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柴犬の子犬の腰振りをやめさせたいなら

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柴犬は日本犬の中で最もよく知られており、海外でも人気の高い犬種となっています。凛とした顔立ちや主人に忠実な性格が好きという人も多いでしょう。また、健康的なので飼いやすいことも特徴です。まだ幼い柴犬の子犬が腰振りをするので気になっているという人もいるかもしれません。この行為は人や犬に対してだけでなく、クッションやぬいぐるみに対して行われることもあります。家の中だけならまだ良いかもしれませんが、散歩中や遊んでいる時に腰振りをすると飼い主の方が恥ずかしい思いをしてしまいます。

実はこの行為には性的な意味だけでなく、他にもさまざまな意味が込められていると知っておきましょう。

柴犬の子犬が腰振りをすることも

柴犬の子犬が3ヶ月を過ぎると他の犬の上に乗ったり、人間の手足にしがみついて腰振りをすることがあります。初めて見ると驚いてしまうかもしれません。子犬がこのような行為をすると知らない人も多いのですが、ほとんどの場合は性的な行為ではないので安心しましょう。これは柴犬の子犬が上下関係を作る上で必要な社会化行為の一つであり、子犬にはとても重要な行為であるということができます。腰振り行為によって自身の現在の順位を確認しているのです。そのためメスの柴犬でも同じ行為をすることがあります。

押さない柴犬の子犬は人間と自身との力関係などを分かっていないため、優しく教えてあげることが重要です。まずは人間の方が強いと教えることがポイントです。子犬が手足に乗ってきたら体を仰向けにひっくり返し、子犬が動けないように軽く抑えましょう。この時はあまり力を入れず、優しく抑え込むようにすることが大切です。力を入れ過ぎると怪我をしてしまうこともありますし、人間の手を怖がるようになることがあるので注意が必要です。最初は抵抗するかもしれませんが、おとなしくなるまで手を離さないようにしましょう。

途中でやめると自分の方が強いと勘違いしてしまいます。また、押さえつけている間は柴犬の目を見ないようにし、知らん顔でやることがポイントです。柴犬の性格によっても異なりますが、だいたい数分程度で諦めて大人しくなります。大人しくなったら解放して褒めてあげましょう。

柴犬の子犬が腰振りをする理由とは

柴犬の子犬の腰振り行為は交尾と似ているため、性的な行為だと誤解する人もいるかもしれません。確かに子犬が興奮している時に怒りやすい行動ですが、性的な意味は含まれていないことがほとんどです。柴犬の子犬がこの行為をする場合、遊んで欲しいなどの意味が込められていることも多いです。また、遊んでくれて嬉しいといった愛情を表現していることもあります。柴犬の子犬が上下関係を示すためにこの行為をすることもあります。力を誇示するのは動物の本能であり、柴犬も同じように相手より上に立ちたいと考えています。

この理由の腰振り行為はメスでも行うことがありますが、特に気性の激しいメス犬はよく行うということです。柴犬の子犬は独占したいという理由でこの行為をすることもあります。この場合は人間やクッション、ぬいぐるみなどに対して行います。独占欲が顕著に出ている状態であり、この時に無理にやめさせようとすると噛まれてしまうこともあるので注意しましょう。まずは柴犬の名前を呼んだり声を掛けてみます。声に反応してやめた時は褒めてあげましょう。この行為は本能的なものですが、中には全くしない犬もいます。

子犬の時期にしない場合でも特に問題はありません。また、人間にする場合は女性に対して行うことが多いです。女性特有の匂いやホルモンに興奮していると言われることもありますが、女性の方が優しく見えるといった理由が考えられます。

柴犬の子犬が腰振りをすることのデメリット


柴犬の子犬の腰振りは本能的な行為なのである程度仕方ないですが、人前でしてしまうのはあまり良くありません。家の中だけならまだしも、散歩中に他の犬や人に対して行った場合、相手に不快な思いをさせてしまうことがあります。また、家に来客があった時にこの行為をしていると気まずい思いをしてしまうでしょう。腰振りをそのままにしておくと犬と飼い主の上下関係が逆転し、言うことを聞かなくなってしまうこともあるので注意が必要です。癖になると興奮する度にクッションやぬいぐるみなどを持ち出し、この行為をするようになってしまいます。

犬は良いことと悪いことの区別がつかないため、飼い主に止められない行為ならしても良いと考えてしまうのです。ちなみに、柴犬の子犬が頻繁にこの行為をしている場合、皮膚が擦れて出血してしまうこともあります。クッションやぬいぐるみなら問題ないと考えている人もいるかもしれませんが、これらの素材には擦れることで出血しやすいものもあるのです。人間の腕や脚に行ってしまう時も注意が必要です。衣服の布地に皮膚が擦れることにより、出血してしまうことがあるのです。

ちなみに、出血が起こってもすぐに止まるならそこまで心配はありません。犬が傷口を舐めると悪化してしまうこともあるため、マナーベルトやエリザベスカラーをつけさせると良いでしょう。出血がなかなか止まらない場合、早めに動物病院に連れて行くことが大切です。デリケートな場所なので感染症を起こすこともあるのです。

柴犬の子犬の腰振りをやめさせる方法

柴犬の子犬の腰振りにはデメリットがあるため、やめさせる方法を知っておくことが大切です。まずは飼い主との上下関係を分からせるようにしましょう。柴犬の子犬は上下関係がしっかり構築されていないとこの行為をしてしまいます。柴犬の子犬は確かに可愛らしいですが、甘やかしすぎると問題行動に繋がってしまうのです。そこできちんとしつけをして上下関係を覚えさせましょう。柴犬の子犬が腰振りをしてきたら逆に飼い主が犬の上に乗り、上下関係を教えるという方法もあります。

しかし、これはただ遊んでもらっているだけだと勘違いすることもありますし、力加減が難しいこともあるでしょう。柴犬の子犬がこの行為をした時は無視をするという方法が効果的です。されるがままにするというのは良くありませんが、遊びたくてこの行為をしていることもあるので構ってあげるのも良くありません。この行為をすることで相手が遊んでくれると勘違いし、癖が抜けなくなることもあるのです。そこで柴犬の子犬が腕や脚にしがみついてきたら相手をせず、徹底的に無視をしましょう。

犬を置いて別の部屋に行ってしまうなどの行動を取ることにより、柴犬の子犬にこの行為をやめさせることに繋がります。柴犬の子犬が可哀想に感じるかもしれませんが、この行為をすると相手が嫌がるということを覚えさせることが大切です。他の犬と会った時に本能的にこの行為をしたがる犬もいるかもしれません。その場合はしっかりとリードを引っ張って止めることが重要です。また、リードを止めるだけではなく、少し強めに引っ張って犬にショックを与えることもポイントとなります。

まとめ

柴犬の子犬が腰振りをしたら性的な行為なのではないかと気になってしまう人もいるでしょう。しかし、実際には性的な意味が込められていることは少ないですし、ほとんどの場合はそれ以外の理由からこの行為を行っているということです。柴犬の子犬は相手との上下関係を確認する時や遊びたい時、コミュニケーションといった意味合いからこの行為を行うことが多いです。場合によっては運動不足やストレスなどが原因となっているかもしれません。

この行為をすると他人や他の犬に迷惑をかけることもあるため、きちんとしつけをしていきましょう。

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