便利グッズ

柴犬にもクレートは必要です

更新日:

柴犬は古くから日本人とともに生活をしてきた日本犬です。主人に忠実で従順な性格や凛とした姿が人気の理由であり、いくつかの毛色が存在することも特徴です。かつては狩猟犬として活躍してきた犬種ですが、現在では家庭犬として広く愛されるようになりました。柴犬を飼い始めたらクレートの準備で悩む飼い主も多いでしょう。柴犬は成犬になると意外と体重が重くなりますし、ケース入れて移動する機会は少ないと考えている人もいるかもしれません。

しかし、柴犬にもクレートはあった方が良いため、選び方や慣れさせ方のポイントを知っておきましょう。

柴犬にクレートが必要な理由とは

柴犬を飼っている人の中には、クレートを持っている人と持っていない人がいるでしょう。これは犬を入れて運ぶためのケースであり、ケージやサークルなどと比べるとスペースはあまり広くありません。しかし、その分犬にとっては落ち着ける場所と感じさせやすいのが特徴です。ちなみに、柴犬は成犬になると比較的体重が重くなるため、ケースに入れたまま移動するのは現実的ではありません。

そのような理由から柴犬にクレートは不要だと考える飼い主が多いのですが、移動以外の目的でも柴犬の飼育に重要な役割を果たしてくれると知っておきましょう。室内にクレートを置いておくと柴犬はそこで休めるようになります。柴犬は意外と臆病な性格の子が多いため、広い室内では落ち着いて休めないことがあるのです。広すぎず適度に暗い場所は心を落ち着かせる効果があるため、リラックスして過ごせるようになるでしょう。

また、クレートには屋根があるため、地震などの災害時に身を守る場所としても役立ちます。普段から犬をこの中で寝るようにしつけておくことにより、就寝後に地震が起きても転倒した家具から身を守ることができるでしょう。また、コマンドでクレート内へ入る訓練をしておけば、犬を非難させる時にも役立ちます。避難所での生活は柴犬にとってストレスになりますが、この中で過ごさせるようにすれば、周りに知らない人がたくさんいても落ち着いてくれることが多いのです。

柴犬と一緒に出掛けたい時にも役立つ

クレートは柴犬と一緒に出掛けたい時にも役立ちます。犬を飼っていると車や電車などを利用して一緒に出掛けたいと感じることもあるでしょう。また、電車やバスなどで病院に連れて行かないといけないこともあるかもしれません。そのような時に必要となるのがクレートというアイテムです。犬を車に乗せる時はこのケースの中に入れるのがおすすめです。普段犬を車に乗せているけれど、クレートではなくそのまま座席に座らせているという人もいるかもしれません。

しかし、このような乗せ方はとても危険であり、柴犬の安全を考えるなら絶対にやらないようにしましょう。犬をクレートに入れずにそのまま車に乗せた場合、何かのはずみで道路に飛び出してしまうかもしれません。窓を閉めていても事故に遭った時などは犬が怪我をしてしまう可能性があります。しかし、クレートに入れておけば窓から飛び出してしまうことはありませんし、事故に遭ってしまった時でも生身で道路に飛び出してしまうよりは安全なことが分かるでしょう。

大切な愛犬の身を守るためにも車に乗せる時はクレートの中に入れることが重要です。また、犬を電車やバスに乗せる時にもクレートが必要となります。各鉄道会社によって規定は変わりますが、基本的に犬はクレートやキャリーバッグの中に入れることが義務付けられています。そのため車に乗る時だけでなく、電車やバスに乗る時もクレートは必要となります。

柴犬のクレートの選び方について


柴犬のためにクレートを購入する場合、どの程度のサイズのものが良いのか迷ってしまうかもしれません。犬がその中で過ごすことになるため、大きめのものを選んだ方が良いのではないかと考える人もいるでしょう。しかし、サイズはあまり大きすぎない方が良いとされています。犬は広い空間だと落ち着かないこともありますし、購入するサイズの目安は中で体の向きを変えられる程度のものがおすすめです。

また、車に乗せる際の安全面などを考慮しても、余分なスペースがあると中で犬が動くので危ないことがあります。もちろんあまりに狭いものは良くありませんが、大きすぎないものを選ぶようにしましょう。柴犬は体高40cm程度の大きさに成長するため、中型犬用の商品を選ぶのがおすすめです。柴犬のクレートは成犬になってから購入するのが一般的です。1歳を過ぎると成長が落ち着くため、その子に合ったのを用意してあげると良いでしょう。

成犬になると新しい環境に慣れにくくなると言われることもあります。特に柴犬は警戒心が強いため、成犬になってからでは嫌がって中に入らないこともあるかもしれません。しかし、きちんとしつけをすれば飼い主のことを信頼できるようになりますし、成犬になってからでも受け入れてくれることが多いのです。柴犬のクレートを買い替えることはあまりありませんが、想像よりも大きく成長してしまったら適切なサイズのものに買い替えてあげることが大切です。

柴犬をクレートに慣れさせる方法

大切な柴犬とずっと一緒にいたいと考えている人は多いでしょう。しかし、仕事の時などどうしても犬を連れて行くことができず、家で1匹だけで過ごさせることもあるかもしれません。柴犬を留守番させるためにはクレートに慣れさせることが大切です。その理由として留守番は短時間ならクレートで行いますし、サークルで留守番させる場合もクレートを用意した方が安心できるためです。トレーニングでは柴犬が自らハウスに入るようにしつけていきます。

最初は狭いところを嫌がる子もいるかもしれませんが、おやつなどで上手く誘導することがポイントです。この時は必ず犬が自身の意思で入るようにすることが大切です。無理矢理押し込んでしまうのは良くありません。中に入るのを余計に嫌がってしまうことがあるため、少しずつ慣らしていきましょう。最初はすぐに出てきてしまうかもしれませんが、何度も繰り返すことで少しずつ慣れていきます。次にハウスという言葉と行動を結びつけるようにします。

まずはハウスと言ってからおやつを使い、クレートの中に入るように犬を誘導しましょう。中に入って大人しくしていたら褒めてあげます。これを繰り返すことにより、犬はハウスと言われて中に入ると良いことが起きると学習します。犬がクレートに慣れてきたらドアを閉めてみましょう。最初は閉めてもすぐにドアを開けますが、慣れてきたら閉めている時間を長くしていきます。犬が大人しくしている時にドアを開けて褒めましょう。騒いでいる時には声を掛けたり、ドアを開けてはいけません。

まとめ

柴犬は飼い主に忠実で従順な性格をしていますが、繊細で周りの環境の変化には敏感だと言われています。かつては番犬として飼われていたこともあり、特に音に対しては敏感に反応します。そのため雷が鳴っている時や来客のチャイムが聞こえると不安になってしまうこともあるでしょう。そんなときに役立つのがクレーであり、屋根があって四方がしっかりと囲まれているため、柴犬が不安に感じた時はそこに逃げ込むことができます。

災害時にも愛犬を守ってくれますし、柴犬の安全や安心を考えているならクレートを上手く活用してみるのがおすすめです。

-便利グッズ

Copyright© 柴犬 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.