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布団でスヤスヤ!柴犬の寝姿を撮影しよう

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愛犬家の間で、柴犬が人と同じように布団で眠る姿が可愛いとSNSで人気になっています。同じような写真が撮りたいと、愛犬を布団に寝かせてみた人もいるのではないでしょうか。実際に布団に連れて行くと眠るどころかすぐに起き上がってしまい、全くいい写真が撮れなくてがっかりした人も多いはずです。なぜなら柴犬などの日本犬は独立心が強い傾向があり、相手が飼い主さんといえども何でも従ったりしないためです。

しかし、1回失敗したからと諦める必要はありません。では、どうすれば布団での可愛い寝姿を撮ることができるのでしょうか。

柴犬が布団で眠ってくれるよう信頼関係を築こう

柴犬は古くから人と関わりを持ち、縄文の頃から猟犬として活躍しています。その後は番犬としても人間を守ってきていますが、これらは野生に近い柴犬の習性があったからこそ担えてきたことです。勇ましい性格は独立心を強くし、信頼できない人の言うことを聞くことは自身を危険にさらす可能性があると知っているため、簡単には従いません。布団で眠っている魅力的な写真を撮るためにはまず、成長に合わせ「しつけ」などの訓練を通して信頼関係を築きましょう。

柴犬に認めさせるためには、リーダーシップをとることが大事です。可愛さのあまり、厳しくしつけることができずに甘やかして育ててしまうと、柴犬は飼い主さんを自分より下の存在だと認識してしまいます。これでは人の言うことを全く聞かないばかりか、噛み付いたり吠えたりしてくるようになって危険です。野生のときでも群れを作り、リーダーには従ってきた習性があります。

家で自分がリーダーだと思ってしまうと、人間たちが従わない存在に感じるため噛み付いたり吠えたりして従わせようとします。来客に対して強気に出てしまうようになりトラブルのもとになるため、積極的にリーダーになりましょう。しつけに適しているのは柴犬が子犬のときで、できれば生後6カ月前後には始めておくとよいです。生後4カ月くらいには褒められているか怒られているかわかり始めますので、速く始めたいなら生後4カ月くらいが目安です。

悪いことをしたとき、大声で怒鳴っても柴犬には理解できません。低い声で、「ダメ」と短く伝えたほうが伝わります。悪さをしたそのときに叱ることが大切で、あとから叱っても何に対して言われているか認識できず、信頼関係をうまく築けないので注意しましょう。

柴犬が布団に上がったり遊んだりすることを否定しない

訓練を進め信頼関係を築くことができたら、注意しなければならないのは布団に上がったりしたときに叱ることです。遊んでぐちゃぐちゃにされたから叱ると、ダメなことだと認識して布団に近づかなくなってしまいます。可愛く布団で眠っている写真が撮りたいのに、上がったり遊んだりしてはダメだと覚えさせてしまっては、安心して眠ってくれないでしょう。信頼している人が安心して眠っている場所は、自分にとっても安全な場所だと認識するため近寄ってきていろんなことをします。

一緒に遊ぶようにすれば、徐々に布団で眠ってくれるようになってきます。もし普段寝るときに使っている布団を使いたくないのであれば、寝室には入れさせず柴犬専用に布団を準備しましょう。赤ちゃん用のサイズであれば、片付けやお洗濯もしやすく便利です。赤ちゃん用は通気性や抗菌についても配慮されているので、病気がちや肌が弱い柴犬を飼っている飼い主さんも安心して愛犬用に使えます。家族にも協力してもらう必要があり、布団に柴犬がいても注意しないように話しておきましょう。

家族は群れの一員で、柴犬が自分の順位を一番下だと感じているなら、他の家族に注意されても従います。しつけに参加していなくても家族の行動をよく見ているので、一家の長は自然と群れのリーダーだと認識しているでしょう。家族の力関係を理解することも、野生のときの習性が強く残っている柴犬に多い能力です。

