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柴犬の子犬をベランダに連れ出すときの注意点

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柴犬の子犬を飼い始めたら、ベランダを有効に活用しましょう。家に連れてきたばかりのときは、色んなことに慣れさせる必要があります。室内で新しい環境や家族に慣れるまでは、無理に外に連れ出すとストレスになってしまいます。健康面を考えても、ワクチンが済んでいない愛犬を散歩させるのはよくありません。しかし日光浴させることはとても重要で、病気に負けない体作りのためにも欠かせないことです。

ベランダをうまく使えば、初めての外を経験させ慣れさせることもできれば、日光浴も可能です。でも子犬のうちはいろんな危険があるので、注意すべき点をこれからご紹介します。

ワクチン接種前の柴犬の子犬はベランダでも外に出すのは危険

柴犬の子犬をお迎えしたら、早速一緒にお散歩に出かけたい飼い主さんがいるかも知れません。でも道路は、ゴミが落ちていなくても不衛生な場所で、雑菌やウイルスがいる可能性があります。だからワクチン接種が済んでいない場合、抗体がないから道路を歩いただけでも感染することがあります。感染したペットに直接触れていなくても、フンや尿に触れればうつるリスクがあるので配慮が必要です。中には空気感染するタイプもありますので、飼い主さんが注意してあげなければなりません。

ペットショップやブリーダーさんが、1回目のワクチン接種を済ませてから販売していることが多くなっています。それでも安心することは出来ず、2回目の接種が必要です。なぜなら、1回で抗体が出来ない場合があるからです。体質によっては、3回目の接種が必要になる子もいます。散歩に出かける時期は、獣医師さんと相談して決めることが大切です。ワクチン接種が終わるまで、遊ぶ場所が部屋の中だけではつまらないでしょう。

日光浴をさせてあげなければ免疫力の低下を招きかねず、体が弱い柴犬の子犬になりかねません。だからといって、不衛生なところに連れ出すことも心配です。そんなときに活用したいのがベランダで、家から遠く離れずに安心して日光浴が出来るので有効活用しましょう。だけど雨風にさらされ、色んなゴミと共に雑菌やウイルスが飛んできている可能性がある場所です。だから、ワクチン接種が済んでいなくて連れ出したいときは、飼い主さんが抱っこしたままのほうが安心出来ます。

柴犬の子犬をマンションのベランダに出せない可能性も

一戸建て住宅のベランダであれば、誰に気兼ねすることもなく連れ出すことが出来ます。でもマンションの場合は十分に注意が必要で、どんな決まりになっているか確認しなければなりません。ペット可物件であっても、共用部分で自由にさせることを禁止しているところはたくさんあります。ベランダは共用スペースに分類されるため、犬小屋をおいて飼育したり自由に遊ばせたりすることはアウトです。

規約により、紐でつないでいればOKとしているところもありますが、それでも気をつけなければならないのは隣人への配慮です。ペット可物件であっても、すべての人が飼っている訳ではありません。中には嫌いだという人、アレルギーを持っている人が住む場合があります。ベランダに柴犬の子犬を抱っこして出るだけであっても、吠えたり毛が抜けて飛んできたりしたら苦情の対象になりかねません。互いに嫌な思いをしないためにも、マンション住まいの人は注意をしましょう。

きちんと決まりを守らないと、入居時にペット可物件だったものが後からダメになることがあります。今いるペットが最後で、以降は飼育できなくなったら後悔するでしょう。ちょっとだけなら良いだろうとか、見ていないときに連れて出ようとか言う考え方はよくありません。一度決まりを破っている人に対し、監視の目はきつくなります。誰かが見ていると考え、散歩に連れ出せるようになってから、マンションの敷地外で自由にさせましょう。

ベランダで遊べる環境でも柴犬の子犬を自由にさせるときの注意点


柴犬の子犬は好奇心旺盛だから、ベランダに置いてある色んなものに興味を示すでしょう。もし、いろんなものを置いたままにしてあるなら、そこで自由に遊ばせるのは危険です。プランターなどに入り込んだり、箱の上に登ったりします。もし手すり近くまで登ることができる状態だったら落下してしまう可能性があります。手すりの幅は、基本的に赤ちゃんの頭が通らないくらのサイズです。でも柴犬の子犬の体は小さいので、すり抜けてしまう事が考えられます。

落下したらとても危険なので、飼い主さんが対応してあげましょう。いらないものは片付け、手すりを乗り越えられないようにしたり、隙間から落ちたりしないよう更に目の細かい柵を設置すると安心です。部屋の間取りの都合で、ベランダに洗濯機を置いているご家庭もあるでしょう。柴犬の子犬がよじ登って洗濯槽に落ちる可能性があるので、蓋は常に閉じておくべきですし、できれば近づけさせないようにすべきです。洗濯槽に落ちたことに気が付かず、長時間放置することがあると大変です。

特に夏場だったら、熱中症になってしまうでしょう。飼い主さんが留守にしているときだけでなく、側にいるときも常に危険がないようにしてあげることが大切です。外に出ると開放感で走り回る可能性があるので、ぶつかって怪我をしそうなものは全て撤去します。落ち葉などを食べてしまうことが考えられるので、遊ばせる前に掃除をすることも鉄則です。風や雨が強い日は部屋から出たがっても我慢させ、室内で思いっきり遊ばせましょう。

柴犬の子犬のトイレをベランダに設置したい

室内にトイレを設置すると、どんなにニオイ対策を行なっても敏感な人はくさく感じてしまうことがあります。外に出せば問題が解決するので、ベランダに柴犬の子犬を出すことができる環境にあるなら、有効に活用することが出来ます。室内と同様に訓練すれば、きちんと部屋を出ていって設置したトイレを利用してくれるのでくささを減らすことが可能です。ただ、トイレのたびに戸を開けてあげる必要性が出てきます。

在宅時なら開けたままに出来ますが、不在のときや夜には対策を考えなければなりません。その時だけ室内にトイレを設置するとしても、柴犬の子犬が混乱してしまうでしょう。決まった場所でトイレをしなくなって、色んな場所で粗相をすることが考えられます。だからといって、ずっとベランダで飼育するのも健康のことを考えるとあまりおすすめできる方法ではありません。柴犬は日本犬の中でも性格上、番犬に適した犬です。

だから、外で飼育すると昼でも夜でも音や人影などに反応して、吠え続けることがあります。ご近所の迷惑になることがあるので、できれば排泄の回数が安定するまではトイレの設置を室内で考えたほうがよいでしょう。芳香剤などはニオイが混ざって余計くさくなる可能性があるので、トイレシート自体が消臭に配慮しているものを選びましょう。トイレを屋根付きケージ内に設置するなどして、ニオイが広がりにくい環境にする方法もあります。

広々としたところより、安心して排泄できる環境になるので、壁付きトイレを好む柴犬の子犬もいるほどです。

まとめ

柴犬の子犬はワクチンを接種し、抗体ができないと外に出すのは危険で、たとえベランダであっても気を付ける必要があります。有効に活用したくても、お住まいが賃貸のペット可マンションであるなら、決まりを守り共用部分の利用には十分に注意が必要です。外と一緒であることに、配慮しつつ、自由にできる環境であっても落下を防がなければなりません。ご近所さんに迷惑をかける可能性があるなら、利用は慎重にしたほうが良いでしょう。

元々ペットを育てるためにある場所ではないので、飼い主さんが十分に配慮しないと危険がたくさんある場所です。

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