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柴犬の子犬に煮干しを与えるなら

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柴犬は凛とした姿と可愛らしい顔立ちが魅力的な犬種ですが、主人に忠実な性格も人気の理由です。賢いので訓練しやすいですし、健康的で病気になりにくいことも大きな特徴です。柴犬の子犬に煮干しを与えても良いのか迷っている人もいるでしょう。また、何気なく与えたら喜んで食べたため、頻繁におやつとして与えている人もいるかもしれません。柴犬の子犬にこの食べ物を与える場合、与え方のポイントや与えるメリット、注意点などを知っておくことが大切です。

犬は人間とは必要な栄養バランスが異なるため、普段の食事やおやつには気をつけましょう。

柴犬の子犬に煮干しを与えても良いのか

柴犬の子犬に煮干しを与えても大丈夫なのか疑問に感じている人もいるかもしれません。猫の場合は食事やおやつとして普通に与えることがありますが、犬には与えない方が良いという意見を持っている人もいます。実際には量が多すぎない限り、与えても問題ないということです。大量に与えてしまうとナトリウムやカルシウムを過剰摂取することになるので注意しましょう。人間が煮干しを食べる場合、塩分が問題になることはほとんどありません。

しかし、柴犬の子犬は塩分を過剰摂取すると良くないため、食べ物に含まれている塩分にも注意が必要なのです。原料となる魚にはそこまで塩分は含まれていませんが、加工の段階で塩分が加えられているものもあるのでしっかりチェックすることが大切です。塩分過多になると心臓に負担がかかりますし、尿管結石を引き起こすこともあるのです。そのようなリスクを避けたいという場合、塩分が控えめになっているものや無塩加のものを選ぶことがポイントです。

また、心配な場合は一度湯通ししてから与えるという方法もあります。犬は人間よりもかなり多くのカルシウムが必要だと言われています。しかし、柴犬の子犬に必要な栄養素はカルシウムだけではありませんし、タンパク質やビタミン、ミネラルをバランスよく摂取する必要があります。1~2匹与えた程度でカルシウムの過剰摂取になってしまうことはありませんが、与えすぎには注意しましょう。

柴犬の子犬に煮干しを与える場合

柴犬の子犬に煮干しを与える場合、アレルギーに注意が必要です。比較的アレルギーが少ない食べ物と言われていますが、中には青魚にアレルギーを持っている柴犬もいるのです。そのため青魚を原料としているものを与える時には様子をよく観察し、体を痒がったりしないかチェックしましょう。柴犬の子犬に煮干しを与える場合、ペット用のものを選ぶのがおすすめです。ペット用のものは犬や猫が食べることを前提に作られており、塩分の量が控え目になっていることが多いのです。

無塩であることはもちろん、無添加のものなら安心して食べさせることができるでしょう。ちなみに、人間用のものでも減塩や無塩のものなら問題なく食べさせることができます。柴犬の子犬の健康を考えるなら塩分の量をしっかり確認しましょう。また、柴犬の子犬に煮干しを与える時には細かくちぎるのがおすすめです。特にあまり噛まずに食べてしまう場合、丸飲みをして喉に詰まらせてしまったり、消化の悪い状態で体内に入ってしまうことがあるので注意が必要です。

また、消化能力が低い柴犬の子犬の場合、水分を含ませて柔らかくしてから食べさせるのもおすすめです。そうすることで胃腸への負担を軽減できるのです。柴犬の子犬にこの食べ物を与えて吐いてしまった場合、今後は与えない方が無難です。体質に合わないのかもしれませんし、好みではなかったのかもしれません。量については1日あたり1~2匹にしておくべきです。

柴犬の子犬に煮干しを与えるメリット


煮干しには柴犬の子犬に有用とされる栄養素がたくさん入っています。その一つがカルシウムであり、カルシウムは人間にとっても重要な栄養素として知られています。柴犬は人間の14~20倍のカルシウムが必要と言われており、健康的な体を維持する上では欠かせない栄養素なのです。ドッグフードの中にはカルシウムなどのミネラルが少ないものもあるため、不足していると感じたらおやつにこの食べ物を取り入れると良いでしょう。

骨に含まれているカルシウムは吸収しにくいと言われることもありますが、魚や皮や身にもカルシウムが豊富に含まれていることが特徴です。魚にはタンパク質も豊富に含まれています。タンパク質は三大栄養素の一つであり、こちらも柴犬の子犬にとって重要な栄養素となっています。血液や筋肉、骨など体を作るために欠かせない栄養素ですし、酵素など生命の維持に欠かせない物質にも変換されます。エネルギー源にもなるため、柴犬の子犬が活発に動くためにも欠かせません。

この食べ物にはイノシン酸がたっぷりと含まれていることも特徴です。イノシン酸はアミノ酸の一種ですが、体内に吸収されると細胞を活性化させて新陳代謝を促すという働きが期待できます。イノシン酸を摂取することで細胞は若々しい状態を保つことができますし、成長期だけでなく老化予防の効果もあるので積極的に摂取させていきましょう。また、イワシが原料のものにはイワシペプチドが含まれていおり、血流の改善や脂肪燃焼効果などが期待できます。

柴犬の子犬に煮干しを与えすぎると良くない

柴犬の子犬が喜ぶからといって煮干しを与えすぎるのは良くありません。煮干しにはマグネシウムが豊富に含まれているため、与えすぎるとマグネシウムの過剰摂取になってしまいます。そうすることで下痢や嘔吐などを引き起こすこともあるので注意しましょう。また、塩分の過剰摂取になってしまことも考えられます。塩分を過剰摂取すると心臓や腎臓に負担がかかってしまいますし、さまざまな病気の原因になることもあるのです。

ちなみに、この食べ物にはマグネシウム意外にもいろいろなミネラルが含まれています。ミネラルの過剰摂取になった場合、結石や黄色脂肪症の原因になってしまうことも考えられます。結石とは尿の通り道に小さな石のような塊ができてしまう病気であり、尿を上手く排出できなくなってしまいます。結石ができると老廃物を体外に排出することが難しくなるため、腎臓への負担も大きくなってしまうのです。

最悪の場合、腎臓が機能しなくなって尿毒症になってしまいますし、命を落としてしまう可能性もあるのです。腎臓の不調は気づきにくいものですが、結石ができると頻尿や血尿、尿が出るまで時間がかかるといった症状が出ることが多いです。また、青魚に含まれている不飽和脂肪酸を過剰に摂取した場合、黄色脂肪症のリスクも高まります黄色脂肪症になると毛のツヤがなくなったり、お腹の下の方にしこりができるといった症状が見られるため、早めに動物病院に連れて行きましょう。

まとめ

柴犬の子犬に煮干しを与えること自体は問題ありません。しかし、アレルギーの可能性がある場合は欲しがっても与えないようにしましょう。また、あまり食事を噛まない柴犬の場合、丸飲みしないよう注意が必要です。丸飲みをすると下痢や嘔吐などの症状を起こしやすくなります。安全に食べさせたいなら最初から細かく砕くか、煮て柔らかくしたものを与えるのがおすすめです。煮干しには柴犬の子犬に有用とされる栄養素が豊富に含まれています。

与えすぎには注意が必要ですが、1日1~2匹ならおやつとして与えても問題ないということです。

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