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柴犬がドッグフードを食べない場合の対処方法とは

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一般的に犬は猫のように、食べ物に関してワガママではありません。それでも中には、乾燥(カリカリ)タイプのドッグフードを食べたがらない柴犬もいます。体のサイズが小さい種類や顎の力が弱い場合や歯が生え変わる時期であれば、粒が大きくて硬いカリカリタイプのドッグフードを食べてくれないというケースも少なくありません。乾燥タイプのドッグフードが苦手な柴犬でも、与える前に簡単な調理をすることで食べてもらえるようにすることができる場合があります。

ただし調理の方法によっては栄養分が壊れてしまうことがあるので、注意が必要です。

カリカリタイプのドッグフードが苦手な柴犬もいます

人によっては煎餅やビスケットなどの乾燥した食物をたくさん食べると口が渇いてしまい、食べにくく感じてしまう場合があります。柴犬の場合も人間と同じように、水分をほとんど含まない乾燥したドッグフードが苦手なケースも存在します。人間でも夏の時期に乾燥した食品を食べたくなくなるのと同じように、柴犬も気温が高くなる夏の時期になるとドッグフードを食べにくくなってしまいます。

市販のドッグフードは味や粒の大きさ・硬さが違うので、犬の体の大きさや顎の強さによって好き嫌いがあります。性格や好みなどによっても食べ物の好き嫌いがあるので、愛犬が好むようなタイプの製品を選べば食べてくれるようになるかもしれません。ただし、中にはどうしてもカリカリタイプのドッグフードが苦手な柴犬もいます。特に子犬は顎が弱かったり歯が生え変わるなどの理由で、硬い物を食べることができないケースがあります。

このような場合にはウエットタイプの製品を選ぶのもひとつの方法です。ただしウエットタイプで缶詰やレトルトパック入りのドッグフードを毎日使用すると、購入費用が高くついてしまいます。さらに保管場所や消費期限の面でも、ウエットタイプの製品は扱いにくいというデメリットがあります。乾燥タイプのドッグフードであっても粒を細かく砕いたり水を含ませて柔らかくして食べやすくなるように調理をしてから与えることで、食べてくれる場合があります。

柴犬が食べやすくなるドッグフードのふやかし方

様々なメリットがある調理方法としてドッグフードを水でふやかす方法があります。しかし、デメリットになることもあるので、注意も必要です。このふやかしたドッグフードを食べすぎてしまうと柴犬は、そのドッグフードしか食べなくなってしまう場合があります。きちんと観察しておかないと、ドライフードへの切り替えが困難になるのです。ドッグフードがやわらかいと、阻害してしまうのが噛む力です。

定期的にドライフードも食べさせて、柴犬に噛む力もつけてあげましょう。水ではなかなかふやけにくいのがドッグフードです。飼い主の方にはお湯を使用する方も多いですが、注意が必要なのはその温度です。柴犬に必要なバランスの取れた栄養素がドッグフードには多く含まれています。熱に弱いビタミンなどは、熱湯を使用してしまうとその大切な栄養素を壊してしまうこともあります。

ふやかすことを想定して作られていないドッグフードでは、30度~40度のぬるま湯におおよそ15分ひたすことで、フードの品質を維持できるでしょう。ドッグフードをふやかすのに使った水にも使い道があります。ドッグフードによっては水に栄養素が溶け出しているものもありますので、その水も一緒に柴犬に与えてみてください。柴犬が摂取することで、フードの栄養素も一緒に得られるというメリットになります。

ただし、これらについても作り置きをすることは避けたほうが良いです。ふやかしたドッグフードは傷みやすいため、気を付けましょう。

皮膚トラブルがある柴犬には、ドッグフードとたっぷり水分を!


柴犬の食事には、ドッグフードが適しています。ドッグフードには、柴犬の成長を考えた栄養素がバランスよく配合されています。食いつきがよくなるように様々な工夫がされていて、配合の原料や香りなども考えられています。ドライドッグフードの場合、保存がきくようにドライにできています。そのため、柴犬がドライフードを食べる時には、水も一緒に与えるようにします。食事中にたっぷりと水分を取ると、肝機能が高まると言われています。

肝機能の働きが低下すると、皮膚トラブルを起こしやすくなります。皮膚トラブルのある柴犬の食事には、ドライフードと一緒に飲み物もたっぷりとれるようにします。また、普段からあまり飲まないでいると尿路疾患になる危険性が大きくなり、腎臓病になる恐れがあります。代謝を良くするためにも、食事の際にはドッグフードと一緒にたっぷりと飲ませるようにしてください。

その時、与えるのはミネラルウォーターより水道の方が適していると言われています。水道のは厳しい検査を行っているので細菌などの心配がありません。犬は置いてある容器の中のを飲むので、衛生的な水道の方がよいでしょう。一方、ミネラルウォーターはミネラルを豊富に含んでいることが多く、ペットがミネラルウォーターを日常的に飲むと尿路結石になるリスクが高まります。ボトル入りでもミネラルウォーターでなければ、ペットに与えても問題はないでしょう。

柴犬のドッグフードをふやかすやり方

ドッグフードは水を入れてもなかなかふやけないことがあります。お湯を使えば早くふやかすことができますが、温度に注意が必要です。ドッグフードに含まれるビタミンなどの栄養素は熱に弱く、熱湯を使うとそのような栄養素が壊れてしまう可能性があるのです。もともとドッグフードは柔らかくして与えることを想定していなため、熱湯ではなく30~40℃のぬるま湯を使うようにしましょう。

電子レンジでふやかす方法もありますが、こまめに温度を確認しながら加熱することが大切です。ふやかす時間を短くしたいという場合、フードを細かく砕いてからぬるま湯を加えましょう。フードにラップをかける方法も時間短縮に繋がります。ドッグフードをふやかした場合、フードに吸収されなかった水を捨てるのは良くありません。ドッグフードに含まれる栄養素の中には水に溶けるものもあります。

そのためふやかした際の水が残ってしまった場合、ドッグフードと一緒に柴犬に与えるようにしましょう。そうすることでフードの含まれる栄養素を柴犬がしっかり摂取することができるのです。フードをふやかすためにはある程度の時間がかかってしまいます。そのためフードの作り置きをしたいという人もいるかもしれません。しかし、ふやかしたフードはドライの状態よりも酸化して傷みやすくなっています。

そのままにしておくと悪くなってしまうこともあるため、作り置きはしない方が良いでしょう。

まとめ

健康で元気な柴犬には硬いままのドッグフードを与えている人が多いでしょう。しかし、子犬や老犬にとって硬いドッグフードは食べにくいことがあります。消化器官に負担がかかってしまうこともありますし、与える時にはちょっとした工夫が必要です。ドライタイプのドッグフードを食べやすくする方法としてふやかすということがあります。柔らかくすることにより、噛む力が弱くなった柴犬や消化器官が未熟な柴犬でも食べやすくなるということです。

また、フードをふやかすことで水分補給ができるというメリットもあるため、夏場は特におすすめです。

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