柴犬に布団でリラックスしてもらい撮影に望む準備


いい寝顔を撮影したいなら、デジタルカメラやスマートフォンになれさせておくことが大事です。柴犬に向かってデジタルカメラやスマートフォンを向けたとき、嫌がって逃げていく場合は、危険なものではないと根気よく理解させましょう。眠っている間に撮るのだから、苦手にしていても大丈夫だと考えてしまいがちです。でもシャッター音がその苦手なものから出ていると知ってしまうと、安心して眠り続けてくれません。

音に反応しすぐに起きてしまうので、撮れても1枚程度になってしまいます。ベストショットを撮るためには複数枚撮影することが欠かせませんから、デジタルカメラやスマートフォンになれさせ、シャッター音も日常的に聞かせておきましょう。撮影は静かな部屋で行うのが良くて、家族の笑い声が聞こえる環境ではぐっすり眠ってくれません。群れの仲間が楽しそうにしていれば気になって眠っている場合ではなく、自分も仲間に入れてほしいまたは遊んでほしいと興奮気味になってしまいます。

赤ちゃんがいる家庭では、泣き声が聞こえる場所も避けたほうが無難です。みんなが守って大切にしている赤ちゃんは、柴犬も守るべき存在だと理解しています。泣き声が聞こえてくれば、心配して守るために赤ちゃんの側に行ってしまうので、布団での撮影はできなくなってしまいます。柴犬は眠っているように見えて音には敏感で、よほど熟睡してなければすぐに反応します。家族の声だけでなくエサが入った袋をガサガサさせたときや、家族が帰宅してきた足音や車の音なども聞き分けます。撮影するときには家族にも協力してもらって、一緒に楽しみながら静かな環境で撮りましょう。

柴犬が布団で寝ている姿をキレイに撮るためのポイント

体調を崩し、病気で寝ている柴犬を撮るのはよくありません。表情も苦しそうで、可愛い写真を撮ることはできないでしょう。せっかく築き上げた信頼関係を失ってしまう場合もあるので、健康に問題がないときを撮影日にします。柴犬の腰が悪い場合、人が眠っているような仰向けの体勢はよくありません。症状を悪化させてしまう可能性がありますし、痛みがあれば眠ってくれません。無理に仰向けの体勢をキープさせないように、楽な体勢で撮影する必要があります。

舌が喉に落ちれば、柴犬もいびきをかきます。仰向けのまま眠っていびきがひどい場合、枕などで頭の高さを調節し、呼吸がスムーズになるようにしてから撮影に取り組むとよいです。撮影の注意点として、できるだけ天気がいい日を選び、自然光で撮るようにします。曇っている日は全体的に暗くなり、柴犬の寝顔もすぐれないような印象になってしまいます。毛の色が黒系であれば、より写りにくくなるでしょう。

直射日光が当たる場所もよくなく、熱中症の危険があります。布団の中は熱がこもり、寝ているときは柴犬が十分に体温コントロールを行えません。また、強い日差しは白い色に反射します。白い布団を準備したり、柴犬に白い毛が多かったりすれば撮影時にぼやけてしまうので、明るくても直射日光を避けられる場所を選びましょう。一つの方向からだけでなく色んな角度で撮るようにすれば、柴犬のいろんな魅力を写せます。カメラの機能も十分に勉強しておくと、よりよい撮影ができます。

まとめ

愛犬が可愛く寝ている姿をこれまで撮影できなかった飼い主さんは、柴犬が布団でよく眠ってくれるように少しずつ段階を踏んで進めていくことが成功につながります。焦ってしつけをしたり無理に寝かせようとしたりしても満足行く寝顔を撮ることはできないでしょう。愛犬の一番可愛い眠った顔を撮ることができたら、家族に見てもらったりSNSにアップしたりして評価をしてもらいます。

あまり撮影経験がないと上手な角度で撮れない場合もありますが、評価してもらうことで改善点もわかり、技術が身についていきます。魅力的な寝顔をたくさん残せるように、失敗しても気にせず撮り続けるようにしましょう。

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