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柴犬の子犬に大切なのは「寝る」こと!

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愛嬌たっぷりの表情と飼い主としっかりコミュニケーションを取ろうとするその頭の良さから、柴犬は犬の中でも特に人気な犬種です。いざ柴犬の子犬を迎え入れたら、そのあまりのかわいらしさから何でもしてあげたくなってしまいますよね。ですがその時期の犬に何より大切なのが「睡眠」です。たくさんお世話をしたり遊んであげることは犬の心の発達にも大事ですが、意外と見落としがちになってしまいながらも何より意識してあげたいのが「寝ること」の重要性です。

しかし子犬も新しい家族との暮らしに慣れてくるとなかなか思うように寝てくれないことも。子犬に必要な睡眠量や寝かせ方のコツとはなんでしょうか?

柴犬は日本犬の中でもダントツ人気の犬種!

日本人ならば犬好きでなくともみんながその存在を知っているであろう「柴犬」。日本犬にも様々な犬種がありますが、その中でも特に一般的に認知度も高く近所でもよく見かける犬なのではないかと思います。ペットブームがはじまってからというもの、チワワやトイプードルなどの小型の洋犬が一番人気を占める中で、国内における犬の登録頭数の管理を行っているジャパンケネルクラブの調査によると2014年からの過去5年間においては常に日本犬として唯一の上位5位以内にランクインをしています。

愛好家も多く、柴犬専門の雑誌まで販売されているほどです。近年では海外でも広く繁殖されており、人気の高い犬種になりつつあります。また、通常の柴犬は平均で7〜10キロ程度の大きさの成犬になりますがそれよりも小型な「豆柴」と呼ばれる柴犬も最近では需要が高くなっています。そういったことからも柴犬は日本犬の中でも最もポピュラーな犬種と言えそうですね。そんな柴犬ですが実はその歴史はとても長く、祖先を辿っていくとなんと縄文時代にまで歴史が遡るのだというから驚きです。

古くから日本人と密接に関わって暮らしてきたからこそ、日本の複雑な気候にも順応力が高く病気もしにくく、その賢さからも比較的初心者でも飼いやすい犬でしょう。SNSやテレビでも度々可愛らしい豆柴の子犬や柴犬カフェの紹介が頻繁にされていることからも、これからもますますたくさんの人に愛されていく犬種になりそうですね。

柴犬の子犬に大切な睡眠時間とは?

柴犬は成犬になると四肢がしっかりして体も少しがっしりめになります。顔つきも口先が伸び、目つきも凛々しくかっこいいのが特徴ですね。ですが子犬時代はその姿からは想像もつかないぬいぐるみのような愛らしさがあります。生後半年にも満たない子犬の時期は、足もしっぽもまだまだ短く体毛もふわふわで、顔つきもどことなくタヌキや小熊のような独特の可愛らしさです。生後2か月頃までは寝ていることの方が多いですが3か月を過ぎるととても好奇心旺盛で活発になっていきます。

特に柴犬はもともと狩猟犬として活躍していたことからも、運動量が多く走り回るのが大好きな犬種です。独立心や野心も強いため色々なものに興味を出し活発に行動していきます。以前は外で飼われていたことも多かったですが、最近では特に都市部や住宅地などでは室内で飼われることも多くなりました。もともと小型犬に属する犬種なので室内飼いでも十分に対応できますが、子犬のうちは家の中でも制限なく走り回ったり物を噛んでたくさんいたずらをしてしまうことも。

そんな好奇心旺盛な柴犬ですが、子犬の頃は「睡眠時間」をしっかりと確保してあげることが今後の発育のためにもとても重要です。もともと犬の睡眠時間は成犬でも10〜14時間と人間よりも少し長くなっています。特に生まれたばかりの子犬はもっとたくさんの睡眠時間が必要でその量は18〜19時間ほどと言われています。1日の大半を寝て過ごすのが子犬の仕事と言えそうですね。

好奇心旺盛で元気いっぱいで寝てくれない時は?


