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柴犬だってマッサージは気持ちいい

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柴犬は歴史的に見ても古くから日本人と生活を共にしてきた日本犬です。縄文時代には猟犬として、移植を共にしてきたようです。最近では小型な柴犬もかわいいので人気が高く、多くの人にかわいがられています。運動能力に優れていて活発な面もあります。柴犬を飼っていると、その身体能力の高さに驚くときがあります。一度走り始めるととても追いつけるものではありません。そんな体を支えているのが被毛の下にある鍛えられた筋肉です。

基本的に組成自体に変わりはないので、動けば疲れます。柴犬は長い睡眠で体を休めることで動きを維持することが可能です。効率の良い再生のためには人間と同じようにマッサージが効果的です。

柴犬にもマッサージが必要な理由

マッサージは硬くなった筋肉を揉みほぐすことで血流を促して早期の再生を期待することができます。そのため、筋肉の塊である柴犬にもマッサージが効果的であることは確かです。ただし、柴犬の場合、筋肉をほぐすこと以外にもいくつかの効果が期待できます。 一つはしつけや訓練のための効果です。人間は見ず知らずの人に体を触られたら気持ち悪く感じます。柴犬も同じで、心を許した仲間や信頼できるリーダーにしか触って欲しくありません。

だから、マッサージやブラッシングをすることで信頼関係が深まり、自然と言うことを聞くことになります。リーダーの言うことなら従うのは当然なので、散歩の時に動かないなどのわがままをしなくなります。また飼い主も同じようjにリラックス効果があるので、穏やかに気持ちになることができます。体を触ると言うことは、異常に気がつきやすいと言うメリットもあります。柴犬の体は無駄な脂肪が少ないので腫瘍や腫れなどがあった場合、触るだけで気がつくことができます。

被毛に覆われているので外側から見ただけでは気がつくことができません。マッサージをすることで、おかしなところが発見しやすくなり、早期に治療が開始できる可能性が高まります。また、血流が良くなるので疲労の回復が早くなったり、代謝を促すこともできるので免疫力が上がって病気になりにくくなります。病気の中でも最も怖いガンを早期発見できるため生存率が高まります。

健康を維持するために大切なマッサージ

柴犬に対してマッサージをすると言うことは健康を維持するためや成長を促すためにとても重要です。基本的に動物の筋肉を気にすることがありませんでした。実際にはしっかりと疲労物質が分泌されて疲れとして残っています。ただし、言葉を持たない柴犬にとって疲れたと表現する方法は寝るしかありません。それでは人間にとって疲労ではなく、睡眠と思われてしまいます。つまり、本来マッサージが必要な状態であっても訴えるすべを持っていません。

だから、飼い主が定期的に行なってあげる必要があります。柴犬は毎日1時間近くの散歩が必要な犬種です。散歩に行けないことがストレスになり健康に影響が出ることもあります。散歩してきたらマッサージをしてあげることで、気持ちがリラックスしてエンドルフィンの分泌が期待できます。エンドルフィンは快楽物質と言われ、嬉しい時などに脳内で生成されます。そのことで多少辛いことでも頑張って乗り越えることが可能です。柴犬とは言ってもストレスはたまります。

ストレスを溜めたままでは体に異常が発生しやすくなってしまいます。そこで、しっかりと解消しておけば大きなことにしなくて済みます。免疫力が向上するのはとても有効で風邪をひきにくい体になります。柴犬も例外なく免疫力の低下は大病のきっかけになるため要注意です。日頃からのマッサージを行なっていれば、不審な部分があれば早めに気がつくことができ、早期治療を行うことができます。

マッサージをやるときには基本をしっかり


人間だったらマッサージしてあげると言われれば嬉しく感じるかもしれませんが、柴犬はそう簡単には行きません。あまり人に触られることに慣れていない場合は、気軽に触ることで緊張して不安に感じるかもしれません。まずはブラッシングや撫でるだけなどのスキンシップから始めて、徐々に慣らしていきましょう。しっかりと押すようなことは必要なく、筋肉を揉みほぐすためにゆっくりと優しく指を当たるようなイメージです。

指圧をしたときにちょっと強すぎると言われることがあります。柴犬は文句が言えないので、噛み付いたり、怖くなって触らしてもらえないことになります。そのため力の加減は、まず自分でチェックをしてみましょう。また、柴犬の表面は2種類の被毛によって覆われています。押し方が雑でスライドするようになると被毛が引っ張られて痛い思いをします。押すときはまっすぐにずらさないように注意して指の腹が平らに凹むぐらいの強さから試してみると良いでしょう。

押すだけではなく撫でることや皮膚をつまみ上げること。手のひらで優しくさするなどの方法も効果的です。部位ごとに犬の反応を見ながら、どの方法が一番気持ち良さそうにしているかチェックしてみましょう。そしてマッサージのリズムはゆっくりと行うことが重要です。子犬が母犬に体を舐めてもらう光景を目にすることがありますが、あれがマッサージの基本になります。ゆっくりと丁寧にリラックスさせるつもりで行いましょう。

部位によるマッサージの使い分け

気持ち良い程度がわかったらいろいろなところをマッサージしてみましょう。最も大きな部分は背筋です。体を支える大事な部分で骨の内部には神経が通っています。あまり筋肉が付いているところではないので、手のひらで撫でるように全体を摩ってあげます。首側から尾の方へゆっくりと動かしていきます。これだけでもリラックス効果があるので、だんだんと落ち着いた状態になってくるはずです。少し手の腹を当てるようにして骨の周りを押してあげるのも効果的です。

また、皮膚を両手で掴んで3秒程度上げたら下ろすという方法も背中全体があったまって気持ち良くなります。首の周りは頭を支えるために常に緊張している部位です。肩もみのようなイメージで軽く掴むようにして揉むと効果的です。動きの少ない筋肉に動きを与えることで血液の循環が促されるので、緊張がほぐれます。無理やり押すようなことをすると首を痛めるので注意が必要です。脚の付け根から足先までは多くの筋肉が付いているので指の腹で優しく押してあげましょう。

関節の部分を除いてしっかりと揉みほぐしてあげると元気に走れ回れるようになります。もし押したとき痛がるような素ぶりがあったら関節に何らかのトラブルが発生しているかもしれません。足の先もストレッチの要領で引っ張ったり回したりして動きをつけると血流が良くなります。ただし、可動範囲をしっかりと確認しておかないと痛い思いをさせるので注意しましょう。

まとめ

柴犬も日頃の疲れが溜まっている恐れがあります。特にアスファルトは犬にとっては硬すぎるので足に負担がかかります。足をかばうと背骨に負担がかかり、無理な姿勢は首に影響します。このように人間と同じストレスを抱えながら生きていることもあります。声に出すことなく、自分で解消するすべもないため、睡眠でしか修復できない状況で、マッサージを組み込んであげると効果的に疲れがとれる可能性があります。ストレスが少なくなれば元気に過ごせる時間も長くなります。

健康的にいつまでも仲良く過ごすためにはスキンシップと兼ねてマッサージをしてみると良いでしょう。

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