飼い方・しつけ

柴犬の性格に合った飼い方

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柴犬は古来より日本で飼われてきた犬種です。立ち耳や凛とした顔立ちが特徴ですが、主人に忠実で従順なところも人気の理由です。番犬や猟犬として歴史のある日本犬であり、リーダーと認めた相手に従う行動を取ります。子犬の頃は丸っこい見た目をしていますが、成長とともに引き締まった容姿になります。柴犬は狼の性質を引き継いでいるため、しつけや訓練が難しいとされています。自身での訓練が難しいと感じたらプロに任せた方が良いかもしれません。

日本犬独特の柴犬の性格をきちんと知っておくことにより、一緒に生活しやすくなるでしょう。

人気の柴犬はどのような日本犬なのか

柴犬の祖先は縄文時代から存在していたと言われており、日本人と一緒に長く暮らしてきました。体は小さくても活発な犬種であり、野山を駆け回る猟犬として活躍してきました。近年では家庭犬としても人気を誇っており、ペットとして飼う人が増えてきています。映画の影響やSNSなどで知名度を上げ、海外でも注目を集めるようになりました。柴犬にはさまざまな魅力がありますが、日本犬らしい性格がその人気の理由の一つです。

柴犬は獲物をその場に留めたり、猟師が仕留めた獲物を取ってくることはもちろん、自ら獲物に向かって行くという仕事もしていました。獲物は野鳥やウサギなどの小動物がほとんどでしたが、シカの猟などで柴犬を連れていくこともありました。野山では熊やイノシシなどに出くわすこともあるため、身を守るために警戒心の強い柴犬は重宝されました。家庭犬として柴犬を飼う場合、警戒心が強すぎるとトラブルの原因になってしまうこともあるため、社会化トレーニングが重要となります。

子犬の時期にさまざまな経験をさせることにより、落ち着きのある犬に育てることができます。柴犬は小型犬ですが、体の大きい犬にも立ち向かう気の強さがあります。そのため公園やドッグランで他の犬と遊ばせる時には注意が必要です。また、狼の血を受け継いでいるので自信に満ちて勇敢な性格が特徴です。頑固で神経質な面もあるため、小さい子供とは一緒に暮らすのが難しいかもしれません。

柴犬を穏やかな性格に育てるために

柴犬は飼い主が大好きで愛嬌のある性格です。他人にはなかなか心を開かない傾向もありますが、飼い主や家族に対してはしっかり愛情表現をしてくれます。聡明な性格なので学習能力も高いですし、しつけや訓練をしやすいことも特徴です。他の犬種よりトイレを覚えやすく、一度覚えたことをずっと忘れないので飼いやすい犬種であると言えるでしょう。知らない人には警戒しますが、飼い主や家族の前ではリラックスした姿を見せてくれます。

しかし、飼い主であっても主人と認められていない場合は注意が必要です。主従関係を築けていないと威嚇したり噛みついたりすることもあります。子犬のうちはとても可愛らしいですが、甘やかさずに毅然とした態度で接しましょう。柴犬を迎えたらすぐにトレーニングを始めるのがおすすめです。柴犬は独立心の強い性格であり、あまりスキンシップを好まないと言われています。しかし、全くスキンシップを取らないのも良くありません。

触れることすら拒絶するような性格になりますし、病院に連れていく時なども大変になってしまいます。そのためスキンシップに慣れさせることがポイントです。まずは嫌がらない箇所へのタッチから始め、少しずつスキンシップを進めていきましょう。また、活発な性格なので運動も大好きです。十分な運動をさせることにより、家庭でおとなしく生活させることができるのです。1日2回の散歩を忘れないようにしましょう。

柴犬を飼う時は主従関係がポイント


柴犬は飼い主に忠実でいつも自信に満ち溢れた犬種です。無駄吠えをあまりしない犬種であり、しつけやすいこともポイントです。小さくても燃えるような闘志と鋭い感覚を持っているため、番犬としても優秀です。しかし、その大胆で勇敢な性格から、他の犬や知らない人に対して攻撃的になってしまうこともあります。中には頑固すぎて、自分勝手な行動を取ってしまう犬もいます。柴犬は活発な犬種ですが、毎日しっかりと運動をさせていれば室内では落ち着いて過ごすことができます。

また、縄張り意識が強いため、見知らぬ人に対しては距離を置いて接することも特徴です。柴犬を飼う時は主従関係をきちんと築くことが大切です。飼い主をリーダーとして認めれば柴犬は必要以上に攻撃的になることもありませんし、安心して過ごせるようになるのです。遊ぶ時は最後に飼い主が勝って終わるようにしたり、散歩は飼い主のペースで連れていくようにしましょう。また、おやつも犬が欲しがった時ではなく、しつけの一環として与えるのがおすすめです。

柴犬はオスとメスでは性格が若干異なると言われています。オスはやんちゃで好奇心旺盛な性格です。活発な子も多いため、たくさん散歩をしたり、遊んであげることが大切です。運動不足になるとストレスが溜まるので注意しましょう。メスはオスに比べて穏やかで落ち着いた性格ですが、縄張り意識や警戒心が強いので番犬に向いています。また、警戒心から吠えやすいこともあるため、幼子犬の頃からしっかりとしつけをしましょう。

柴犬はしつけと訓練が大切になる

柴犬を飼う時にはいくつかのポイントがあります。他の犬種以上に自立心があると言われているため、子犬の頃からのしつけが重要になります。柴犬は賢く忠誠心の強い性格ですが、飼い主との上下関係をしっかり教えることが大切です。下に見られてしまうと言うことを効かなくなってしまうこともあるので注意しましょう。恐れ知らずな性格もあるため、立場の弱い者を下に見る傾向にあります。

特に小さい子供に対しては攻撃的になることがありますし、きちんとしつけをして落ち着きのある犬に育てることがポイントです。しつけをあまりしたくないという人もいるかもしれませんが、一度上下関係をはっきりさせておけば生涯にわたって忠誠心を示してくれます。柴犬は無駄吠えが少なく、飼いやすいということから人気が高まっています。しかし、昔から狩猟犬として活躍してきた犬種であり、体を動かすのが大好きな性格です。

運動不足だとストレスに繋がりますし、無駄吠えをしてしまうこともあるので注意しましょう。積極的に外に連れ出し、1日2回の散歩をしっかりさせてあげることがポイントです。たまにはドッグランで走らせるのも良いかもしれません。柴犬は日本固有の犬種なので日本の環境に慣れています。しかし、過度な暑さや寒さは体に良くないです。暑い時には日陰を作ってあげたり、寒い時には毛布を用意してあげるのがおすすめです。

また、綺麗好きな性格なのでトイレと寝床が近いと嫌がることがあります。寝床から離れた場所にトイレを作りましょう。

まとめ

柴犬は日本で人気が高く、海外でも飼われることが多くなってきました。日本犬の中では最も小さい犬ですが、その小さな体の中に大胆で力強い独立心を秘めています。古くから日本で猟犬として生活をしてきた犬種であり、主人に忠実な性格が特徴です。信頼できる飼い主に対しては忠実で愛情深い一面も持っています。そのためきちんと上下関係を築くことが大切です。リーダーと認めた飼い主の言うことはよく聞きますし、生涯にわたって忠誠心を示してくれるでしょう。

しつけをしやすい犬種とされていますが、なかなか言うことを聞かない場合はプロに相談するという方法もあります。

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