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柴犬のかわいいしっぽはなんと15種類!?

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誰もが知っている日本原産の犬である柴犬。バランスのとれた四肢と抜群の運動神経、日本の気候にもしっかり耐えられる丈夫な体をもつ柴犬は昔から愛犬家の間では人気の根強い犬種です。そんな柴犬の一番のチャームポイントといえば、くるんと巻かれた独特の尻尾でしょう。機嫌に合わせてフリフリと動く様は本当に愛らしく見ていると思わずキュンとしてしまいますよね。実際柴犬を見ていると一番目につくといっても過言ではないほどです。

もともと表情豊かな柴犬ですが、そんな柴犬の愛嬌をより一層引き立ててくれるこの尻尾について詳しく紹介していきます!

柴犬ってそもそもどんな犬なの?

柴犬は古くから日本で親しまれてきた犬種ですがその歴史はとても長く、祖先をたどっていくとなんと縄文時代にまでさかのぼると言われています。その血統の純血性から国では天然記念物として指定されているほどです。日本人にとってはとてもポピュラーな犬種ですが近年では日本犬の中でも特に人気がありブリーダーも数多く存在するため日本だけでなく世界の様々なところで飼われています。成犬になると体高が35〜40㎝、体重は6〜10㎏ほどになります。

最近ではこれよりもひとまわり小さい豆柴と呼ばれる小型の柴犬も人気ですね。凛々しい顔つきも特徴の一つですがパピー期にはその凛々しさがあまり感じられないほどにあどけない可愛らしい顔つきです。成長し成犬になると丸々とした輪郭のタヌキ顔と、シュッとしたスリムなキツネ顔に分かれるんだとか。柴犬は小型犬ながら、四肢と胴体のバランスの良さから運動神経がとても良い犬種です。特に広い場所を全速力で駆け巡ったりボール遊びが大好きです。

運動量が多いため日々のお散歩は欠かせません。性格は大胆で独立心が強いと言われているので飼い主以外にはあまり馴れ馴れしくしないという風によく言われています。ですが飼い主や心を許した家族には非常に従順で忠実です。とても賢い一面を持ち、寒さや暑さにも強いことから、最近では室内飼いが一般的になってきましたが、昔から番犬として飼われていたことも多いです。

柴犬のしっぽの種類は実は豊富!

さて、そんな柴犬のチャームポイントといえば、なんといってもやっぱり「しっぽ」ですよね。柴犬にはおおよそ4種類程度の毛色があると言われていますがどのカラーの子もしっぽの裏側は白い毛で覆われておりその長さは成犬で約30㎝程度になります。幼犬時代にはあまり毛量も多くなくしっぽ自体も小ぶりでプリプリとエビのように巻かれているのが特徴ですが大きくなるとふんわりとした体毛に覆われわさわさと動くようになります。

くるんとした巻き尾状になっているのが大変特徴的な柴犬のしっぽですが、実はその種類は細かく分けると15種類もあるんだとか!その中でもおおよそ2通りのパターンに分かれていて、くるんと丸くなったしっぽが「巻尾」タイプであるのに対して、たってはいるものの完全に巻尾状になっていないものが「差尾」タイプと、ざっくりと分けられています。さらに深く分類していくと巻尾はしっぽの毛先の形の癖でまたそこから分類ができ、左巻きと右巻きに分けられます。

通常の巻き具合よりもさらにくるんとなっていれば「二重巻き」とされこれにも左右があるようです。左右のどちらにもしっぽの先端が向いていなく背中の上に乗るようになっている形はそのタイヤのような形から「車巻き」と呼ばれます。完全に巻かれていない場合は「半巻き」です。巻尾ながら毛先までクルンとなっていなく先端が背中に伸びている場合は「背叩き」となり背中にもくっつかないような形は「差尾」になってくるようです。

中には全くしっぽが上に向かない「柳尾」やとても短い「株尾」、「無尾」なんかもごく稀に存在するようです。

しっぽは感情のアンテナ!心理状態を読み取ろう


様々な種類がある柴犬のしっぽですが、やはり基本的には巻尾状になっているのが一般的ですがそもそも何でこんな形をしているのでしょうか?その理由には諸説あるようですが、しっぽには尾を上に向かせるための筋肉と下に向かせる筋肉とがあり、柴犬の場合尾が下に向く側の筋肉が衰えていった結果、自然と今のような形に定着していったようです。なので、交配を重ねていくうちに意図的にこの形状になっていったというよりも最初から巻尾状だったというような認識のようですね。

このしっぽですが、柴犬のしっぽも他の犬同様に、その時の感情で形状が変わるようになっています。いわば心のバロメーターといったところでしょうか。嬉しかったり興奮している時にはフリフリと左右にしっぽを振ります。しっぽがピンと立ちあまり動かない場合には何かに警戒していたり意識を張っている時です。逆にリラックスしていたり、恐怖を感じて怖気付いている時なんかは巻尾でもだらんとしっぽがまっすぐになったような形になりますね。

柴犬はしっぽが毛先までよく伸びているような犬種に比べてそういった感情や心理面がやや現れにくいようにも感じられやすいですが、意識的にしっぽに目を向けてあげると実に様々な変化を見せてくれていることに気づくことができますよ。また、しっぽだけでなく同時に耳のあたりを観察してみましょう。柴犬は短い立ち耳ですがこの耳が意外と機動力があり感情に合わせて良く変化する部分なので、しっぽと合わせてみてみることで心理状態が良くわかりますよ。

柴犬は何で自分のしっぽを追いかけ回すの?

柴犬に限ったことでもありませんが、自分のしっぽを追いかけまわしてぐるぐるしている犬を見たことがる方は多いのではないでしょうか?特に柴犬は他の犬種と比べてこの行動を起こしやすい犬のようでおおよそ6割程度の柴犬がしてしまうそうです。自分の体についているものなのに何でそんな行動をとるのか不思議に感じてしまいますよね。子犬であれば遊びの一環である場合もありますが、実は特にこれといった原因があるわけでもなく、何となく暇だからな可能性が強いようです。

動いているのが気になったり、遊び相手がいなかったりした時についついやってしまうのかもしれませんね。人間で言うところの手遊びに似たような感覚でしょうか。でも中にはストレスを感じてその行動を取っていることもあるようなので飼っている犬が頻繁にそういう行動をとるようであれば、一緒に遊んであげたり散歩の時間を増やしてあげたりするようにすると良いでしょう。

また、頻繁に自分のしっぽを噛んでいる場合はノミやダニなどによる皮膚炎を発症してしまっているか、何か外傷があって気にして噛んでいる可能性もあります。特にそういった外見的な症状が見られない場合であれば常同障害という精神的な疾患が考えられるでしょう。小さい頃からの習慣でそうなってしまうこともあれば精神的なストレスが原因でしっぽを傷つけるまで続けてしまうなど様々ですがあまり酷いようであれば気を紛らわせるなどして辞めさせるように躾けた方が良いかもしれませんね。

まとめ

柴犬の最大の魅力といっても過言ではないしっぽですが、実はこんなにバリエーションがあるんですね。パッと見だとあまり個体差がないように思える犬種ですが少しだけでも知識を持って見てみることで一気にその子独自の特徴や個体差が見えてくるようになるのではないでしょうか?

特に尾の部分は生まれついての個体差のようなものが一番現れる部分なので、これから柴犬を飼おうと検討している方や、道で犬に遭遇した時は、その子がどんなタイプのしっぽなのか少しみてみると同じ柴犬でもグッとその子の外見的な特徴がわかるようになりそうですね。

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