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柴犬は立ち耳で垂れ耳ではありません

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柴犬のイメージには、巻いた尻尾や丸い黒目などの他に、ピンと立った三角の立ち耳も印象的です。ペットショップなどで子犬を選ぶ際、何をポイントに選ぶと良いか分からないという人もいます。できれば健康な柴犬を選びたいと思うものです。素朴な日本犬として凛々しい立ち姿で、飼い主にも忠実な性格の柴犬は、見た目の可愛さで選ぶのも良いことですが、いくつかポイントがあるのでそれを参考にすると良いです。

柴犬には垂れ耳はいるのか、子犬を選ぶポイントや、耳からわかる感情表現や、健康状態など、柴犬の耳について紹介していきます。

子犬の選び方のポイントはいくつかあります

柴犬の見た目の特徴に、ピンと立った三角の立ち耳があります。我が家に迎えるにあたり、ペットショップやブリーダーから譲り受ける際に、良い柴犬の選び方を知っておくことも必要です。子犬を選ぶ際のポイントはいくつかありますが、健康で性格の良い柴犬を選ぶという方法もあります。何頭か子犬がいる中から選ぶ場合、手を出すと喜んでいるようなタイプは気性が良いと考えることができます。

怯えて後ずさりしたり、目をそらす、白目をむくなどは怖がりなので、怖がりな柴犬を選んだ場合には、出来るだけ早い時期から触るなど人とのスキンシップに慣れさせる事が大切です。体を見て選ぶ場合には、それぞれの部位にポイントがあります。肉球は色を見ます。ツヤがあり真っ黒な肉球で、触ると肉球に弾力があるのは足の握りがしっかりしているという事です。頭は全体的に綺麗な丸みを帯び、小さく厚みにある耳がしっかりと前向きに付いている事がポイントです。

耳は正面から見て横に開き過ぎない事が大切で、柴犬は垂れ耳という事はないので、成犬になっても垂れ耳の場合には、その柴犬には他の犬種の血が混じっている可能性があります。子犬の一時期垂れ耳という可能性はあるものの、柴犬には垂れ耳は存在しません。耳の立つ時期が早い場合もあれば遅い場合もあり、柴犬を選ぶ場合には耳の向きや形、大きさで決まります。毛の密度が高く、立ち姿は全体的に均整がとれ子犬であっても力強い立ち込みが理想で、背骨が真っ直ぐで美しい立ち姿もポイントです。

耳で気持ちが分かることもあります

柴犬は立ち耳の犬種ですが、子犬の時期は個体差があり、生まれてすぐに立つ場合もあれば、生後7ヶ月くらいで立つ柴犬もいます。成犬になっても垂れ耳の場合には、純粋な柴犬ではない可能性もあるので、譲り受けた所や獣医に相談します。ピンと立った立ち耳は凛々しさの象徴でもある柴犬ですが、その耳はよく動きます。立ち耳は感情を表現したり、情報収集のための重要な役割もあります。

柴犬など日本犬は、耳の動きと感情が一致しないことがあり、耳をそらして口を開ける場合、笑顔に見えることもありますが、暑い場合や恐怖を感じている場合も同じような状態になります。そのため、柴犬の感情を判断するためには、全身の動きも見て判断する必要があります。平常な時は耳に緊張がなく普通の状態です。喜んでいる場合には、耳の間を広げて目を細めます。歓喜していると横に倒し口を開け、緊張している時には前方に向けています。柴犬が攻撃的になっている時は、前に倒して口元に力を入れて髭も前方に向けます。

恐怖を感じている場合には後ろに倒して口を引くようにします。柴犬の喜びや歓喜などは耳の動きを見るだけでも分かることがあります。柴犬はクールなところもあるので、飼い主に歓喜の動きをしない場合が多いですが、耳を真横に倒している場合には歓喜の状態と理解することが出来ます。緊張や警戒の状態から、プラスの気持ちに傾く時には、目を輝かせて尻尾をゆっくり振って立っている事が多いため、じっくりと愛犬を観察すると気持ちが分かる可能性があります。