これだけたくさんの睡眠時間が必要になってくるのですが、前述したように柴犬の子犬はとてもやんちゃな子が多く、活発な事から興奮してなかなか思うように寝てくれないことも多いようです。まだまだ自分の体力量もわかっていない場合も多いので飼い主さんが工夫してきちんと休ませることが大切です。子犬は早くて生後2〜3か月で新しい飼い主の元にもらわれることが多く、その頃から新しく家族に迎え入れる方も多いのではないでしょうか?その時期の犬はさらに寝ている時間を多く必要とします。

なので、ついついかわいいからといって構いすぎないよう注意をしましょう。そうでなくても、新しい環境に緊張してしまって不安でいっぱいになり思うように寝れないこともあります。なので、犬を迎え入れたらまずは犬が安心して寝られるスペースをしっかりと確保してあげるようにしてください。最初はゲージに入れて寝させることでそこを自分のテリトリーと認識するので、徐々にそこで安心して眠れるようになります。子犬期は自分で体温調節するのがまだ難しく、免疫力も強くないのでちょっとした温度差で体調を崩してしまうことも。

寝ている時の温度や湿度にも気をつけて暑すぎたり寒すぎたりしないよう調節します。生後3か月を過ぎると新しいお家や家族にも慣れてきて活発になってきます。予防接種も終わって散歩デビューできるようになると運動量も次第に増え始めます。たくさん遊びたい気持ちもあるようですがまだまだたくさんの睡眠が必要です。成犬に比べてこの時期はたくさんのエネルギー消費を知らず知らずにしているため、遊ぶ時はしっかり遊んであげてコミュニケーションをとってあげることも大切ですがきちんと眠れる環境も同時に整えてあげるようにしましょう。

寝る時間が少ないことが及ぼす影響とは?眠らせるコツ!

犬の睡眠時間が短すぎるとどうなってしまうのでしょうか?子犬の頃は環境になれない事から眠ることができないという場合が考えられますが、そうなると精神面にも身体面にも悪い影響を及ぼします。寝不足が続くとストレスが溜まりやすくなり、無駄吠えが多くなったりうまくしつけができなくなる原因になってしまいます。また、特に子犬の場合、眠る時間が少ないと成長が阻害されてしまい発達障害や病気をしやすい個体になってしまうことも考えられます。

犬は基本的に自分から勝手に日常的に眠る時間を確保しますので、1番は構いすぎないことが大切です。特に子犬の時期は可愛いのでついついたくさん構いたくなってしまいますが、生活リズムを作っていくためにもほどほどにしてあげましょう。寝るのは途切れ途切れになってしまっても大丈夫ですが、成犬になるまではあまり長時間の外出やアウトドアなどは避けて、まずは普段の環境にしっかりと慣れさせてあげるのが大切です。

また、成犬になる前からしっかりとしつけをしていくのは犬にとっても大切なことですが、実は犬の集中できる時間はあまり長くはありません。なので、睡眠をとらせるためにも、遊んだりしつけを行う時間は長くても1回に10〜15分程度にとどめてあげることで犬も気持ち良く眠ることができます。犬があまり自分から眠りたがらない場合は、そういった短い遊び時間や運動を増やしてあげてもいいでしょう。また、ご飯の量が適切か、安心して寝れる寝床の確保ができているかなどの確認もしてみてください。

まとめ

犬にとってしっかりと眠ることは心身の健康な発達のためにとても大切です。また子犬時代を過ぎてからも、シニア犬になってからも生涯、犬は人よりもたくさんの眠りを必要とします。きちんとまとまった睡眠時間が確保できているか今一度確認してみましょう。運動が大好きで警戒心も強くなりやすいタイプが多い柴犬は時にはあまり眠らずに遊んだり動き回ったり、睡眠が浅くなってしまうこともあります。

飼い主さんが日頃から愛犬の様子をよく観察して適切な睡眠量がとれているか、何かが眠りの妨げになっていないか注意してあげるようにしてみてください。

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