健康

柴犬に消化器サポートが必要な理由

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柴犬は年齢別でかかりやすい病気が異なってきます。とくに子犬期や成犬期では、免疫機能が完全ではないという理由で、胃腸系の病気にかかりやすくなります。シニア期でも消化機能が低下するので、消化器サポートは欠かすことができません。犬種別では大型犬は骨系の病気、小型犬は心臓系の病気にかかりやすい傾向があるようです。これら消化器系の病気の予防法としては、犬が消化しやすい成分が配合されたものを選んであげるという方法になります。

トウモロコシや小麦などの穀物が含有されているものは避けて、タンパク質や脂肪が適度に配合されているものを選びましょう。

柴犬がかかりやすい病気のための消化器サポート

柴犬は年齢によってかかりやすい病気が変わってきます。年齢で分けると、子犬期には免疫機能が成熟していないため、消化器系の病気にかかりやすくなりますので、消化器サポートが必要です。成犬期でも前半ではまだ免疫機能が完全ではないため、胃腸系の病気やウイルス感染などの病気の恐れがあります。シニア期になると消化器系がどうしても弱くなるので、この時期も消化器サポートが重要です。柴犬は中型犬になりますが、犬種によってもかかりやすい病気が変わってきます。

例えば大型犬の場合には体重が重くなるので、骨などの病気にかかりやすく、小型犬の場合には心臓系の病気にかかりやすい傾向があります。病気の予防法として、柴犬に合ったドッグフードを選んで与えることが大切です。柴犬はトウモロコシや小麦といった穀物は消化しづらいという特徴がありますので、そのようなドッグフードは避けるようにしましょう。

病気予防に最適なドッグフードとしては、消化しやすいタンパク質や脂肪などが適度に含まれているものを選んであげることが大切です。もし比較的重い消化器系の病気になってしまったというのであれば、必ず獣医師などに相談して、消化の良いドッグフードなどを紹介してもらいましょう。病気の予防や改善のためには、添加物や不安な原料が使われているようなものは避けることが大切です。

また犬によっても合う合わないがありますので、糞便の様子などもしっかり確認しましょう。

柴犬が罹りやすい消化器系の病気

人と同様に柴犬も体内で栄養を消化して、生きるためのエネルギーに変換する営みが行なわれています。消化器というのはドッグフードを食べる口から、消化して要らないものを排出する肛門までの一連の器官をそう呼びます。柴犬も罹る病気には巨大食道症があります。これは何らかの原因で食道が広がってしまう病気で、アカラシアとも呼ばれます。

遺伝であることが確認されていますが巨大食道症に罹った場合、嘔吐物が肺に入ってしまい吸引性の肺炎を起こすことも知られています。完治することが困難な病気のために、食事における消化器サポートを必要とします。飲み込むことが難しくなるので、前足を台や階段などに乗せて頭を高い位置に置いて食事をすると、重力の力でドッグフードが胃まで落ちて行きます。また、柴犬は下痢を起こし易い犬種といわれています。

下痢の原因として考えられるのはドッグフードの種類を急に変更したり、食事やおやつの食べ過ぎ・寄生虫・ウィルスや細菌感染・異物を間違って飲み込んだ・環境の変化によるストレスなどです。下痢を起こしている時は水分の補給や餌さの量を調節するなど、柴犬の消化器サポートをしてあげてください。急性胃炎は胃の粘膜が炎症を起こす病気で、症状は何度も嘔吐を繰り返します。

急性胃炎の原因には動物病院で貰った薬であったり、毒を持つ植物のキョウチクトウやポインセチア・ヒアシンス・水栓などを誤って食べた時にも起こります。

柴犬の弱りやすい腸を気遣った病気の予防法


柴犬は消化器系の炎症などを起こしやすい体質の犬も多いため、病気の予防法を取り入れて健康を管理していくことは大切です。脂肪を取りすぎないようにして肥満を防ぐことは大事ですが、体を維持するうえで欠かせないたんぱく質の摂取量まで減ってしまうと病気を予防していくことはかないません。ドッグフードの消化器サポートは、低脂肪の上に消化機能が弱っている柴犬にも安心して食べさせることができて、栄養も偏りすぎていないので虚弱が気になる場合にもよいでしょう。

肥満は運動不足を誘発し、体の動きが鈍れば腸の活動も弱まります。便秘になったあと下痢になる症状を繰り返すようにならないためにも、ドッグフードだけを変えていくのではなく、運動も取り入れるべきです。散歩が苦手な場合、おやつを隠して探させることで体を動かす事ができて、腸にもよい刺激になります。水分も取らせて、より便秘解消につながるようにしましょう。

便秘が続くと体内に活性酸素が生じやすくなりますが、柴犬に消化器サポートを与えれば活性酸素を抑えてくれるビタミンなどを得られます。腸の機能を高めて病気予防につなげるためには酵素も必要です。犬用の酵素サプリもありますが、生野菜を食べさせることで酵素が得られます。腸が弱っているときに食物繊維が多くなると負担になってしまうので、柴犬に生野菜を与えたい時には、量に注意して消化しやすいようにできるだけ細かく刻んであげることが大事です。

柴犬の病気予防のために最適・安心なドッグフードの選び方

柴犬の健康管理には毎日の食事が重要です。ドッグフードには様々な種類がありますが、年齢や体質などによって最適なものを選択する必要があります。柴犬にとって適したドッグフードは、栄養バランスに優れ、歯やあごの健康を保てるものです。また犬は本来、肉食動物なので穀物や野菜はうまく消化できずに消化器官に負担をかけてしまいます。ですから基本的にはチキンやビーフといった動物性タンパク質が含まれているフードをお勧めします。

健康な柴犬が病気になる原因として肥満は大きな要因となります。肥満は万病の元になるので、栄養素には十分配慮してドッグフードを選びましょう。0歳〜12カ月の成長期には、必要なエネルギー量が成犬の2〜3倍も必要になると言われています。成長には特に、タンパク質・カルシウム・リンが欠かせないものとなっています。子犬向けの栄養バランスに優れたフードを与えてください。1歳〜6歳の成犬の時期は、子犬の時期に比べて必要なエネルギーの量は少なくなります。

子犬と同じようなドッグフードを与えると肥満になる恐れがあります。肥満気味の場合は、脂肪分を抑えた肥満用のものに切り替えることを検討しましょう。妊娠後期からは、必要とするエネルギーの量が通常の2〜4倍に増えるので、高カロリーで消化の良いドッグフードを与える必要があります。カルシウムやリンといったミネラルを多く含む妊娠・授乳期用フードで補助してください。7歳からの高齢期の柴犬は、成犬と比べ必要なエネルギーが3分の1になります。

脂肪の多い食事を与えていると様々な病気の原因になるので、脂肪の多い食事は控える必要があります。消化器に負担が少なく高栄養の消化器サポート機能のあるドッグフードなどをお勧めします。

まとめ

愛犬には、いつまでも元気に過ごしてほしいものです。犬は、年齢や犬種によって様々な病気の危険性があります。犬は口をきくことができないので、家族が日常で注意しなければなりません。病気は、初期症状がわずかなサインとして現れるものもあるので、日頃から犬の健康状態に気を配ることはとても重要です。また、適度な運動やドッグフードによる毎日の食事管理でも病気を予防することが出来ます。

病気になってから後悔するのでは遅すぎます。愛犬に健康で快適な毎日を過ごしてもらうために、私たち家族ができる予防と対策について知識を持つことが必要です。

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