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柴犬の子犬をブリーダーから買う長所&短所

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柴犬は国内はもちろん海外でも人気がある犬種です。日本でも縄文時代から猟犬として日本人と共に歩んできた歴史があるため、今でも人気ナンバー1の犬種として君臨しています。顔や姿の愛らしさはもちろん、賢い性格で病気もしにくく、飼育しやすいところも魅力ポイントの1つです。最近は特に入手ルートにこだわりたい飼い主さんがブリーダーを頼るケースが増えています。海外ではブリーダーを通じてワンちゃんを手に入れる方法が一般的ですが、いずれにしても合った方法でベストパートナーを探したいものです。

どの方法も長所だけではなく短所に感じる部分もあるので、注意点なども把握しておきましょう。

柴犬の子犬を取引するブリーダーシステムについて

ブリーダーシステムは国内ではあまり一般的ではありませんが、海外ではメジャーなペットの入手ルートの1つです。動物や植物を繁殖、栽培する人のことを指しますが、犬を繁殖する職業も人気があります。柴犬は特に需要がある犬種なので、柴犬を専門的に繁殖するケースも少なくありません。会社組織で経営されていることもありますが、基本的には個人経営が多く、自宅の一部を使って繁殖を行っているパターンが大半です。あまり規模が大きくないところも多く、大々的に行っているところは珍しい方方です。

副業や趣味的に行っている場合、バックヤードと呼んで区別しますが、国内の70%近くがこのタイプです。また、繁殖したワンちゃんは個人にすべて売りに出されるとは限りません。むしろ80%ぐらいはペットショップやオークションに卸されるので、直接個人の家庭に譲渡するケースは20%ほどしかないそうです。このシステムを巡る法律や考えは国によって差が大きく、国内ではあまり厳しく取り締まられていないのが実情です。イギリスやドイツ、フランスでは専門職として扱われ、開業のハードルも高くなります。

日本では資格制度も整っていないので、比較的簡単にデビューすることが可能です。そのため、ブリーダーを選ぶ時はきちんとしたところかどうか事前リサーチが欠かせません。柴犬の子犬をブリーダー経由で手に入れたいと考えている方は、下調べをしっかり行いましょう。

柴犬の子犬をブリーダー経由で入手するメリット

現在、日本でもブリーダーシステムが見直されています。特に柴犬を専門的に繁殖させているところは、選べる柴犬の種類が非常に多いのが特徴です。柴犬は毛の色によって雰囲気が変わりますが、珍しい白い毛の子犬はペットショップではほとんど見かけることがありません。そもそもペットショップでは同犬種の選択肢が限られているので、1つの店舗で選べる柴犬は1種類から2種類程度です。色々な種類のワンちゃんを置くよう心がけているので、柴犬専門店に行かない限り少ない選択肢の中から選ばなければなりません。

その点、ブリーダーシステムでは毛の色や血統など好みに応じて自由に選びやすいので、「こういう子犬を飼いたい」とこだわりがある飼い主さんにぴったりです。また、子犬を生んだ両親も見ることができるので、大きくなった時の将来像をイメージしやすいのも魅力です。犬を見る方法も、ペットショップでは展示スタイルなので走っている様子はわかりません。その点、繁殖先から直接買うシステムでは予約を入れて見学に行くスタイルなので、寝ているところや走り回っている姿などよりリアルな子犬の状態を観察した上で引き取るかどうか決めることができます。

長時間一緒に過ごして相性を見ることもできます。柴犬が好きで繁殖させている方が多いので、専門的な説明やアドバイスなど購入後のケアも充実しています。迎える月齢も自由に選べるので、生まれたその日に欲しいなど予約を入れることも可能です。

ブリーダーから子犬を引き取るデメリット面


ブリーダーから柴犬の子犬を引き取るデメリット面は、アイテムなどの利便性の問題ぐらいでしょうか。ペットショップの場合、犬小屋やドッグフードなど子犬を飼う時に必要になるものがほとんど揃うのが魅力です。獣医さんと提携しているペットショップも多く、色々移動しなくても必要なもの、サービスが一通り揃うイメージがあります。その点、ブリーダーの場合個人経営のところが多く、犬小屋やサークルなどのアイテムは販売していません。別途用意する必要があるので、その点は不便かも知れません。

また、地方在住のケースが多く、見学や引き取りに行く時長距離を移動しなければならないこともあります。生まれたばかりの子犬を引き取る時、いきなり長距離を移動しなければならないのは少し心配です。乗り物に酔ってしまう恐れもあります。もちろん、電車移動はなにかと落ち着かない環境なので、できれば車を用意した方が良いため、免許がない飼い主さんは受け渡しの時不便性を感じるかも知れません。もちろん、交渉次第では自宅まで届けて貰えることもあるので、送り届けてくれるサービスがあるところ探しましょう。

その他、柴犬の子犬の料金がペットショップより高くなることがあります。その分希少価値が高い種類を繁殖させるなどこだわりがありますが、繁殖の苦労が値段に反映されて平均相場より高くなってしまうこともあるので、予算に合うかどうか経済的な条件もしっかり確認しましょう。

優良ブリーダーを見分けるポイント

ブリーダーシステムを利用すると決めたら、子犬のことを第一に考えている優良店を見分ける必要があります。中には、営利目的で運営している悪質なところもあります。高く売れる犬種しか生産しないところや犬の健康状態を軽視して飼っているところも避けた方が無難です。特に普段いる環境は飼い始めたあとの寿命や健康状態にも影響するので、見学の時にしっかり確認して下さい。そもそも見学をしっかりさせてくれないところは、怪しんだ方が良さそうです。

きちんとした環境で健康状態も真面目に管理しているところは、餌や運動の方法、走り回れるスペースなどにも気を配っています。狭い小屋に押し込めて餌も安いものしか与えていないようなところは、飼っているスペースをお客さんに見せるのを嫌がります。堂々と見せてくれないところは信用に値しません。不衛生な場所で飼育しているところもNGで、見学の際は臭いにも注意しましょう。

たくさんワンちゃんを飼っているのである程度臭うのは仕方ありませんが、呼吸するのが辛いほどきつい臭いが立ち込めている場合、衛生面に問題を抱えていることが多いようです。見学や交渉の時は会話を積極的にして犬の知識や経験が豊富かどうか、厳しくチェックして下さい。実際に利用した方の評判も参考になるので、クチコミ情報も集めましょう。アフターケアが充実しているところなら、契約が成立したあとも長く良い関係を築くことができます。

まとめ

柴犬の子犬はペットショップで買う方法がメジャーですが、最近はブリーダー経由で入手する方も増えています。多くの種類から選べることや親の姿を見て成長したあとの姿をイメージしやすいこと、アフターケアがしっかりしているところが多いことなど、メリットはたくさんあります。ただし、中には営利優先の悪質なところもあるので、見学時には飼育スペースの衛生面などもしっかりチェックしましょう。不衛生な環境で育ち、あまり良い餌を与えられていない子犬は引き取ったあとの健康状態が心配です。

また、地方在住の方も多いので子犬を引き渡す方法についても条件を確認しておく必要があります。

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