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柴犬のもふもふなけつの魅力

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柴犬を飼っていると色々な愛嬌のある格好を見ることができます。無邪気に転げ回る時や床にへばりつくように伏せている時など後ろ姿は愛くるしいものです。特にかわいいのは「しばけつ」です。ふわふわしたお尻は長い間見ていても飽きません。ふわふわと動く尻尾もかわいらしさに拍車をかけます。そんなけつがなぜかわいいかと言うと秘密は被毛にあります。また、尻尾の巻き方にも色々種類があることも知っていると面白いでしょう。

そんなけつの中心あるのが肛門です。肛門は飼い主が注意してあげないと炎症を起こすおそれもあります。かわいらしい姿を維持するためにはケアすることが大切です。

いつ見てもかわいらしい柴犬のけつ

柴犬は愛らしい顔つきや元気に走っているのが好きな人がいますが、何と言っても魅力的なのがお尻です。多くの飼い主が自分の柴犬のけつを写真で納めてSNSなどでアップしています。かわいいと話題になったハムスターのお尻を「ハムけつ」と言うように柴犬のお尻を「しばけつ」と言うこともあります。「しばけつ」がかわいい理由はけつの部分はたくさんの被毛があり、上毛が長くふわふわとしているからです。大きく膨らんで見えるため、丸く愛らしい形になっています。

また、巻き型になっている尻尾があることで魅力的な姿に見えます。柴犬の被毛はダブルコートと呼ばれるもので、柔らかく短い下毛とまっすぐ長い上毛の2種類からできています。柴犬や秋田犬などの日本犬はほとんどがこのダブルコートです。四季がはっきりしている地域で寒暖に対応するための構造で暖かくなると下毛が抜けて生え変わりの時期を迎えます。けつはボリュームのある部分なのでコームなどを使ってしっかりと抜け毛を取ってあげる必要があります。

抜け毛を残すと絡んで、取れなくなって肌荒れの原因になります。特に汚れがたまりやすいところなので、定期的にシャンプーできれいに保つようにしてあげましょう。あまりトリミングが必要ない柴犬ですが、肛門のまわりはトリミングしてあげると不衛生になることを防ぐことができます。せっかくかわいいけつが汚いとがっかりですから、少し気を使って手入れしてあげましょう。

愛犬がけつを飼い主に向けるときの意味

飼い主にとって嬉しいと思えるのは、愛犬が心を許してくれていることがわかるときです。よく言われるのはお腹を見せると信用している証拠と言うものです。体を撫でていると横になってお腹を見せて、撫でて欲しそうなそぶりを見せます。確かに何をされてもされるがままの状態になるので、安心していないとできません。そしてもう一つ、安心していないとやらないことがあります。それはけつを向けると言うことです。

お腹同様に攻撃された時に対応しにくい部分が後ろ足からお尻にかけてです。そのためけつを飼い主に向けると言う行為は信用していることの表現の一つです。お腹もけつも犬にとっては急所であり、その部分をさらけ出すことが服従の証と言うことになります。これは犬同士でも行われていることで、仲良くなりたい相手に対してけつを向けることで争う気がないことを伝えます。相手も受け入れられると思えば、同じようにけつを見せる時もあります。

もし上下関係がある場合には、攻撃しないことが了承の意味になります。だから、間違ってもけつに触れようとしてはいけません。攻撃されたと勘違いして、噛み付いてくるかもしれません。無理に何かをしようとするのではなく、静かに見守ってあげましょう。または人間も柴犬にけつを見させられたら何もしないのではなく、お尻を向けてあげると友好の意思表示と受けてくれるかもしれません。

ただし、対等な立場と捉えられるかもしれないので、仲良くなりたい時だけにした方が良いかもしれません。

後ろ姿にバリエーションを与える尻尾の種類


お尻にある最も特徴的な部分は尻尾です。かわいらしいけつをさらに魅力的なものにしてくれます。そんな尻尾にはいくつかの種類があります。尻尾には走っている時にバランスをとる役割と気持ちを表現するために使われます。左右に大きく振っていると言うことは、嬉しくてテンションが上がっている証拠です。下がっていたら警戒しているサインで、軽く振りながら唸っていたら相手を威嚇をしている恐れがあります。

柴犬を後ろから見た時に大きく尻尾を振っていると、喜んでいることがわかって嬉しくなります。尻尾には巻き方によっていくつかの種類があります。体のどちら側にあるかで左巻きや右巻きなどに区別され、巻きが強いものは二重巻きと言われています。左右どちらにも偏らないで真ん中にある尻尾は車巻きと呼ばれています。巻きが少し緩いものは半巻きです。尻尾の先端が背骨に付いているものは背叩き、背骨に平行に伸びて先端が背骨につかず浮いている状態を差尾と言います。

ピンと上に伸びているものは太刀尾と言って大変珍しい種類になります。このように多くの種類にある尻尾なので、柴犬それぞれで異なったものになります。今では写真のチャームポイントとして使われることが多いですが、猟犬として飼われていたころは尻尾の形で区別していたとのことです。暗闇で顔まで判別するのは大変なので、わかりやすい尻尾が目印になるのは当然だったかもしれません。

かわいいけつに忍び寄る病気の種類

見た目がかわいいお尻ですが、注意しないと怖い病気にかかっている恐れもあります。特に肛門の周りは注意して観察していないと重い症状になっているかもしれません。むき出しの肛門は柴犬にとって急所であり、とても弱い部分です。年をとると余計に弱くなるので、注意深く気にしてあげましょう。もし、柴犬がお尻を頻繁に舐めているようなら、肛門のう炎になっているかもしれません。肛門のうは肛門の左右にある袋でうんちに臭いをつける働きがあります。

野生で生活している時には、自分の存在を相手に伝える必要があり、臭い付けによるマーキングで自己主張していました。今ではあまり必要ない部分ですが、しっかりと機能しています。この袋に汚れがたまると上手に出せないことがあり、不快に感じるようになります。気になるので頻繁に舐めたり、床に擦り付けるなどの行動をするようになります。万が一、傷つくと炎症を起こしてしまうことがあります。

もし、このような行動が見られたら肛門のうの部分をつまんで汚れを出してあげる必要があります。この行為を「肛門絞り」と言います。一度覚えてしまうとそんなに難しいことではありません。でも、気軽に行わず慎重になった方がいいでしょう。そもそもの働きが臭いをつけるためなので、ものすごい臭いがします。シャンプーの時などすぐに洗い流せる状態で行った方が安心です。出血が見られるようなら無理に押したりせずに病院に連れて行きましょう。

まとめ

フォトジェニックな柴犬のけつですが、ダブルコートの被毛によってふわふわになっていることがかわいさの理由です。大きく膨らんで、まるで人間の赤ちゃんのお尻みたいに見えます。また、大きく太い尻尾も魅力的です。多くの人が「しばけつ」をSNSにアップしています。柴犬を飼っていない人も、見ているだけで楽しくなってしまいます。かわいく保つためには、肛門のケアも必要で、特に頻繁に舐めたり、床に擦り付けているような行動が見られたら肛門絞りが必要かもしれません。

あまり長い間放置すると炎症を起こす恐れもあるので注意しましょう。

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