縄文時代からすでに日本に存在しています


日本だけではなく海外でも人気のある柴犬は、縄文時代には人と共に生活を送っています。縄文時代の遺跡から祖先の犬の骨が出土しており、当時から山岳地帯を駆け巡り、狩猟犬としての役割を担っていました。明治時代になると日本に洋犬が輸入されるようになって、その数や種類を増やしましたが、日本犬の減少を憂慮した愛好家によって昭和に入って日本犬保存会が設立され、昭和11年には天然記念物としての指定を受けています。戦後は数も減りましたが、人々の努力によって数が着実に増えて今では日本だけではなく海外でも人気の犬種です。

特徴は、体高よりも体長が長く、耳は垂れ耳ではなく小さな立ち耳で、尻尾は巻いています。被毛はダブルコートなので、抜け毛多いため定期的なブラッシングは見た目だけではなく健康維持のためにも欠かせません。皮膚疾患の多い犬種でもあり、予防のためいもブラシングを丁寧にまめに行う必要があり、犬の部屋も清潔に管理します。性格は、優秀な狩猟犬として長く存在してきたこともあり、獲物を目の前にして猟師がいない時や、猟師がいても十分な命令を出さない時であっても自分の判断で行動できます。

自立心が強く、番犬向きと言える性格で、家族にもべたべたと甘える事は少なくクールです。主人に対しては服従心や忠実さがあり、保守的で防衛本能が強く、テリトリーをむやみに入ってくるような他人や犬には厳しい態度をとります。狩猟犬として走り回っていたこともあり、見た目以上に体力があるため、毎日しっかりと散歩をすることが大切です。子犬の頃からゲーム的な遊びを教えると遊ぶようになります。

耳から発見できることがあります

柴犬は垂れ耳ということはなく立ち耳ですが、耳が痛い時や気になる場合には、垂れ耳のように片耳だけ横に倒すことがあります。病気が原因で耳を倒すことはないものの、重度の場合には頭を傾ける可能性はあります。異常があっても平気にしている柴犬もいるため、動きだけではなくニオイや汚れなども確認するようにします。耳の周辺をかく場合は、耳の周辺に病気があるのではなく、奥に原因があっても耳の根元をかく場合もあるので注意します。汚れなどを確認する際、飼い主が自己流で洗浄したり綿棒を入れる行為はやってはいけません。

耳は脳につながっているデリケートな部位なので、様子が通常と違う場合には獣医に診てもらいます。垂れ耳ではなく立ち耳の犬種で耳の病気にかかりにくと言われていますが、柴犬は例外です。アトピー性皮膚炎などが原因となり外耳炎になる場合も多いです。湿度が高い時期などは皮膚炎が悪化する可能性もあり、様々な不調などが増えるため注意が必要です。病気には外耳炎があります。外耳炎は細菌やアレルギー、耳垢などが原因で腫れます。腫れと共に痛みと悪臭を伴なう事が多いです。

外耳炎を放置すると鼓膜が破れて中耳炎を発症することがあります。悪化すると難聴などの危険があり、さらに進行すると内耳炎なって平衡感覚がなくなるなど重度の症状があらわれるため、日頃から柴犬の耳の状態をチェックするようにして、異常に早く気づくようにします。

まとめ

ペットショップなどで柴犬を選ぶ際、見た目の可愛さや毛色などで選ぶこともあります。柴犬の耳は三角でピンと立った立ち耳で、子犬の時に垂れ耳である可能性はありますが、それは個体差があるので、生後7ヶ月には垂れ耳から立ち耳になります。万が一成犬になっても垂れ耳の場合には、純粋な柴犬ではない可能性が高いため、その場合には譲り受けたところに聞いたり、獣医に相談するようにします。

クールな性格な犬種でもあるので、耳の動きで感情などを感じるとる事も期待できたり、体調の異常を早期に発見するためにも日頃から耳をしっかりとチェックし、何か普段と違う事があった場合には対応できるようにすると良いです。

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