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柴犬の困り顔がかわいい!何か意味がある?

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犬は飼い主の表情や気持ちにとても敏感な生き物と言われています。テンション高くおだててあげればしっぽを振って喜び、飼い主に元気がない時はひっそりと寄り添ってくれることも。犬種によって性格も様々と言われている中で、特に愛犬家の中でも表情が豊富で可愛らしいということで人気なのが柴犬です。一度柴犬と生活を共にすると、喜怒哀楽がハッキリしていて見ているだけでも微笑ましくなってしまうことから虜になってしまう人が多いそうです。

嬉しい時や楽しい時に見せる元気な表情だけでなくシュンとした困り顔の愛らしさもたまらない柴犬の素顔に迫ります!

国内でも海外でも有数の飼育量を誇る柴犬

古くから親しまれている日本犬には代表的なもので土佐犬や秋田犬など約6種類ほどが存在しますが、その中でも最も飼育率が高く人気が高いのが柴犬でしょう。というのも現在飼育されている日本犬のおおよそ9割が柴犬とされており、犬全体で見ても、毎年犬種別の飼育登録数を管理しているJKCという団体の発表によると日本国内での飼育頭数が常にトップ5に入ってくるほどの人気ぶりです。上位はプードルやチワワなどの洋犬が占める中でこれだけ人気の和犬はまさに柴犬だけです。

最近では国内だけでなく欧米をはじめとした海外諸国でも高い人気があり柴犬はとてもグローバルクラスで認知度が高くなっています。また、柴犬と日本人との歴史は他の犬に比べて圧倒的に長く、その祖先はなんと縄文時代にまでさかのぼります。近代化が進む中で犬も洋犬がどんどん流行っていきましたが、柴犬をはじめとした和犬の純血性を保つために実は天然記念物の指定もされているのです。

柴犬は成犬になると大きい犬で10キロほどにもなることがありますが分類的には小型犬にあたります。以前は外で飼われることも多かったですが室内飼いにも向いており最近ではほとんどの柴犬が室内飼いです。暑さにも寒さにも一定の耐性がある上に比較的病気もしにくい犬種とされており飼いやすさも魅力の一つになっているようですね。性格は賢く自己の強さがあるものの家族にはとても忠誠心が高く、また愛らしい一面もたくさん見せてくれるのが特徴です。

華奢な骨格ながら運動量は多く走り回るのが大好きな犬種なので散歩は欠かせません。

ずーっと人気の秘密は表情の愛らしさ!

柴犬の人気の高さの秘密はやはり何と言ってもその表情の豊かさでしょう。一見凛とした佇まいや顔つきに思われがちですが一緒に暮らしてみると実にたくさんの表情を持っていることにとても驚かされます。特に可愛いのが1才くらいになるまでの子犬期間です。柴犬は成犬になると四肢と胴体の骨格や筋肉量もバランス良くしっかりとした体型になりますが子犬の特に2〜3か月の時にはそんな姿が想像もつかないほどに身体中がポテポテしていてまるでぬいぐるみのようです。

顔つきもまだ目元がさほどキリッとしていなく困り顔のような愛くるしい目元の子が多いですね。柴犬はピンと立ちあがった短い耳にキリリとしたアーモンド型の目がチャームポイントですが、特に眉毛部分が特徴的な作りになっているのがこの表情のバリエーションの多さにつながっているのでしょう。毛の色によっては麻呂眉のようにはっきりと眉毛と他の部分で色が分かれているタイプもいますね。

この麻呂眉が時に上がったり時に下がったりすることでリアクションが多様に見えてくるのでしょう。笑っているような表情の時もあれば困り顔のように眉や目をすぼめていることもあります。実際に、飼い主に怒られるようなことをしてしまって反省している時や何か要求があるときなどに困り顔になることが多く、その表情は人間さながらでとても可愛らしいですよ。SNSでもそんな愛犬のリアクションが可愛いとたくさんの動画がシェアされていますね!

なんで犬はこんなに表情豊かなの?


そもそも柴犬に限らず、ほとんどの犬がまるで人間のような表情を見せてくれることは多々ありますよね。猫や他の動物ではこれほどまでに表情だけで気持ちを読み取るというのはとても難しそうです。なぜ犬はこれほどまでに表情が豊かなのでしょうか?もともと犬の祖先はオオカミであると言われていますが、人間は古来からオオカミと共存することで生活をしてきたと言われています。なんと3万年も前から人とオオカミとが一緒に暮らしていたことが判明しているそうです。

もともとはお互いの生存率を上げるための共存でしたが狩猟などに犬が活用されるだけでなく純粋なペットとして飼われるようになってきた頃には現在のような、一生懸命に飼い主やパートナーである人間の表情を理解しようとする犬になっていったのです。本来、動物と動物が見つめ合うというのは危険な行為で威嚇の一種にもなってしまう行動ですが、最近の研究で犬は飼い主と見つめ合っている時に幸せホルモンが分泌されているという調査結果が出たというから驚きです。

犬側も人と見つめ合ってコミュニケーションをとることに幸せを感じているのです。犬と人間は動物としては全く性質が違う生き物ですがそういった長い歴史があるからこそ、不思議と意志の疎通ができるのかもしれませんね。嬉しい時にはまるで笑っているようなハツラツとした表情を見せてくれて、また不安があったり怒られている時には困り顔のような表情になるのには確かな理由があったんですね。

表情に込められた本当の意味を理解してあげることが大切

愛犬にもなれば、困り顔でさえ可愛らしくてたまらなく、思わずずっと見ていたくなってしまいますよね。ですがその表情にも実は特に意味が込められていない時もあれば、体調不良などで本当に犬が嫌な思いをしてしまっていることもあります。犬の表情に深い意味があるのかどうかを確かめるには、「耳」や「しっぽ」といったパーツも合わせてみてあげるのが効果的です。特に柴犬の場合、耳がとてもよく動く形状で感情の変化の違いに気付きやすい部分です。

嬉しくてたまらない時でも、とても怖がっている時でも同様に耳がフニャンと下がって見える時があります。ですが嬉しくて興奮している場合には盛んにしっぽを振っているので喜んでいるのがわかります。逆にとても警戒している場合や怯えている時には毛が少し逆立ちます。しっぽはあまり動かず緊張してピンと伸びていたり垂れ下がっている状態になるでしょう。このように、顔の表情だけでなく全身を観察してあげることで犬の感情は読み取りやすくなります。

なんだか困っているように見えても、実はリラックスしていることも。逆に、何か体調が悪かったりひどく敵対心を感じていることもありますので可愛いからとむやみに触ったりすると急に噛み付いてくると言ったようなトラブルの原因になってしまうこともあるので注意が必要です。柴犬を飼う際には、そういった表情の微妙な違いによる心理的な変化もしっかり読み取れるように普段から観察してあげるのが大切です。

まとめ

柴犬は家族や自分が認めた人以外には人見知りしやすいと言われていますが、愛情をかけて育ててあげるととても人懐っこくたくさんの可愛らしい表情を見せてくれます。愛犬にもなれば少し困っているような表情や気だるげなリアクションでさえ愛おしく思えてしまうこと間違いなしですね。同じ犬でも性格は様々で、同じような動作をしていたとしても必ずしもそのリアクションや表情に込められたメッセージは同じではないこともあります。

なので一緒に暮らしていく中でその子ならではの表情とその内に込められた思いを理解してあげられるといいですね。

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