飼い方・しつけ

柴犬は性格を把握してしつけをすると良いです

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柴犬は日本だけではなく海外でも人気のある日本犬で、主人に忠実で忠誠心があることでも広く知られていますが、我が強く頑固な性格でしつけが難しいということを知らないという人も少なくありません。特にしつけは一緒に生活をしていくためには重要なポイントで、しっかりとしつけをしないと飼い主や主人であっても言うことを聞かなくなってしまう事も考えられます。

素朴で可愛い柴犬と一緒に楽しく生活をするためには、性格を知り、しつけの大切さややり方などを把握しておくと良いです。ここでは柴犬と一緒生活をする上で、飼い主として知っておくと良いことなどと紹介していきます。

柴犬の性格やしつけの重要性について

柴犬は古来から人と生活を共にしており、飼い主に忠実で純朴な性格の日本犬です。その性格から昔から番犬としても活躍しており、勇敢で利口、忍耐強さも持っています。忠実など良い面もありますが、頑固で我が強く、神経質な部分もあります。そのため主人以外には懐かなかない事もあり、初対面の人に尻尾と降って近寄っていくような犬種ではありません。メスは特に警戒心が強いため、番犬にはメスが向いているとも言えます。

柴犬はオスやメスに関係なく、一度主人やリーダーと認めた場合には、生涯忠誠心を貫きます。柴犬の性格を把握して、しっかりとしつけをする事で主従関係を結ぶことができれば、生涯にわたりパートナーとなる事が期待できます。主従関係が柴犬と結ぶことが出来ると、実は飼育しやすい犬種とも言えます。しつけで大切な時期は生後1~3ヶ月頃の社会化期です。

社会化期は、柴犬にとって多くの事を吸収する時期で、家の中での生活音に慣れたり、散歩に出かけた際には、人や他の犬、車の音などに触れさせて多くの経験をすることが必要です。また警戒心が強い犬種なので、自分が生活するエリアに慣らす事も大切で、慣れることがストレスの緩和にも繋がります。運動が好きなので運動量が豊富な犬種なので、運動量が少ないとストレスを溜めてしまう事に繋がります。

可能であれば毎日1時間以上の散歩をするようにして、運動不足にならないように注意します。

柴犬のしつけにはポイントがあります

柴犬は頑固で独立心も高いためしつけが難しいと言われますが、飼い主はリーダーとして柴犬を先導する事が大切です。しつけの際のポイントは、子犬の時に短時間集中でリーダーシップを取るという事です。柴犬をしつける時期に適しているのは、子犬の時期です。子犬の時期に性格が形成されるため、子犬の時からしっかりとしつけを行うことで、現代社会にも適合する犬に飼育することが可能になります。

リーダーに従順なので、主従関係を築くことが出来れば一生のパートナーとなってくれます。柴犬など犬は人と異なり、成長が早いです。生後4ヶ月の柴犬は人間でいうと6歳くいらで、脳細胞の発達に伴って知能も発達する時期です。この時期のしつけや体験した事は性格形成に大きく影響を与えます。そのため、この時期のしつけは褒めたり叱ることを行動と結びつけて行うと良いです。生後6ヶ月は、人の10歳くらいなので、反抗することも覚えるため。

良いことは優しく褒めますが、やってはいけない事などは厳しくします。トレーニングやしつけをするときは、短時間に集中して行う事が大切です。柴犬は犬の中でも集中力が高い犬種ですが、持続できる時間は10~15分程度です。根気よく繰り替えすことで伝わり、長い言葉は理解が難しいのではっきりと短い言葉で伝えます。叱る時は、しつけをしている最中か最後に毅然とした態度で強く言います。褒める時は少々大袈裟なくらい声や表情で表現すると効果的です。

また柴犬は自分をリーダーと認識してしまうと群れを守るような行動をとるので、群れのリーダーは飼い主であること認めさせるように、しつけをする際にはリーダーシップを発揮するようにします。

