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柴犬や子犬のしっぽの種類や動かし方に注目

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くるくる巻いた柴犬のしっぽは、子犬の頃から愛着のある姿として人々をひきつける魅力があります。けれども、どうしてそこに魅力を感じるのかと言われると、明確に語ることはなかなかできないものです。巻いている尾にはどうしてそれほどまでに人の心をひきつける魅力があるのかを、徹底的に検証してみます。同じような姿に見えて実は、個体差があり尾の巻き方にもいろんな違いがあることにあまり気づいていない方も少なくありません。

どんな特徴をもっているのかを知った上で、柴犬と付き合うとさらに楽しさが湧いてくるのではないでしょうか。

巻いているしっぽの種類別の特徴を観察

普段何気なく眺めている柴犬や子犬のしっぽを、この機会にじっくり眺めてみませんか。並巻き尾は、ゆるやかな巻きの状態になっていると尾の間に隙間が出来るようになるので、とても人気のある格好とされ好まれる種類です。また、二重巻き尾は文字通り渦巻状になっているので、自然と巻き方もきっちりと硬くなっているのが特徴です。硬いがために、尻尾の動きがやや緩慢になる傾向を持っているのも頷けます。

そして、太鼓巻き尾というのは、背骨の真上に向けて巻き込まれた状態になっているので真横からみると、その形状が良く分かります。反面、品評会ではこの種類は、評価が低くなるというデメリットも持っています。さらに、半巻と言う種類は、巻き尾と差し尾のちょうど間の種類として判別されるので、叩き尾という名称で区別されることもあります。良く観察してみると子犬の頃からどの種類になるのかというのが、分かり出して来ます。

血統証付きでも品評会を目指すほどの柴犬の子犬だと、尾の巻き方で価格が大きく変動することも少なくありません。それほどにしっぽの巻き方の種類は、柴犬の評価に大きくかかわって来ています。特に、こだわりなく飼い始めたという方でも、愛犬の尾の巻き方をじっくりと観察してみるのも面白い発見があるのではないでしょうか。共通する部分が多い柴犬の姿でも、実は、尾の巻き方で微妙な違いがあることを再発見できるのも魅力です。

柴犬をブラッシングすることで得られるメリット

衛生面を考慮して多くの飼い主は、柴犬や子犬をブラッシングしているものですが、品評会や展覧会を目指す犬の飼い主は、しっぽのお手入れにも余念がありません。毛を梳かすことは、普段からのお手入れの一つとして行われていますが、単に、衛生面を良くするだけではなく毛並みの美しさを引き出す目的も持っています。血行が良くなるので健康を維持するためにも、役立つお手入れとして継続して習慣的に行っている飼い主も多いでしょう。

注意して欲しいのは尾はデリケートな部分であり、雑に扱われることを柴犬は好まないことを、飼い主は意識しておく必要があります。扱い方だけではなく、飼い主がイライラとした表情や態度で接すると愛犬も心地よさとは程遠くなってしまいます。お互いにリラックスした状態でブラッシングを行うことで、飼い主にも癒し効果がもらえるようになるメリットが感じられるようになります。

もちろん、愛犬もそんな穏やかな飼い主の姿を見ることで安心感を得られるようになるメリットもあります。健康状態を観察するためにも、毛を梳かすだけではなく汚れや異常がないかもしっかりとチェックしてあげるようにしましょう。ドライな性格の犬なのですんなり触らせない時もあるのですが、タイミングや食後の時間を狙って試してみるのがおすすめです。愛犬のためにブラッシングをしているのが、実は飼い主のためにも心に穏やかさを感じられる大切なひとときにもなっているのです。

柴犬はしっぽでこんな面白いことも行っています


散歩に出た時に、尾の動かし方をじっくり観察してみるととても面白い行動を起こすのをご存じですか。何か興味のあるものを見つけると、臥せる姿勢になりお尻を上げて一生懸命に匂いを嗅いだり足で地面を掘ったりし出します。顔の表情は、人間から見えにくい場合もあるのですが、しっぽを見ると何かに集中している動作をしていることが分かります。また、寒い日には体を温めるためだろうと思われますが、尾まで丸く巻き込むようにしている姿を見かけるようになるので、注意深く見てください。

まるで自分の大事なものを抱え込むかのような行動を起こすので、何気なく見ている姿にも意味があるのかもしれません。もっと面白いのは、自分の尾を追い掛けてぐるぐるとまわりだす運動をし始めることです。尾を追いかけようとして回る姿は、とても可愛らしいだけではなく飼い主も笑ってしまいます。いくら走って追いかけようとしても自分の尾なので、噛んでみてまた走り出すと言った動作に繰り返しになるだけですが、それでも必死に駆け回っているのは、微笑ましくてたまりません。

一心不乱に自分の尾を追い掛ける姿を見ていると、堂々巡りの中でも何らかの目的があって行っているというのが、頷けるような気もして来ませんか。こんな風に人を飽きさせることなく楽しませてくれる魅力を沢山持っているのは、柴犬ならではの魅力ではないでしょうか。飼っていて飽きることがないという方が多いのも、こんな一面を見せることもひとつの要因に他なりません。

しっぽで感情の表現をすることの意味

柴犬も、顔の表情で嬉しいとか寂しいいった気持ちを表現するのですが、顔や口の開け方だけではなくしっぽの動き方で感情をしっかりと表現しています。しっかりと尾を立てて動かしている時は、嬉しい気持ちでいっぱいになっているのを知っていますか。たとえば、大好きなおやつを与えようとして「待て」といって待たせていると、言葉に出せない分、しっぽを大きく振っています。

初対面の人でも相手に気持ちを開くとだんだんとしっぽを動かすようになり、警戒心をその時には解いているのが一目瞭然になります。逆に、雷がなって怖い思いをしている時には、しっぽもしょんぼりと下がるだけではなく全身で震えることも珍しくありません。自分にとって好ましくない状態になると、尾もあまり動かさず下向きになってしまうので、嬉しいのか悲しいのかといった感情を飼い主が察知できるようになるのです。

柴犬は、言葉にしなくてもしっぽの動かし方次第で、メッセージをストレートに伝えてくれるので、飼い主にとってもそのストレートな感情表現はとても愛おしく感じてたまらなくなるのではないですか。好ましい人だと認識すると、尾の振り方も自然に激しくなるので遊んでほしいという希望を伝えているわけですので、どちらかといえば顔の表情よりも先に尾でメッセージを伝えているようです。何となく元気がないと思う時に、食事の量や運動、排便の量を見るだけではなく、尾の動かし方も見てみることにも注意してください。

まとめ

猟犬として飼育されてきた歴史がある柴犬ですが、しっぽの巻き方の姿にもいろんな種類があることが分かって頂けのではないですか。言葉を発しない代わりに柴犬は、感情をストレートに伝えてくれることから、飼い主とのコンタクトがしっかりと出来るようになります。どんな思いで尾を動かしているのかを知ると、もっと柴犬との距離感を縮められるようになるに違いありません。

飼い主との絆をもっと強くするためにも、しっぽの動かし方をじっくりと見つめてみるとより楽しい柴犬との暮らしを深めることができるので、今後、柴犬に出会う機会がある場合や既に飼い主の場合に尾の見方を変えてみてはいかがでしょうか。

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