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柴犬の子犬におすすめなフード

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柴犬は縄文時代から日本人とともに生活をしてきた歴史ある犬種です。日本犬の中では最も良く知られており、主人に忠実な性格が特徴です。柴犬の子犬をペットショップやブリーダーから迎えた場合、しばらくは同じフードを与えることになります。そのまま同じものを与え続けても良いのですが、他のものを食べさせたいということもあるでしょう。市販のフードにはさまざまな種類があり、商品によって原材料や価格、カロリーなどが大きく異なります。そのためどれを選ぶべきか悩んでしまうかもしれません。

柴犬におすすめなフードの選び方や与え方などを確認しておきましょう。

柴犬の子犬におすすめなフードの選び方

タンパク質は犬の体を作る上で欠かせない栄養素です。柴犬の子犬には特に動物性タンパク質の割合が多いフードを選んであげることが大切です。原材料を見て一番上にチキンやラム、魚といったものが表記されているかどうかをチェックしましょう。理想は肉食材の割合が50%以上となっており、タンパク質の割合が30%以上になっている商品です。柴犬が子犬の時期は食事から栄養素を吸収し、丈夫な体を作っていくことになります。穀物は犬にとって消化しにくいものですし、特に子犬の時期は成犬と比べて消化能力が低いので注意しましょう。

柴犬が子犬のことを考えるなら穀物不使用のものを選ぶことがポイントです。また、着色料や香料といった添加物は栄養になりませんし、消化の妨げになることもあるので無添加のものがおすすめです。柴犬が子犬がタンパク質を筋肉に変えるためにはエネルギーが必要です。穀物や添加物でエネルギーを補っていることもあるため、脂質の量を確認しましょう。脂質が15~20%程度でカロリーの高いものなら柴犬の子犬に安心して与えることができます。ちなみに、フードは商品によって粒の大きさや形が異なります。

柴犬が子犬がどういった粒を好むのかは食べている様子を確認して判断するしかありません。粒を噛んで食べたい子もいますし、丸飲みにしたい子もいるでしょう。噛まずに飲み込むタイプだと大きい粒を選ぶのは危険です。喉に詰まらせてしまうこともあるため、小粒のものを選んであげることが大切です。

柴犬の子犬のフードを切り替えるタイミング

柴犬の子犬が大きくなってくると、成犬用のフードに切り替えるタイミングなどが気になるかもしれません。切り替えには厳密に時期が決まっているわけではなく、犬に合わせていくことが大切です。柴犬が子犬の時期には高い栄養価を必要としますが、一般的には10ヶ月程度で成犬の体になるため、幼い頃の半分程度の栄養価で十分になります。もちろん成長のスピードや体質は犬によって異なるため、目安の時期より早めに成犬用にすることがあるかもしれません。

逆にゆっくり大きくなる子の場合、1歳くらいまでは子犬用のフードを与えた方が良いでしょう。切り替えは早すぎても遅すぎても良くないですし、適切なタイミングが分からない場合は動物病院でアドバイスしてもらうのがおすすめです。最近では子犬のうちに避妊や去勢手術をするケースが増えていますが、手術後はホルモンバランスの変化によって太りやすくなることが多いです。しかし、犬の体質によってはあまり変化がないこともあるため、手術後の様子はしっかり確認しましょう。

手術前より太ってきたと感じた場合、フードの量を少し減らす必要があります。しかし、大幅に減らすと必要な栄養素まで不足しやすくなるため、減らす量は規定量の2割程度までにしておくのが無難です。食事の量を減らしても体重が変わらない場合、早めに成犬用に切り替えたり、ダイエット用の商品を選ぶ必要があるかもしれません。動物病院でドクターに相談してみましょう。

柴犬の子犬は我儘で食べないことがある


柴犬の子犬がフードを食べない場合、多くの場合は我儘が原因となっています。最も効果的な対処法としては、食事を出して10分で食べようとしなかったら片付けてしまうという方法です。基本的に我儘が原因になっている場合、お腹が空けば自然に食べるでしょう。時期によっても異なりますが、一度出した食事は酸化や傷みが心配になるため、勿体なくても廃棄してしまうのがおすすめです。これは食事の時間に食べないと食事が摂れないということや、食べずにいても他のものを出してもらうことはできないと子犬に学習させることができます。

ちなみに、子犬の内は低血糖症を起こしやすいため、3食食べなかった時は動物病院に連れて行きましょう。おやつや人の食べ物を与えている場合、柴犬の子犬はフードを食べなくなることがあります。おやつはカロリーが高いですし、市販の商品には添加物が大量に使われていることもあるので注意が必要です。また、人間の食べ物を犬に与えるのも良くありません。人間の食べ物は犬の食べ物よりも味付けが濃いですし、塩分や糖分の過剰摂取に繋がります。

また、一度人間の食べ物を与えてしまった場合、その味を覚えて犬の食事を食べなくなってしまうことがあるのです。毎回人間の食べ物を与えていると食費がかかってしまいますし、柴犬の子犬にとって必要な栄養素を補うことはできません。柴犬の子犬の食事は基本的に犬の皿で食べさせることもポイントです。手から食べさせていると癖になってしまうことがあるので注意しましょう。

体調不良が原因で食べないこともあるので注意

柴犬の子犬がフードを食べない場合、体調不良が原因となっていることも考えられます。体調不良による食欲不振はいろいろな原因がありますが、柴犬の子犬に多いのは誤飲や誤食です。散歩中や家の中で落ちているものを食べた場合、それが原因で食欲がなくなってしまうのです。場合によっては手術が必要になってしまうこともあるので注意しましょう。誤飲や誤食をしてもほとんどの場合、元気がなくなったり、呼吸困難になるといった症状が出るので分かります。

柴犬の子犬が異物を誤飲し、その異物が確認できる場合はピンセットなどで慎重に取り除きましょう。しかし、子犬の場合はしつけが十分にできていませんし、じっとしていることが難しいかもしれません。上手く異物を取り除けない場合、早めに動物病院に連れて行くことが大切です。また、普段から柴犬の子犬の口に入るサイズのものはきちんと片付けておくこともポイントです。ペットショップやブリーダーから迎えたばかりの子犬は緊張や不安でいっぱいです。また、寂しさなどが原因で食事を食べないこともあります。

この場合は空腹には勝てませんし、お腹が空いたらそのうち食べるのであまり心配しなくても良いでしょう。無理に食べさせようとするのではなく、柴犬の子犬が新しい環境に慣れるのを待つことが大切です。なかなか食べてくれなくて心配な場合、フードを水で溶かしてペースト状にしたものを注射器などで与えるという方法もあります。

まとめ

初めて柴犬の子犬を飼った場合、フードに関する悩みを抱えることが多いでしょう。柴犬は生後10ヶ月くらいまでは急激に成長するため、多くの栄養素を必要としています。しかし、人間と同じように犬にも個体差がありますし、成長のスピードはそれぞれ異なるということです。この時期は犬が体を作る上でとても大切な時期ですし、栄養価が高く消化しやすい食事を与えてあげることがポイントです。柴犬の子犬にとって食事は健やかな成長をサポートするだけでなく、心の健康にも大きな影響を及ぼすと言われています。

急に食事を食べなくなると心配になるかもしれませんが、その原因や対処法なども確認しておきましょう。

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