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柴犬の子犬が噛み付く行為をする

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ペットとして人気が高い柴犬は、愛らしい見た目でありながら、噛み付く力が強い種類である犬であったりします。子犬のうちならばまだしも、成犬になっても噛み付くようになってしまったら、もし噛まれてしまったらタダでは済まない事態になります。よって噛みグセのしつけは非常に重要なポイントであり、飼い主として必須である項目です。また噛んでしまうには、何かしらの理由があることの考慮も必要になる点です。その為躾だけではなく、なぜ愛犬が噛んでしまうその理由も把握しなければいけない事です。

それは小さいうちは様々な要因で噛みますが、病気によるものも原因にあるからです。今回はそういったことも含めた事を取り扱います。

柴犬が噛み付いてしまうのはどうしてか

柴犬は遥か昔から、日本人とともに暮らしてきた犬種です。縄文時代の頃に祖を遡り、狩猟のためや番犬として活動していた歴史があります。この経緯の名残から、危害を加えられると察知して噛み付いてしまいやすい傾向です。基本的に柴犬は物事を理解する賢い頭脳を持ってもいるので、危害を加えられると感じなければむやみやたらと噛み付く訳ではありません。しかしながら飼い主への忠誠心は高いものの、警戒心が高いので見知らぬ人や犬に噛んで威嚇するケースは起こり得ることです。

こう行った行動には犬自身が怖がりであるほどより起こりやすく、自己防衛として噛んでしまうことになります。それらを含めた上で注意が必要になる重要なポイントとして、しつけのなかでの体罰を行う事が挙げられます。これは柴犬の噛みつきに繋がれやすく、更には信頼関係が崩壊する結果になります。この場合はその場で大人しくする代わりに、飼い主の目が届かない他の人や動物を攻撃する犬になる事もあり得る為問題行動に発展する危険性が高い点です。

逆に大切にしすぎて、飼い主との主従関係が逆転してしまった結果が噛み付きにつながる事もあります。甘やかす飼い主より自分が優位にいると感じた結果、「触るな!」「言うことを聞け!」という命令を噛みつきで行ってしまいます。この場合犬自身の機嫌に左右されることになる為、面白くないと感じたらガブリガブリと噛み付くことになります。

健康的な柴犬の子犬が噛み付く理由

健康的な柴犬子犬が噛み付いてしまう場合の理由としてよく挙げられるケースとして、成長して歯が生え変わる時期によるものがあります。これは生え変わる時、歯がむず痒くなってしまう事によります。他には生後7ヵ月頃になると、いろいろなものを噛むようになります。さらにはゴミをおもちゃ認識して遊んでいる最中に、飼い主が無理に取り上げてゴミを捨てようとするので、本気で怒って噛み付くといった場合も起こり得るパターンです。これは頑固な犬種である為、くせが続く場合その結果骨折してもやめない程です。

また飼い主に構って欲しくて、子犬が噛んでくる事もよくある事です。遊びに熱中しすぎてハイテンションになりガブガブ噛んでしまう場合もあります。噛みたい欲求が足りないので、スリッパや家具など手当たり次第噛んでしまう事や、飼い主の手まで噛んでしまうケースもあります。これらは子犬期の噛まないしつけを、行うことが重要です。こう行った行動では甘噛みするパターンで、柴犬の子犬は多い傾向です。ただし早くに母犬や兄弟と別れたりすると、甘噛みの加減がわかっていない可能性が高くなります。

これは母犬や兄弟とじゃれ合いなどで、どの程度の噛みつきが良いのか学習をしていないのが原因です。傷だらけ血だらけになる事もあるために例え甘噛みはシャレにならないことになります。よって3ヶ月頃までに、学習する機会がなかった柴犬の場合は飼い主が母犬や兄弟犬の代理になり教えることが必要です。

柴犬の子犬が嫌がって噛み付くケース


拘束されたり触られたりすると噛む犬もいます。よくあるシチュエーションとしては、抱っこしようとする場合や毛をブラッシングをする噛むケースや、リードやハーネスを着けようとする場合やサークルに入れる理由などで子犬を追いかけ捕まえようとする際にガブリと噛み付くことがあります。またこれらは犬側と人間側の、認識の違いも関わりがあります。多くの場合の飼い主は、愛犬をなでて可愛がるのが普通の認識になる傾向です。

しかし犬側にすると迷惑である点で、特にハグの場合調査によりその8割がストレスとなってしまっている事がわかっています。飼い主によっては、手から出血するほど噛みつきをするのでまともに散歩が出来ない柴犬になってしまう事があるほどです。柴犬の場合はずっとしつこく撫でると嫌がる事が犬が多い事にもよるので、飼い主は愛犬が嫌がるポイントを把握する事が必要です。それ以外には柴犬は爪を切られるとき嫌がって噛んだり、恐怖が発生する事もあり爪切りを嫌いになりやすい犬種です。

本来あまり体を人に触らせない犬なので、例え信頼した飼い主でも爪切りのために体を固定されることは嫌がります。これは爪を切る事自体よりも、固定の時間の長さに恐怖を感じてしまうからです。放置すると伸びた爪が肉球に刺さって正しく歩行ができなくなったり股関節などに余計な負担になります。よって室内で飼うのであれば、必要な事であるため、犬が不安にならないように速やかな爪切りを行う事が必要になります。"

病気が要因になっている噛みつき

柴犬の子犬が噛み付く要因で、病気による原因のものもあります。脳内の異常で発生する事があり、柴犬は脳内伝達物質のセロトニンの代謝が弱い個体が多いとされています。よって感情のブレーキがかかりづらいため、攻撃行動に影響を与え噛みつきをしてしまう結果となります。また攻撃行動のある犬の脳波を計測する調査で、その約9割の個体でてんかんのような脳の機能的な異常が確認されており、しつけの問題ではない可能性もあります。

前兆が全く見られない状態で突然起こる特発性の攻撃行動には、てんかんの焦点性発作が含まれているともされます。この場合は、抗てんかん薬を投与が効果的とされます。てんかん体質のある犬は、投薬でその8割は改善につながります。柴犬の場合気をつけなければいけないのが、しっぽ噛み(常同障害)です。これは3ヶ月くらいからしっぽを追いがちですが、これが習慣化する事でより悪化し放置しておくと徐々に噛む頻度や程度が強くなり、場合によっては尻尾を噛みちぎってしまいます。

目安としては、回りだすと一分以上止まらなかったり、1日に複数回見る状況になっていたらず診察を受ける事が大切なポイントとなります。しっぽ噛みは、100頭に2頭程度発生する割とよくある障害であり、更にはこの治療が生涯にわたるケースも十分可能性があるので根気強く向き合っていく姿勢と早期治療に努める事も愛犬の健康のために求められます。

まとめ

柴犬の子犬が噛み付いてしまうのは、様々な理由があります。元々の性質や病が原因になっているものもあり、そして飼い主の姿勢も要因に繋がる結果になる事も十分起こり得る事になります。これらは噛みつきが発生するそれぞれに違いがあるので、愛犬をよく見て飼い主が相応しい対応を取ることは大切です。噛んでしまう原因が、身体の異常によるものではないかも気をつけ、病気によるものであれば速やかに病院で診察して、早期治療に努める事も飼い犬の健康のためにも飼い主には必要になる姿勢です。

飼い主の態度は、柴犬が噛んでしまう事につながりやすい事も注意点となります。

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