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柴犬が唸るには意味があります

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よその犬たちと遊んでいると、その子たちはおとなしかったり礼儀正しいのに、どうして自分の柴犬は歯をむき出しにしたり唸るのだろうかと思う人もいるでしょう。柴犬の行動やしつけするのに疲れてしまっている飼い主は多いものです。もともと柴犬は飼い主に忠実で、礼儀正しい面を持っているのですが、柴犬が唸ることには何かしらの意味があります。柴犬はもともと狩猟犬として飼われていた歴史があり、今でも番犬として利用されています。

飼い主がきちんとしつけすることによって、ある程度唸るなどのクセを改善することができるでしょう。

縄張り意識の強い性格で威嚇することがあります

柴犬は本来縄張り意識などが強い性格ですが、このことは反対に一人の飼い主にずっと忠誠でいるという大切な性格でもあります。いわゆる八方美人ではなく、あまり愛想をふりまくようなタイプではありません。それ故自分の持ち物や場所などに固執してしまう傾向があり、絶対に他の人たちにとられたくないと考えることが多いです。もともと柴犬は喧嘩を嫌うタイプになるので、自分の物を守るために奪おうとする他の人に近づかないようけん制することがあるでしょう。

歯をむき出しにして唸るような行為はけん制していることを意味し、柴犬が必死に警告していることになります。気が弱かったり人に慣れていないような子にはこの傾向が多く見られます。柴犬が唸る際に飼い主の威厳や存在などを見せようとして大きな声で叱ったり、ひっくり返して無理やりお腹を出させると逆効果になるので注意が必要です。唸っているのに近づいてくる人に対して恐怖を覚えると、ますます威嚇したり狂暴になることもあるでしょう。

唸っている時に注意してもあまり効果がないので、少し冷静にさせることが大切です。唸っている場合そのままにしておいて、その場を立ち去ることをおすすめします。基本的に柴犬が自己主張している場合、飼い主としてやめさせる気はないということを教えることが大切です。飼い主は味方だということを理解させるとしつけやすくなります。子犬の頃から愛情深く接したり、きちんとしつけすると良いでしょう。

しつけすることによって唸り声などを改善できます

柴犬が唸る時のしつけにはいくつかポイントがあります。基本的に柴犬は人が好きですが、人にベタベタ触られたり触れ合いが得意な犬ではありません。自分の立場をきちんと守りながら、飼い主の役に立つことが好きでいわゆる硬派な一面があるでしょう。他人が触ってくることはもちろん、飼い主もベタベタ触ろうとする際に嫌がるかもしれません。子犬の頃から少しずつ触られることに慣れていくと、大人になっても触ることができるので子犬の頃からのスキンシップが大切です。

例えばおやつを持って近づいたり少し手でなでてからあげると良いでしょう。少しずつ距離を詰めることが大切で、抱っこしたり手足などを触っても大丈夫なようになると、遊びの一環としてコロンと転がしお腹を見せるように仰向けにすることが可能です。このパターンを続けることから柴犬との信頼関係が生まれてくるので、唸る声などをやめさせることができるでしょう。柴犬を飼いたいと思っている人は多いですが、洋犬のようなペット使用の犬とは少し性格が違うので注意が必要です。

もともと犬らしい縄張り意識を持っていますが、同じくらいに忠誠心がある特徴があります。そのため吠えたり唸るクセがつくこともありますが、しつけすることによって改善することが可能です。飼い主はその子の性格を受け止め、犬本来のクセを含めてゆっくりしつけする気持ちが必要になります。柴犬にはいろいろなほえ方や唸り声がありますが、一緒に過ごしていると次第に理解することができるでしょう。

いろいろなほえ方や唸り方があります


柴犬にはいろいろな種類のほえ方や唸り方があります。例えば要求吠えというものがあり、ほえるレベルではないが声が聞こえる時があるでしょう。そのまま放置しているとエスカレートし強くほえることもあります。興奮すると声が出るのは動物共通の行動で、それが楽しいシーンで出ているのか不快なシーンで出ているのかがポイントです。どちらにしても限度を超えてしまうと、手がつけられなくなるかもしれません。

口の中でブーブー言っていたり、モゴモゴと言っていることがあるでしょう。このような時は一言言わないと気がすまないケースが多く、かといって強く主張できないなど複雑な感情の場合が多いです。ため息をついている犬がありますが、一般的に諦めの状況にあるケースに出ることが多いでしょう。仕方がなかったり、言うことを聞くしかないといった対応にも取ることが可能です。

低く静かに喉をウーと鳴らしていると警戒している時で、例えば意にそぐわなかったり、物や人などに対して気持ちを表していることが多いです。唸っているとストレスを感じていることが多く、ちょっと嫌いだなという気持ちが声に出てしまっているパターンが多いです。ひとり言を言っている子もいて、オウンなどの聞きとれない声を出していることもあります。遠吠えすることもあり、特に救急車が近所を通ったり子供の泣き声や楽器の演奏などが聞こえた時、つられて声が出ていることがあります。

国内はもちろん海外でも人気があります

柴犬の歴史は古く、縄文時代の遺跡がある上黒岩岩陰遺跡から柴犬の祖先である犬の骨が発掘されました。縄文時代には日本において既に生息していたとされていて、コンパクトな小型ですが骨格はしっかりしています。体毛は短いですが外側には硬い直毛があり、内側には柔らかな毛が生えていて「ダブルコート」と呼ばれている二層構造です。毛の種類は赤色や黒色、胡麻色や白色などが存在しています。

毛の種類が少ないようにみえますが柴犬は天然記念物に指定されていて、その種を残すため他の犬と交配しないよう禁止されているので毛色の種類も少なくなっているのです。柴犬の性格は忠誠心が強く、古くから猟犬として手伝ってきました。忍耐強く、飼い主やその家族を守るためいろいろな行動を積極的に行います。慎重で神経質な性格でもあり、特に初対面の人に警戒心が強く、そのため番犬として利用することが可能です。

柴犬はつぶらな瞳やピンと立った耳が特徴的で、巻かれた尻尾がかわいいことから人気があります。日本人に好かれている柴犬ですが最近では海外で人気があり、柴犬をシバやシバドッグと呼ばれています。人気の理由の一つとしては飼い主に対する忠実な性格が日本の侍に似てるということがあげられるそうです。柴犬は飼いやすいサイズになっていて、身体も上部でバランスの良い体つきです。最近室内で飼っている人も多く、子犬の頃から人と触れ合っている子が多いので穏やか性格の子も増えてきています。柴犬の良さは日本人はもちろん、外国からも注目されている存在です。

まとめ

柴犬は飼い主で忠実で、礼儀正しい一面を持っています。ときどき唸ったりほえることがありますが、それにはいろいろな意味が含まれています。例えば縄張りを守っていたり、威嚇していることがあるので注意が必要です。子犬の頃からきちんとしつけすることが大切で、家族ときちんとコミュニケーションを図ることで頑固な性格を改善することができます。巻いた尻尾やつぶらな瞳がかわいく、国内はもちろん海外でも人気があります。

コンパクトな体型で赤色や黒色などのいろいろな毛色の存在し、室内で飼っている人も増えている人気の犬種です。

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