあります。ふいとつかれて発情した雄に襲われることもあります。

特に家の外で柴犬の雌を飼う予定の方は、必ず避妊手術を受けて下さい。発情期の雄は本能的に行動するので、柵があっても平気で乗り越えて雌犬を襲うことがあります。また、避妊手術をすることで発情期の雌のストレスを軽減してあげることもできます。発情期になると雌は欲求不満になるので、ストレスによって性格が豹変することもあります。ストレスのせいで寿命が短くなると指摘する専門家もいるので、繁殖させる気がないならしかるべき時期に手術を受けさせてあげた方が良さそうです。

柴犬の雌に避妊手術を受けさせる時期

色々なことを含め雌の柴犬を飼うことに決めたら、避妊手術の予定もはやめに組んでおきましょう。とは言っても、自宅に迎え入れる子犬の時期はまだ小さすぎるので手術を受けるのにふさわしい時期とは言えません。全身麻酔に耐えられるほど大きく成長し、体力がある程度つくまで待ちましょう。ただし、最初の発情期を迎える前には手術を終わらせておかなければならないので、大体生後6ヶ月前には遅くても手術の予約を入れておいた方が良さそうです。

かかりつけの獣医さんに相談すれば、時期を選んで貰えるので安心です。手術時間は1時間かからないぐらいの時間で終わることが大半ですが、費用は病院によってかなり差があります。安ければ4万円程度で済みますが、比較的高いところだと10万円近くかかります。手術の費用の他、検査のためにもお金がかかることもあるので、事前にトータル費用についても確認しておくと不要なトラブルを避けることができます。

最安値の病院を探すより、いつも通い慣れた病院の方が柴犬も安心するので、サービス面も重視して病院を決めましょう。柴犬の雌がかかりやすい病気もいくつかありますが、避妊手術を受けると乳腺腫瘍や子宮蓄膿症などの病気を発症するリスクが減ることが分かっています。また、発情期の散歩の時は襲いかかったりして他のワンちゃんにも迷惑がかかることがありますが、無事に避妊手術を終えていればそんな心配もなくなります。

まとめ

一般的に柴犬の雌は雄よりも落ち着いた動向をする傾向があり、比較的飼いやすいとされています。もし雌を買う時は望まない妊娠を避けるためにも生後6ヶ月を迎える前に避妊手術を受けましょう。避妊手術は全身麻酔のリスクなども伴いますが、雌特有の病気を予防しやすくなるなどメリットもたくさんあります。手術は1時間しないぐらいの時間が終わり、費用も10万円はかからないケースが大半です。獣医によって費用はかなり差があります。

いずれにしても、ペットショップで実際の様子を丁寧に観察し、自宅にお迎えする柴犬を選びたいものです。

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