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柴犬の耳掃除で注意すべき点は何?

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柴犬といえば、子供の頃はとても可愛くて大人になるとキリっとした見た目になることから好きな人が多い犬種と言えるでしょう。それに、ピンと立っている耳も特徴的でそこが好きという人もいますよね。そんな柴犬の耳ですが、飼うとなれば定期的に耳掃除をしなければいけません。耳掃除は、犬の聴覚を守るために必要なことであり、間違った方法で行なうと聴覚が低下することもあります。

これから飼おうと考えているのなら、正しい耳掃除のやり方をしっかりと勉強しておきましょう。そこで今回は、柴犬の耳掃除のやり方と間違うとどうなるのかをご紹介します。

犬にとって大事な聴覚を守るために必要なこと

犬も人間と同じように耳にゴミが溜まりやすく、そのまま放置すると炎症を起こして耳の病気になる可能性が高くなります。耳掃除をせずに放置し続けると耳の機能がどんどん低下してきて、犬にとって生活がしにくい状態になります。それに、耳からきつい臭いもしてくれるので犬だけでなく飼い主にとってもつらい状況になることもあります。柴犬も含めた犬という動物は、音を聞いて敵なのか味方なのか判別したり、遠くの音を拾ったりして生活しています。

また、寝ていてもちょっとした音でも本能で起きるようになっており、犬にとって聴覚はとても大事なことなのです。そのため、柴犬を飼うとなれば健康的な耳を保つために定期的に掃除しなければいけません。ただし、普段どれだけ忠実であっても耳掃除が嫌いな子もいるので正しい方法で行なうようにし、耳掃除を嫌いにならないようにする必要もあります。そのためには、まず正しい耳掃除のやり方を知りましょう。

最近は、動物病院で行なってくれるところも増えてきており、獣医師から正しい掃除のやり方を丁寧に教えてくれるところもあります。トリミングサロンでも耳掃除がプランに組まれているところもあり、どうやってしたらいいかわからない、犬がおとなしくしてくれないというのならお願いしてみるのもいいでしょう。専門的な知識を持っているトリマーなら苦痛を与えずに丁寧に耳掃除を行なってくれるのでおすすめです。

頻繁に耳を掻いているのなら要注意

日本犬の一種である柴犬は、中型犬ぐらいの大きさになります。そのため、室内飼いよりも室外で飼っている家のほうが多いでしょう。室外で飼っている場合、家の中に比べるとさまざまな病気をもらいやすい状況といえます。特に柴犬の耳は、ピンと立っていて常に耳の中が見える状態です。そのため、ゴミやほこりが入りやすく耳垢が溜まりやすいのでしっかりと耳掃除をしてあげなければいけません。

耳を頻繁に掻いている様子を見かけたら、犬が耳に違和感を感じている証拠なので放置せずに耳掃除をしてあげましょう。場合によっては、爪で耳の中が傷付いてしまって菌が入ってしまい、炎症を起こす可能性があります。そうなると命に関わる症状を引き起こす原因を作ることに繋がる可能性があり、とても危険です。他にも、耳を地面にすりつけている行動をしているときも要注意です。

これは、耳がかゆく感じている証拠であり、犬がいる場所がコンクリートであったり、石が多いところだと耳だけでなく顔を傷つけたりすることもあります。耳だけでなく他の部分にも傷害がでて危険なので、日頃から様子をしっかりとみておきましょう。少しでも様子がおかしいと思ったら、一度最寄りの動物病院へ行くことをおすすめします。動物病院へ行くことができない状況なのであれば、電話してどのように対処すればいいか聞いてみてください。

そうするだけでも、愛犬の体を守ることができます。

綿棒で耳掃除は危険って本当なの?


柴犬の耳掃除をするとなれば、ほとんどの人が綿棒を使って行なうでしょう。ペットショップでも犬専用の綿棒や耳拭きシートなどが販売されており、実際に使っている人も多いですよね。しかし、獣医師からすると犬の耳掃除は綿棒を使ってはいけないのではないかという考えも出てきているのです。その理由は、犬の耳の皮膚が人間よりも薄くて綿棒で刺激すると聴覚に悪影響が起こるではという見解なのです。

薄い耳の皮膚には、毛細血管が沢山あるので綿棒で刺激すると弱くなるといわれています。耳拭きシートも同じような理由で拭く力で耳の皮膚に負担を与えると考えられています。また、綿棒で耳垢を取ろうとしているにも関わらず奥に入ってしまうこともあります。そうなると、どんどん奥に耳垢が蓄積されて、菌が繁殖して外耳炎や中耳炎になる可能性が高くなります。これらの症状が起こると犬自身の治癒力で治すことができず、どんどん症状が悪化してしまいます。

また、長く放置すると脳にまで膿が溜まって死に至ることもあります。このように耳を掃除するにしても、間違った知識で行なうとなれば柴犬の体に負担がかかるばかりなのです。綿棒で耳をきれいにするという時は、消毒を染み込ませて優しく丁寧に負担がかからないように掃除してあげてください。綿棒で掃除する時は、見える範囲でしましょう。柴犬の耳の奥を綿棒ですると聴覚に悪影響を与える可能性が高くなるので絶対にしないようにしてください。

専用の洗浄液で耳の中を清潔にしよう

綿棒で耳掃除ができないとなれば、どうすればきれいな状態を保てるのか気になりますよね。そんな時におすすめしたいのが犬専用の耳の洗浄液を使うことです。これは、直接耳の中に液体を入れることで、耳垢などをきれいに除去することができます。人によっては、犬の耳の中に液を入れるのは危険だと思っている人もいるかもしれません。しかし、人間と同じように犬も耳の中に水が入っても頭を左右に振ることで除去できます。

ですから、洗浄液を直接入れても問題ないのです。柴犬の耳を洗浄液を使って掃除する方法はとても簡単です。用意するものは、洗浄液とコットンだけです。まず、柴犬の耳の中に液体を適量入れます。初めてだとびっくりする可能性があるので、少し温めておくのがいいでしょう。耳に入れたら、耳の根元にあるこりこりしたところを二本の指を使ってマッサージします。そうすることで、入れた液によって耳垢などを浮かすことができるのです。

ある程度したら、コットンで洗浄液を吸収させてましょう。そうすれば、洗浄液とともに耳垢やゴミなどがコットンについてきてきれいにできます。耳の中に残った洗浄液は、柴犬が頭を左右に振ることでなくなります。洗浄液が残ったままになることはないので安心しましょう。最初の内は中々慣れてくれないかもしれませんが、耳掃除が終わった後にいっぱい褒めたりおやつをあげたりすることで掃除が嫌なものではないと思いこんでいきますので、嫌なものだと認識させないようにしてあげてください。

まとめ

愛くるしい姿やキリッとした姿など色々と見せてくれる柴犬を守るためには、正しい方法で耳掃除することが大切です。日頃から耳を頻繁にかいていないかなど柴犬の様子をみておきましょう。頻繁に耳を気にしていたり、臭いがきつくなってきたりしたら、しっかりと耳の中を掃除してあげてください。耳掃除するときは、綿棒ではなく犬専用の洗浄液を使うようにしましょう。洗浄液なら清潔な状態を保ちやすくできるだけでなく耳の病気を防げるようになります。

もし、褒めてもおやつをあげても洗浄液での掃除を嫌がるのなら獣医師に相談してみてください。どのようにすればいいのか教えてもらうことができます。

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