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柴犬がマムシに噛まれた時の対処法

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柴犬は人間に忠実な性格が可愛いものです。犬の飼育の歴史を振り返ってみても、柴犬は人気が高く長く人間に愛されています。自分もマムシに噛まれそうになってヒヤヒヤしたことがあるので、その時のことを思い出すとぞっとします。マムシは東京都内にもたくさん生息しています。自分が住んでいる場所も超都心とは言えませんが、東京都内です。東京でも畑や田んぼ、森が残っているところは結構多いものです。

田舎に比べれば圧倒的に少ないとは言え、普通の住宅街に住んでいても遭遇する可能性があることは頭に入れておいた方が安心です。特にワンちゃんを飼っている方はお散歩の時、マムシの被害に遭ってしまう恐れがあります。

マムシが柴犬に与える諸々の被害

柴犬は室内で飼っている方も少なくありませんが、うちは敷地内で飼育しお散歩も毎日行っているので、ある時マムシに遭遇してしまったというわけです。お散歩中にマムシを見つけ慌てて連れて帰りましたが、ほんとにぞっとしました。柴犬のお散歩中、マムシと接触しないように注意しなければならない理由は1つではありません。まず、単純にショックを与えないためです。屋外で飼っているとは言え、うちの柴犬は都会っ子です。

日常的に蛇と顔を合わせているわけではないので、ニョロニョロした不思議な形状に驚いてしまう可能性大です。特に子犬の時ほど、びっくりしてお散歩が嫌いになってしまった大変です。次に、当然ですが噛まれる可能性があるためにマムシを見つけてもできるだけ柴犬に近づけてはいけません何種類も分類されますが、いずれにしても毒を持っています。実はマムシがいないのは沖縄県ぐらいで、日本の全土に分布しています。

牙で噛まれると毒が注入されてしまうので、柴犬はもちろん飼い主も気をつけなければなりません。自分が噛まれてしまい、リードが手から離れ、パニックに陥った柴犬が猛ダッシュで逃げてしまう恐れもあります。家族がいれば電話ですぐにレスキューを頼むこともできるかも知れませんが、柴犬が本気で走ればそれなりに速いので、その場で追っても追いつかない可能性大でしょう。

道路が近くにあり、リードをつけていない柴犬が車や自転車にはねられてしまうことを考えると冷や汗が出ます。子供に飛びかかって噛んでしまい、怪我をさせてしまう恐れもあります。

マムシの体表についているマダニも柴犬の脅威

マムシは毒があるので柴犬や飼い主が噛まれてしまうことを考えると、本気で対策を考えなければなりません。しかも、マムシの脅威は毒だけではありません。実は、マムシの体表はとても不衛生です。特にマダニが付着していることがあるので、マムシと接触することでマダニに噛まれるリスクも伴います。手足がないため、マダニが体表についても振り払うのが難しいようです。大量のマダニに柴犬が噛まれてしまうと、吸血され貧血を起こしてしまうケースも報告されてしまいます。

元々高齢で貧血気味のワンちゃんなら、寿命を縮めてしまうことにもなりかねません。また、マダニの唾液がアレルゲンになり、アレルギー性皮膚炎を引き起こすケースも考えられます。強烈な痒みに襲われる皮膚疾患なので、愛犬に辛い思いをさせないためにも体表についたマダニは警戒する必要があります。マダニの種類によっては唾液中に毒性物質を産生するものもいるので、毒の影響でダニ麻痺症を引き起こすこともあります。

その他、バベシア症や日本紅斑熱、ライム病やQ熱など深刻な感染症に感染する可能性もあるので、体表にはマダニがついていることがあると認識しておくことはとても重要です。こういった感染症の中には柴犬だけではなく人間にうつるものもたくさんあります。最悪の場合、ペットの柴犬も自分も感染し大変な事態になることも予想できるので、定期的な感染症の検査や予防策は欠かせません。マダニに噛み付かれる前に駆除できる薬もあるので、マムシと同じようにマダニ対策にも励みましょう。

マムシに柴犬が噛まれた場合の対処法


万が一マムシに柴犬が噛まれてしまった場合、人間は救急車で病院に行った方が良いでしょう。消毒して済む話ではありません。ただ、犬や猫は毒性に対する耐性が強いので、成体であれば噛まれてしまっても死亡することは稀なようです。ただし身体が小さい子供の柴犬、メスの柴犬は影響を強く受けるため、楽観視は禁物です。いずれにしても、噛まれてしまったら急いで動物病院に行って下さい。

噛まれた後放置してしまうと、壊死と化膿が進行してしまい患部がひどい状態になってしまう恐れがあります。具体的な処置方法は病院によって異なりますが、一般的には抗生剤とステロイドで治すことになるはずです。顔を噛まれると容姿が変わってしまうほど腫れてしまうこともありますが、素早く処置するためにも噛まれた場所は特定しておきましょう。生命を脅かされることは少ないとは言え、マムシに噛まれ毒を注入されると数分後には強烈な痛みが生じます。

身体の中心部に向かって腫れが広がり、皮下出血や水泡の形成、リンパの腫れなどの症状も引き起こされます。吐き気や頭痛を感じることもありますし、重症度が高いと意識が混濁することもあります。その場で近い動物病院に電話した上で、できるだけすぐに運び込んで下さい。体力を消耗させないためにも、ある程度離れている病院なら車で運んだ方が良いでしょう。どうケアすれば良いのか、獣医さんに直接アドバイスして貰い、指示に従って下さい。

柴犬をマムシの被害から守るための予防策

柴犬がマムシに噛まれてしまったら病院に運び治療して貰うしかありませんが、痛み思いや怖い思いをさせるのは可哀想なので、最初から噛まれないのが一番です。予防策として、よく出没する時期は警戒を強めることも大切です。マムシは4月から10月が活動期間になり、寒くなると冬眠します。通常、春から秋にかけて多く見られます。7月から9月は特に出没リスクが上昇するので、よくいる浜辺や用水路、川は散歩コースから外した方が良いでしょう。

農道や田畑にいることも多く、藪の中も出没スポットなので避けましょう。お散歩中顔を噛まれてしまう柴犬が多いのも、藪の中に顔を突っ込んでマムシやマダニとバッティングしてしまうパターンが少なくないからです。マムシにマダニについていることもあるので、マダニ対策用の薬も持ち歩いていた方が良いでしょう。マムシは基本的に夜行性ですが、冬眠前や夏に妊娠しているメスは日中でも市街地などに出没することがあります。

昼間、日光浴する妊娠中のメスのマムシは珍しくありません。カエルやネズミを餌にしているので、そういった生き物が多いところも要注意スポットです。草むらにいると柴犬が噛まれてもすぐに気づけないこともあるので、草が覆っているようなところは散歩しない方が無難です。ちなみに、天然記念物に指定されているアオダイショウも出没率が高い種類で幼蛇はマムシに似ていますが、毒はありません。

まとめ

散歩中柴犬がマムシに噛まれてしまったら大変です。命まで奪われるようなことはほとんどありませんが、すぐに病院に運びましょう。マムシの体表に付着しているマダニも犬や人間を噛み、感染症に感染させるリスクなどを伴うため、薬などで予防する対策も欠かせません。家族にもマムシの存在は伝え、みんなで大切な柴犬の安全を守りたいものです。飼い主が噛まれてしまっては大変なので、人間もマムシに噛まれないよう屋外では警戒が必要です。

特に出没しやすい時間帯、季節に気をつけて、怖い思いをさせることがないよう快適な散歩を心がけましょう。

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