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好きな柴犬が見つかる柄の知識

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柴犬を飼いたいと思ってペットショップで見た時にまず気にするのが柄です。人間の表情とも言える柄の違いによってイケメンだったり、かわいかったりと個性が出てきます。一度気に入ってしまうとなかなか離れられなくなって、結局そのまま購入ということもあります。性格や動きまでは購入時に見ることができないので見た目で選ぶのは当然ですが、柄について少し知識があった方が選ぶ時の参考となるはずです。

どんな柄が多いのか、珍しいものにはどんなものがあるのかを知っていれば、単にかわいいなどの感覚ではなく、希少な柴犬を手にすることもできるかもしれません。

柴犬の柄ってどんなものがあるの?

柴犬の被毛は根自と呼ばれるもので根元は白く先端に行くにしたがって色がついていきます。途中はグラデーションになっているので、淡い色になっています。ブラシングの時に見るとわかりますが、かき分けたところが白く見えるのはそのためです。柴犬の柄は白いものを除いて色が2種類で構成されてます。体の下側に向いている部分は白色になっていて、顔にも少し白が混じっています。この割合や分布によって個性的な表情が作られます。

ただし、定期的に生え変わるので必ず同じ柄と言うわけにはいきません。成長と共に少しずつ変わっていくのは人間の顔と同じです。顔も基本的に下側が白く、鼻より上は色がついています。目の上に模様があるものもいて眉毛や四つ目などと言われています。黒い柴犬はコントラストがはっきりしているのでより表情が際立ちます。赤色と黒色のミックスになる胡麻はより複雑な柄になるので、バリエーションが豊富です。

赤色を基調とした赤胡麻や黒色の黒胡麻などがいますが、割合によっては、純粋な赤色と区別がつかないようなものもいます。白い柴犬は珍しくてなかなか見ることはありませんが、根白の白の部分が多く、先端の赤い部分が極端に少ない種類です。そのため表面だけがうっすらと茶色がかって見えます。耳も内側が白く外側は色がついています。足も2色で構成されているのでたまに靴下を履いているように見えるものもいます。

尻尾は基本的に色がついていますが、全体的に広がっているため根白が見えて白く見えるものもいます。

柴犬の柄は成長すると変わるの?

購入の決め手ともなる柄ですが、残念ながら成長と共に変わります。飼育していると年々表情が変わってくるので飼い主ならその変化に気がつくはずです。そのため、購入時にかわいいと思った表情も年と共に変わってしまうかもしれません。そのため全体的な色の割合や大まかな配置を気にして、あとはそれなりに考えておくぐらいが適当かもしれません。柴犬の子犬はまだ被毛が短いため根白が見える状態になっていて全体的に白くぼやけたように見えます。

色の境目がはっきりしないのできれいなグラデーションのように感じるかもしれません。成犬になるとしっかりと色の区別がつくようになり、表情がはっきしりします。顔にある眉のような模様はよりはっきりとしたものに変わります。足の先も子犬の頃は色がついているように見えますが、成犬になるとしっかり白く変わるのが一般的です。赤胡麻の柴犬は子犬の頃、口の周りが黒くなっています。まるで慌てて食べて口の周りを汚してしまったような状態です。

この黒い部分は成犬になるとなくなってしまうものです。全体的な柄の配置はあまり変化がないので、購入する時には成犬になった時の表情を思い浮かべて見ると良いでしょう。何度か飼った経験のある人は目が訓練されていますから、なんとなくわかるはずです。初めて飼う人はネットなどで成犬の画像を見て、似たような配置の柴犬を見つけてみるとわかりやすいかもしれません。

柴犬の表情豊かなさまざまな柄の違い


柄が気になるのは何と言っても顔の表情ですよね。色々と見比べてこの子の方がかわいいと思った方を気に入ってしまいます。柴犬の顔を構成する柄は白いものを除いて色のあるところとないところに分かれます。まず上から見ていくと耳は内側が色のない白色です。その周りを縁どっている部分と外側は色があります。柴犬は感情によって耳の形を変えるので、その時の気持ちを知るには重要です。色の濃さに違いはありますがあまり個体差のない部分です。

頭から目のところまでは色がついています。人間の眉間付近は色が濃くなっています。特に特徴的なのが目の上あるさまざまな模様です。例えば麻呂のような白い眉模様です。その形や大きさは個体差があるので、比較をすることができます。黒い柴犬の場合は麻呂眉が目立つので表情の要素としてとても重要と言えます。また、赤胡麻の場合は成犬になると黒い眉に見えるものもいて愛嬌のある表情になります。目の下と鼻の上も色がついています。

目の大きさと合わせてその周りの柄も見た目を左右するため重要です。目の下の色が少ないものは少しきつい表情に感じられます。黒い柴犬の場合は、はっきりとした模様になるので個性が豊かです。下に広がっているものや大きく円を描くものなどがいて、印象は大きく変わります。鼻から下はほとんどが色のない部分です。唇に当たる部分は黒い皮膚が見えていて、口を開けた表情が笑顔に見えることもあります。

柄をきれいに保つための柴犬のケア

柴犬の被毛はダブルコートと呼ばれる二重構造になっています。寒冷地でも過ごせるように工夫された構造で、体温を保ちつつ、外気からの冷気を遮断する働きがあります。内側の短いものがセーターの役割で、外側は風を防ぐウインドブレーカーと言った感じと思ってもらえるとわかりやすいと思います。そのため暑い時期は内側のセーターを脱ぐ必要があります。それが年に2回定期的に行われる生え変わりの目的です。

外側は古くなったものが抜けるだけで季節による生え変わりはありません。生え変わりをしても柄が大きく変わるようなことがないのはそのためです。ただし、きれいな柄をいつまでも維持するためには飼い主による適切なケアが大切です。人間も年をとると白髪になりますが柴犬も加齢によって色が薄くなっていきます。だんだんとツヤがなくなることでくすんだ色になってしまうことも考えられます。まずは健康的な生活を続けることが重要です。

生え変わりをしたら勝手に抜け落ちるから大丈夫と言うのは少し違います。実は抜け落ち分をいつまでも残しておくと体が蒸れることになり、その蒸れた中にダニやノミが生息するようになってしまいます。結果として皮膚に悪影響があり、炎症などを引き起こします。普段からブラッシングを行うことはとても大切で、生え変わりの時期は少し短い間隔で行った方が安心です。また、ブラッシングは血行をよくすることかがあるので、加齢による色落ちもやわらげる効果が期待できます。

まとめ

他の柴犬を見て、うちの子の方がかわいいと思うのは柄によるものがほとんどです。個性を考えると柄の役割はとても大きく感じられます。基本的な柄は同じですが、それぞれ少しの違いが印象を大きく変えます。珍しいものもたまにいますが一番良いのは自分が気に入った柄の柴犬を見つけることです。成長によって少しずつ変わる表情を感じるのも飼い主の楽しみの一つです。きれいな柄を保つためには健康的な皮膚を維持することが大切です。

スキンシップも兼ねてブラッシングをしてあげることで抜けたものを取り除き、血行を改善することができます。大好きな柴犬の柄をいつまでもきれいに保つためには努力も必要です。

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