飼い方・しつけ

柴犬の子犬に必要なブラシでのお手入れ

更新日:

柴犬は古来より日本で飼われてきた歴史ある犬種です。その凛とした姿や可愛らしい顔立ちが好きという人も多いでしょう。賢いので訓練やしつけやしやすいということですが、愛情を持って接してあげることが大切です。柴犬を飼い始めたらさまざまなお手入れが必要となります。ブラシを使ったお手入れは抜け毛を取り除き、被毛を美しく維持するために欠かせません。体全体をブラッシングすることで皮膚に刺激を与えることができますし、血行を促進する効果や新陳代謝を活性化させるといった効果も期待できるのです。

また、病気の早期発見にも繋がるでしょう。

柴犬の子犬にブラッシングをする

柴犬を飼い始めたら子犬のうちからブラッシングを開始することがポイントです。生後2ヶ月から初めて良いということですが、最初はいきなりブラッシングをするのではなく、まずはブラシに触らせて慣れさせていきましょう。柴犬の子犬がブラシを安全なものだと分かればお手入れもしやすくなります。次の日はブラシを持って柴犬の子犬の体に触れ、嫌がらなかった時はご褒美を与えるようにします。そして、次の日は軽くブラッシングをしてみましょう。何度も繰り返すことで少しずつブラッシングに慣れさせることが大切です。

焦らず丁寧に行うことにより、お手入れで苦労することはなくなるでしょう。柴犬の子犬のブラッシングは毎日行うことが大切です。そうすることで皮膚の新陳代謝が良くなりますし、飼い主とのコミュニケーションが増えることで信頼関係を築きやすくなるのです。また、体全体を触ることは健康管理にもなるため、毎日続けていきましょう。柴犬の子犬のお手入れは人間用のブラシでもできますが、犬用のものを使った方が綺麗な仕上がりになります。毛玉はお手入れ不足や毛が擦れることなどが原因でできてしまうものです。

特に脇や耳の後ろ、お腹といった部分にできやすいため、普段からしっかりチェックしておきましょう。耳を掻くと耳の後ろ側に毛玉ができてしまうこともあります。体全体のお手入れをすることはもちろん、毛玉ができやすい部分は特に丁寧にブラッシングをしてあげることがポイントです。

柴犬の子犬にブラッシングをするメリット

柴犬の子犬の被毛に毛玉ができると気になってしまうものです。毛玉ができた時にはいろいろな対処法がありますが、家庭でハサミを使って毛玉を切ってしまうのは良くありません。怪我に繋がってしまうこともありますし、カットで見た目が悪くなってしまうこともあるのです。まずは固まっている毛玉を指で解し、皮膚の根本からブラッシングしていきましょう。子の時は皮膚との距離を確認しながら毛玉を解していくことがポイントです。何度も皮膚に当ててしまうと皮膚が赤くなり、擦り傷のような状態になってしまうこともあるのです。

全体がフェルトのような毛玉になっている場合、バリカンでカットしてあげた方が良いかもしれません。自宅でのお手入れが難しい場合、トリミングサロンで相談してみましょう。ブラッシングは皮膚トラブルの予防や毛玉対策として効果的ですが、他にもさまざまなメリットがあります。まずは柴犬の子犬とのスキンシップになるということや信頼関係を築けるということ、マッサージ効果による血行促進効果、皮膚を健康に保つ効果、怪我などを見つけやすくなるといった効果が期待できるのです。

ブラッシングは被毛を綺麗にするだけでなく、さまざまな効果が期待できるお手入れだと知っておきましょう。また、普段から被毛のお手入れをしておくことにより、抜け毛対策になることもポイントです。柴犬は抜け毛が多いのできちんとケアすることが大切です。

柴犬の子犬のブラッシングに必要な道具


柴犬の子犬のブラッシングにはさまざまな道具が使われます。獣毛ブラシは豚や馬、猪などの毛を使って作られたものです。静電気が生じにくいことが特徴であり、被毛についた汚れなどを取り除く時に役立ちます。ラバーブラシは柔らかいゴム製の道具であり、被毛のお手入れができるだけでなく、皮膚に対するマッサージ効果も期待できます。柴犬は短毛の犬種であり、ラバーブラシや獣毛ブラシなどを使うことが一般的です。短毛種の場合はスリッカーブラシだと力が入りすぎてしまいますし、皮膚を傷つけてしまう可能性があるのです。

まずは被毛の流れに沿って上から下へブラッシングしていきましょう。この動きによってマッサージや血行促進などの効果が期待できるのです。また、お手入れが終わった後はタオルで体を拭いてあげたり、マッサージをしてあげるのも良いでしょう。そうすることで皮膚の汚れを取りやすくなるのです。ペットショップやホームセンタには、手袋タイプのブラシが販売されていることもあります。これは体を撫でるような感じでブラッシングをする道具です。毛が抜けやすいので外でやった方が良いでしょう。

また、シャンプーで体を濡らした時にお手入れをするという方法もあります。手袋タイプの中にはかなり大きいものもありますが、手にしっかりフィットするタイプの方が使いやすいです。柴犬の子犬の被毛を掻き分け、根本からしっかりブラッシングしてあげましょう。ブラッシングの時には専用のスプレーを使うこともあります。スプレーには静電気防止や被毛を美しくするなどの効果が期待できます。

柴犬の子犬にブラシでお手入れをするポイント

自宅で柴犬の子犬のブラッシングをしたいという場合、具体的な方法を確認しておきましょう。家庭でのブラッシングは被毛の表面だけのケアしかできていないということもあります。効果を高めるためにも皮膚の根本からブラッシングすることを心がけましょう。ちなみに、皮膚に対して平行にブラッシングをした場合、皮膚を傷つけてしまうこともあるので注意が必要です。皮膚の根本から毛先に向かってブラッシングをすることにより、皮膚への負担を軽減できるということです。

顔のブラッシングでは目や鼻、口などを傷つけないように注意が必要です。足先などの毛が短い部位は軽くお手入れをするのが良く、毛の長い部分は根本からしっかりお手入れをしてあげましょう。ブラッシングの後は毛の根元から毛先に向かってお手入れをし、毛がもつれていない確認していきます。そうすることで毛玉ができにくくなるのです。柴犬の子犬の中にはブラッシングを嫌がってストレスを抱えてしまったり、ブラシを玩具と勘違いして噛んでしまう子もいるかもしれません。

その場合はブラッシングが楽しいものだと認識させることが大切です。ブラシを少し当てたら褒めるようにしたり、少しでもお手入れできた時に褒めてあげると良いでしょう。アレルギーなど皮膚トラブルがある犬のお手入れには注意が必要です。皮膚が荒れないようにできるだけ刺激を少なくすることはもちろん、優しく丁寧にブラッシングをしてあげましょう。

まとめ

愛犬の成長とともにさまざまなお手入れが必要となります。柴犬は短毛なのでお手入れはしやすいですが、抜け毛が多いのでブラッシングは欠かせません。ブラッシングした後はコームを使って毛並みを整えてあげましょう。皮膚の根本から毛先に向かって整えていくことになりますが、コームが被毛に引っかかったり、通らなかったりする場合は毛玉がある証拠です。その場合はもう一度ブラッシングをしてあげましょう。毎日ブラッシングをすることで柴犬の子犬とコミュニケーションが取れるというメリットもあります。

柴犬の子犬は皮膚病になりやすいため、丁寧にケアをしてあげることが大切です。

-飼い方・しつけ

Copyright© 柴犬 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.