飼い方・しつけ

柴犬の赤ちゃんを飼うならメスが向いているのか

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柴犬の特徴もきになる点ですが、初めて家に迎えたいと言った場合、どんな性別が向いているのかは知りたくなるポイントです。もし飼うならば、しつけの意味では赤ちゃんの頃から飼うことが望ましい点を挙げています。また見た目の種類であるキツネやタヌキの系列は、どんなものがあるかも掲載しています。

柴犬を飼う場合として、室内で飼う場合のトイレトレーニングを行うための対策の例であったり、必ず求められる抜け毛についてお手入れを放置をしてしまった場合の愛犬の危険性や、抜け毛に対してどう言った方法が対策としてあるのかになどを取り上げました。

柴犬を飼う前の基本としての歴史や知識

柴犬は山岳地帯で猟犬として活躍していたと言う、歴史がある種類の日本犬になります。明治から大正にかけて狩猟用の洋犬が輸入されたことで交雑化していき、昭和のはじめには純粋な日本犬は僅かとなる事態になりましたが、絶滅から守ろうとする動きが始まり国の天然記念物に指定されています。

他の日本犬に比べればフレンドリーな種類ですが元々の猟犬としての歴史によって、柴犬は飼い主に対しては忠実で愛情深いうえに、狩猟としての活躍をしていた経緯から大胆で冷静です。判断力があり独立心が強いためにマイペースな面もある性格です。他にも性格は陽気で人懐こい性質であったり、反対に飼い主一筋で物静かなタイプだったりします。

また柴犬は猟犬として猟師とともに山に入って、獲物を追い立てたり回収をすると言った活動をしていたので、小型でありながら運動能力が高くかなり体力もあります。そのためにこの犬種を飼うには、毎日しっかりお散歩をさせられることが必須となります。赤ちゃんの時から飼う場合においては、オスであるかメスであるかでその後の成長や性格に違いが出る点もあります。

オスは勇敢で頑固であり、メスの場合は家族の気持ちを敏感に汲み取るのでどちらかといえば優しいと言うのが一般的です。その為柴犬を飼う場合、初心者や室内飼いや高齢者の人が飼う場合はパワフルすぎるオスと比べると大人しい傾向のメス犬の柴犬を飼う方が向いているとされています。

柴犬の見た目はどんなものがあるのか

見た目とでは大きく分けて2種類あるとされます。まず縄文時代の祖先犬に近い特徴を持つ「キツネ」の風貌の柴犬です。別名「縄文柴」で、和犬特有のキリっとした顔立ちでオオカミに近い雰囲気です。その特徴では面長で歯が大きく、体つきが細身でスタイリッシュなところが挙げられます。このタイプの犬種では「信州柴」が近いとされています。

キツネと違うもう一つの風貌の柴犬としては「たぬき」のものがあり、別名「新柴犬」や「弥生柴犬」と呼ばれている種類の犬種です。この種類は元々はキツネの風貌の柴犬から派生した種類であると考えられています。豆柴のような現代風の可愛らしい顔つきで、比較的体が小さく体重も軽い傾向になります。

特徴としては丸顔で頬が丸く張っていて、目や鼻なども丸く愛嬌たっぷりでがっしりした体格でありながら愛らしい印象な点が挙げられます。目がくりくりしていて、ほんわかとした印象が癒しを与えるとされています。たぬきの風貌の柴犬としては、岐阜県の地犬「美濃柴」がこれに当たり小型の柴犬や豆柴などもこちらに分類になっています。

これらの見た目は、大人になるとはっきりと差が出てくることになるので、赤ちゃんや子犬の頃では判断がつきにくくなります。また子犬の頃はどの柴犬も目や鼻が丸くて鼻周りが黒いので、たぬきのように見えがちです。よって子犬はたぬきみたいだったのに、成長したらキツネのような風貌になる事も起こります。また親がキツネ系であれば、赤ちゃんの頃たぬきっぽくてもキツネになる可能性が高くなります。

柴犬の赤ちゃんを飼う場合の注意点


柴犬の赤ちゃんから飼うならば、きちんとしつけをする事が出来るならば、しつけのタイミングを過ぎた柴犬を飼うよりもグッと飼う難易度は低くなる事になります。基本的には強い警戒心を持ちがちな種類の犬ですが、赤ちゃんのときからたくさんの人や犬に会わせて上手にコミュニケーションを取ると言った対策をとれば、不必要な強い警戒心を抑える事ができて、フレンドリーな柴犬にする事も可能です。

とても活発で運動が大好きな傾向なので散歩は必須になりますが、オスの柴犬の場合は一般的な散歩でも物足りず、それがストレスになると言った事もありがちです。特に室内飼いならば、ストレスを発散させるために家にある家具などを破壊すると言う事も起こり得るので注意が必要です。一方でメスの柴犬であれば、オスの柴犬のように運動が好き過ぎて主人が疲労困憊するほどの運動はせずともこと足りる点がメリットとしてあります。

室内で飼う場合もオスよりはメスの方が向いているとされ、柴犬はトイレは外でしたがる種類ですが、トイレトレーニングをしっかり行ってトイレを清潔に保つ事はもちろんの事、外へ散歩に連れていく場合も外で排泄をしないようにする対策も求められます。例えば家のトイレで排泄が済んでから散歩に行ったり、出先では排泄物のにおいがするところは避けて散歩をすると行った事で、散歩中に排泄させないようにコントロールを行う事も重要なポイントになります。

柴犬を飼う場合に必須のブラッシング

柴犬はまっすぐなオーバーコートと綿のようなアンダーコートの、二重被毛(ダブルコート)です。その為下毛であるアンダーコートが生え替わる換毛期には、驚くほど抜け毛が増えてしまうことになります。この犬を飼うなら宿命とも言える換毛期が発生する季節としては、夏に通気性をよくして体にこもる熱を発散させる為に抜け毛が増え、冬は新しい毛を増やすために古い毛が抜け落ちていきます。

換毛期に入っても放置すると、ポスポスと綿毛が出てできものののようにモコモコとしてくるので見た目的に良くないうえ、それが塊になってしまったまま抜けていってしまえばそこかしらに散らかってしまうことになり掃除が大変になってしまいます。更には皮膚の新陳代謝が下がってしまう原因になる為、ブラッシングをしなかったばっかりに愛犬が皮膚トラブルを起こしてしまう危険性があります。

よってこの犬の抜け毛は自然に任せれば良いという考えでは、健康を損なってしまうことに繋がるので、毎日ブラッシングをして毛を取り除き清潔を保つのは柴犬を飼うというならば必要となるケアのポイントになります。毛が抜けるのは防ぐことはできませんが、部屋中に舞い散る量を減らす為に対策をすることは可能です。

毎日抜け毛を取るだけではなく、犬が嫌がりにくいやり方(ブラッシングを嫌がる犬もいる為)でお手入れをして、抜け毛対策グッズなどを活用するのが便利な手段となります。

まとめ

柴犬を飼うならば、赤ちゃんの頃から迎えて正しいしつけとコミュニケーションを行うことが重要です。またオス犬は非常に運動が好きな傾向なので、飼い手がへばってしまう事も起こり得ます。その為程々が良いならメス犬の方が安心です。この犬は気難しい性質であるので、しつけやトイレトレーニングなどしっかりと対策を行い、間違ったやり方でしつけをしない点も求められます。

室内飼いが可能な犬種ですが、抜け毛の対策はしっかりとやらないと、愛犬の健康に関わる事態にもなりうるので、毎日のお手入れを慣れさせて行う事も求められます。

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