古来から狩猟犬や番犬として活躍しています


柴犬の日本での歴史はとても古く、祖先犬は縄文時代にさかのぼります。縄文時代の遺跡から柴犬の祖先犬の骨が発掘されており、当時から野山を駆け巡って狩猟犬の役割を担っていました。日本古来から存在している柴犬ですが、世界の犬の歴史でみても古い犬のひとつで、オオカミとの近さはシャーペイなどの次の2番目で、飽きた犬やチャウチャウよりも古い犬種です。

柴犬は山岳地帯というエリアで、ひとつの犬種として確立し猟犬となり人のそばで働いて、地域に応じた個性を身につけていったと考えられます。特徴は、体高よりも体長が長めで、三角の小さな立ち耳や巻いた尻尾が可愛いです。被毛は短毛でダブルコートです。二重構造の被毛は上毛は硬く真っ直ぐで、下毛は綿のように柔らかく密生しています。毛色は赤や黒褐色、胡麻や黒胡麻や赤胡麻などがあり、全てお腹など裏白であることが必須です。

愛玩犬ではなく、優秀な狩猟犬になって長く存在している犬種で、個体差はありますが、獲物を目の前にして猟師がいない時や、猟師がいても十分な命令がなくても自分で判断して行動が出来る犬種です。この独立心の高い性格は、柴犬を飼育するうえで難しいとされている部分で、初めて飼う場合にはしつけなどを含めて難しいと言われることもあります。

家族に甘えることはなくクールですが、忠誠心や服従心があり、保守的で警戒心が強く、自分のテリトリーに入ってくるような人や犬には厳しい態度をとります。

飼い主の心構えや対応の仕方について

一度は飼ってみたい柴犬は、見た目は素朴で丸い目や立ち耳、巻いた尻尾などが可愛い印象ですが、性格は頑固で独立心が高い犬種です。自信がリーダーと認識してしまうと、飼い主の言うことを聞かなくなるので、子犬の時からしっかりとしつけをして、飼い主を主人やリーダーと認識させることが必須です。柴犬は古来から主従関係の中で生活をしており、本来の犬としての習性が色濃く残っている犬種でもあります。

リーダーとしての役割に影響されやすく、自らリーダーと認識すると群れを守るための行動をとるようになってしまいます。そうなってしまうと、飼い主が食事を与える際やダブルコートなのでブラッシングをする際など、威嚇したり攻撃的になる事もあります。このような柴犬にならないように飼い主は子犬の時からしっかりとしつけをする必要があります。しつけは大変ですが、飼い主も気分によって変えることがあってはいけません。

良いことや悪いことなどは基準を統一し、可愛いからと適当に対応せずに、愛犬であっても優先すべきは飼い主ということを示す必要があります。叱るだけがしつけではありません。忠実性や従順さというものは、信頼関係が築かれてから発揮されるものなので、しつけや遊びの時間など日常的なコミュニケーションは信頼関係を築くためには大切な時間となります。

子犬の時のスキンシップは、柴犬を穏やかな性格にするために大切なことと言われており、背中や首の周りなどを優しくなでるように徐々に行っていきます。柴犬が体を触られることが嫌でなければ、ブラッシングや歯磨きなどもスムーズに行えるようになります。

まとめ

忠誠心があり飼い主の言う事を聞く柴犬は、とても可愛いものです。一生のパートナーにもなってくれる柴犬ですが、飼い主に忠実になるには、子犬の時からのしつけがポイントになります。甘えてくるような犬種ではなくクールな対応をする犬種でもあり、頑固なとこもある犬ですが、その性格を把握してしつけの際には、叱ったり褒める時にはメリハリのあるやり方で行うようにします。柴犬自信がリーダーと認識してしまうと飼い主に威嚇したり攻撃する可能性もあります。

しつけの際には、短時間で集中して行ったり、日頃からのスキンシップなども信頼関係を結ぶためには大切なことで、一度信頼関係や主従関係を築くことができれば障害のパートナーになってくれることが期待できます。

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