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柴犬のミックス犬の種類や特徴

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柴犬のミックス犬は、交配させる犬の種類によって顔つきや見た目が大きく異なります。体のサイズや毛質が異なる犬と交配させた場合は、想像以上に大きく成長する可能性がありますので、子犬のころから社会性を身につけるためのしつけや訓練が大切です。健康的に飼育するためには、飼育環境にも配慮が必要ですがミックス犬の性質や遺伝的な病気などの知識を飼い主があらかじめ身につけておく必要があります。

ミックス犬によって、最適な運動量も異なりますのでお散歩の頻度や距離も把握しておくと犬はストレスなく過ごすことができるでしょう。

柴犬のミックス犬の性格や体格について

柴犬は、愛嬌があり飼い主やリーダーに対して従順で誠実な性格が特徴的です。聡明な所が魅力的ですが攻撃的なところもあり、柴犬のミックス犬にも影響するといわれています。柴犬のミックス犬は、柴犬の血統が入っているため忠誠心が強い性格を引き継ぐ傾向が高くなり、半分は柴犬の性格を受け継ぐ可能性があります。柴犬は、猟犬として人と共存してきた犬種で飼い主に対しては非常に忠誠心が強く、警戒心が強いところが特徴的です。

しかし、交配させる犬種によっては性格や特徴が異なる場合がありますので予想することが難しいといわれています。ですから、掛け合わせる犬種の特徴や性格を理解しておくことで、どのような性格のミックス犬になるかを予測することは可能です。例えば、フレンドリーで明るい性格のプードルと掛け合わせる場合は、知らない人からのスキンシップが苦手な柴犬の性質が薄れて他の人に対しても友好的な性格になる場合もあります。

柴犬は、9kg前後で地面から背中までの高さは35cmから41cm程度ですから、小型犬としては大きくて中型犬としては小さい体格をしています。そのため、小型犬や中型犬の両方と交配しやすいので様々なタイプのミックス犬が存在します。交配させる犬の種類によって毛の状態や見た目、性格が異なるため、正しくしつけを行い最適な飼育環境を整えるためにも犬種それぞれの特徴や性質を知っておくことが大切です。

柴犬のミックス犬の種類について

柴犬のミックス犬には、さまざまな種類があります。トイプードルとのミックス犬は、海外ではプーシと呼ばれており日本では柴プーと呼ばれています。このような犬は、立ち耳の犬もいればプードルのように折れ耳で生まれる場合もあります。このトイプードルと柴犬のミックス犬は、毛質や毛の長さはプードルの性質を強く受け継ぐ傾向が高いといわれています。

コーギーと交配させたミックス犬は、シバーキーと呼ばれており、コーギーが持っている短足の遺伝子が強くなる傾向があります。柴犬とコーギーは両方とも警戒心が強いためシバーキーも知らない人に対しては警戒心が強くなるといわれています。柴犬とシベリアンハスキーのミックス犬は、シバリアンハスキーと呼ばれ、立ち耳で尻尾も巻き尾で生まれる傾向にあります。性格は、シベリアンハスキーのような友好的で穏やかな性格でアクティブに行動する犬になる場合が多いといわれています。

柴ッツと呼ばれる柴犬とスピッツのミックス犬は、毛の色や模様によって見た目が大きく異なります。茶色や黒っぽい場合は柴犬に見えますが、白い毛の場合はスピッツに見えて顔立ちは凛々しく賢くて物覚えが良い犬になるのが特徴です。柴ッツは、どちらかといえばスピッツよりの性質が色濃く受け継がれるといわれています。大型犬で警察犬や護衛犬として活躍するロットワイラーと柴犬のミックス犬は、大きくてガッチリとした体つきをしておりとても賢くて飼い主に従順な性格をしています。

柴犬のミックス犬の育て方のポイント


柴犬のミックス犬は、掛け合わせる犬の種類によって性格や顔つきがそれぞれ異なり、遺伝子によってどちらかの親犬の血統を強く受け継ぐ傾向があります。犬の特徴や性格によって育て方やしつけが異なりますので、正しいしつけをして信頼関係を築くことが大切です。柴犬は、活動的で毎日のお散歩が欠かせない犬ですが、交配させる犬が室内遊びで満足できる場合でも散歩時間が短いとストレスが溜まりますので注意しましょう。

また、柴犬はダブルコートといわれる二層構造の毛質を持っていますが、チワワやトイプードル、ミニチュアダックスフンドは一層構造のシングルコートです。このような異なる毛質の犬同士を交配させて生まれてきたミックス犬の毛質は分かりにくいため、毛のお手入れが適切にできない場合があります。その結果、皮膚病を引き起こしてしまうこともありますので、毛や皮膚の状態を注意深く観察することが大切です。

ミックス犬は、成犬になってから飼い主が力では勝てなくなって問題行動を制御できなくなる場合もあるため、子犬のころから社会性を身につけるためのしつけを行い人間と一緒に生活するための訓練を行う必要があります。柴犬は、比較的丈夫な犬ですが皮膚がデリケートなためアトピー性皮膚炎などの皮膚疾患を引き起こす場合がありますので、飼育環境には十分配慮して快適に過ごせるように、温度や湿度に配慮して育てることも重要といわれています。

柴犬のミックス犬がかかりやすい病気

柴犬は、遺伝的に皮膚がデリケートでアトピー性皮膚炎などの皮膚疾患にかかりやすいといわれていますが、比較的丈夫で病気になりにくいのが特徴です。柴犬のミックス犬は、交配する犬の種類によってかかりやすい病気が異なりますので注意する必要があります。純血種の中には、遺伝的な病気を生まれつき持っている場合があり、チワワとのミックス犬の場合は水頭症や緑内症、気管虚脱を引き起こしやすくなるのが特徴です。

ミニチュアダックスフンドと交配させた場合は、腎疾患や椎間板ヘルニア、甲状腺機能不全にかかりやすくなります。さらに、ポメラニアンとのミックス犬は、ホルモン性皮膚炎や気管虚脱、心臓や血液に関する心疾患などがかかりやすい病気としてあげられています。不適切な飼育環境が原因でストレスがたまり免疫力が低下して病気がちになってしまうケースもありますので、育てる環境に配慮が必要です。

ミックス犬の場合は、交配する犬によって適切な飼育環境が大きく異なりますので、不適切な飼育方法が原因で短命の原因になる場合があります。柴犬とサイズが極端に異なる犬でミックス犬をつくった場合は、子犬が正常に成長しないことがあるため注意が必要です。柴犬のミックス犬の寿命はおよそ15年が目安ですが、飼育環境や与えるフード、交配させる犬の種類によって健康状態が大きく異なるといわれています。ミックス犬は親犬それぞれの特徴を引き継ぎますので、柴犬と性質が異なる犬と交配させた場合は注意しましょう。

まとめ

柴犬のミックス犬は、飼い主やリーダーに忠実で賢く育つ傾向がありますが、掛け合わせる犬の種類によって見た目や性格に大きな違いがありますので、しつけや飼育環境に配慮することがとても大切です。遺伝的にかかりやすい病気も犬の種類によってそれぞれ異なりますので、健康面での配慮も欠かすことができません。ですから、飼い主は交配させる犬の特徴や性質をきちんと理解しておくことが重要です。

これらを理解した上で、適切なしつけや訓練を子犬のころから行い信頼関係を築くことでミックス犬を健康的に飼育することができるでしょう。

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