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柴犬には白い毛色も存在する

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柴犬は海外でも人気の高い日本犬ですが、その主な毛色は赤と黒、白、胡麻となっています。天然記念物に指定されており、他の犬種と交配しないようにしてきたため、毛色の種類が少ないということです。白い柴犬は希少性が高く、あまり見かけたことがないという人も多いでしょう。生まれた時から体が白いことが特徴であり、成長すると薄茶になることもあります。白い柴犬は遺伝子の関係によって生まれると言われています。

赤色の柴犬同士で交配を続けた場合、少しずつ色が薄くなっていくということですが、白い柴犬が生まれる確率は非常に低くなっています。

柴犬の中でも珍しい毛色について

白い柴犬は希少性が高く、街中やペットショップではあまり見かけることがないでしょう。ふわふわの被毛は可愛らしいですが、表情は日本犬らしく引き締まっています。その見た目の特徴や誕生するメカニズム、白くなる理由などを知っておきましょう。白色は柴犬の中でも見た目が愛らしく、被毛がふんわりとしているように見えます。この色は柴犬全体の10%程度の割合で出現すると言われています。黒色も10%程度で出現するということですが、白色の方がより珍しいということです。

柴犬の被毛は内側と外側に2種類の被毛が生えるダブルコートという構造です。ふわふわした印象になるのはそのためであり、寒い時期には特に柔らかそうに見えるかもしれません。ちなみに、被毛は本当に全て真っ白というわけではなく、耳周りや尻尾の周りなどに薄い茶色の毛や赤毛が生えてくることがあります。成長によって自然に生えてくることがあるため、毎日観察してみると良いでしょう。また、この色は他の色の柴犬と比べ、模様が分かりにくいという特徴があります。

黒毛赤毛の柴犬には麻呂眉という模様が見られますが、毛が白いと目立ちにくい傾向にあります。また、手足やお腹にかけての色の変化も穏やかなのでよく見ないと分かりません。柴犬はふわふわとした被毛に覆われているため、少し大きめに見えることもあります。しかし、この犬種自体は日本犬の中では最も小さく、7=10kgが標準体重となっています。

白い柴犬は数が少ないので希少です

白い柴犬の両親は必ずしも白いというわけではありません。このカラーは赤毛同士や黒毛同士の交配が続く中で偶然生まれてくると言われています。遺伝子の掛け合わせにより、同じ色同士を交配すれば一定数が誕生するということです。アルビノではないかと考える人もいるかもしれませんが、そういうわけではありません。アルビノは肌や毛、瞳の色などに関わるメラニンが欠乏した状態のことを指します。アルビノなら瞳の色素も薄くなり、赤い目になるはずです。

そのためこれはアルビノというわけではなく、正式な色の柴犬だと分かるでしょう。柴犬は戦争や洋犬の流行などにより、絶滅の危機に陥ったことがあります。しかし、戦時中の保護に尽力した人々がいたため、天然記念物に指定されて現代に至りました。昭和11年には国の天然記念物に指定されたのですが、そんな柴犬の中でも数の少ない白色はとても希少であると言えるでしょう。体のサイズなどは他の色と同じですが、生まれる頭数がとても少ないことが特徴です。

最近では白色の人気が高いので積極的に繁殖しているブリーダーもいますが、ドッグショーなどには参加することができません。また、多くのブリーダーは濃い毛色の遺伝子が受け継がれるように繁殖しているため、この色の柴犬は数が少ないということです。もちろんこれはショードッグとして活躍する場合に限ったことですし、ペットとして飼うには全く関係ありません。

白い柴犬の性格は普通の柴犬と同じ


白い柴犬の性格は一般的な柴犬と特に変わりありません。もちろん個体差はありますが、基本的な性格について知っておきましょう。柴犬は体が小さくても骨密度が高く、しっかりとした体格をしています。また、体のバランスが良く、活発で運動が好きなことも特徴です。散歩は1日に30分を2回行くようにしましょう。運動不足になるとストレスが溜まりやすくなりますし、吠えるなどの問題行動に繋がることもあります。体力が余っている時は散歩以外にも体を動かす機会を作ってあげましょう。

子の犬種は警戒心が強く、積極的に他の犬や他人には近づかないことが多いです。マイペースに体を動かすことが好きな傾向にあるため、他の犬と遊ばせる時には注意が必要です。無理にコミュニケーションを取らせる必要はないため、自由に運動させてあげましょう。柴犬は頑固な性格と言われることが多いですが、慎重な性格であるということもできます。いきなり知らない犬や人に近づけるのはやめた方が良いでしょう。

柴犬は相手と自身の立場をしっかりと見極める犬種とされています。賢いので訓練はしやすいですが、叱ってしまうと反抗してくることもあるでしょう。上手く一緒に生活をするためには叱るのではなく、成功した時に褒めてあげることが大切です。犬は飼い主に褒められると喜びますし、褒められたことを繰り返し行うようになります。白い色は希少性が高く、見た目の可愛らしさや珍しさからも人気が高くなっています。

しかし、珍しいからという理由だけで飼うのは良くありませんし、大切な家族の一員として時間を過ごすことが重要です。

白い柴犬の魅力を引き出すために

柴犬と聞くと赤色をイメージする人が多いでしょう。実はいくつかのカラーバリエーションが存在していますが、赤色が多いので他の色を目にする機会は少ないかもしれません。また、黒色はたまに見かけることはあっても白色はめったに見かけないとされています。白い色の子はとても少ないため、出会う機会があればよく見ておくのがおすすめです。真っ白な被毛が特徴的ですし、特に太陽の下では輝くように美しいです。

柴犬はもともとダブルコートの被毛ですが、色が白いとふかふかとした感触が見た目にも分かりやすいです。そのためつい触りたくなるかもしれません。実際に触ってみると見た目より硬い感触ですが、黒い眼とのコントラストも美しく、被写体としても非常に魅力的と言えるでしょう。また、目立つ毛というだけでなく、表情が分かりやすいこともポイントです。真っ白な犬はとても可愛らしい見た目ですが、白いのできちんとケアをしないと汚れも目立ちやすいです。

ブラッシングをしていないと悪い意味で目立ってしまうこともあるでしょう。毛並みが綺麗なら可愛らしさがさらに引き立つため、毎日のブラッシングは欠かせません。ブラッシングでは被毛の汚れやゴミなどをしっかり取ってあげましょう。春と秋は被毛が生え変わるため、抜け毛も多くなります。この時期は1日に2回くらいブラッシングを行うのがおすすめです。シャンプーは犬の皮膚や被毛に合ったものを使ってあげることがポイントです。

まとめ

柴犬は天然記念物に指定されている日本古来の犬種であり、日本犬で最も人気が高いのですが、最近では白い色が人気となってきています。実は頭数がとても少なく珍しいため、知らなかった人も多いかもしれません。白い毛並みに包まれた顔立ちは優しい印象ですし、目の黒さとのコントラストが印象的です。この色はアルビノと勘違いしている人も多いのですが、アルビノではありませんし、特に体が弱いといったこともありません。

そのため安心してペットとして迎え入れることができるのです。被毛は輝くように美しく、表情の変化も分かりやすいことが魅力です。

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