飼い方・しつけ

柴犬の子犬の遠吠え対策はどうしますか

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柴犬は昔から日本人に飼われており、飼い主の言うことをよく聞くので飼いやすい犬でもあります。しかし一緒に暮らす以上は、人間の暮らしに馴染むようしつけをしたいものです。名前を覚えさせるとか、コマンドを教えるというのはもちろんですが、それ以外にも教えておくべきことがあります。例えばトイレのしつけや、甘噛みや遠吠えをしてはいけないいったことです。

特に甘噛みや遠吠えは犬の習性ですので、頭ごなしにやめさせず、根気よく教えて行くようにしましょう。その他に散歩に連れて行き、散歩の時に何がよくないかもしつけるようにします。

柴犬は子犬の時からちゃんとしつけましょう

柴犬はペットとして魅力のある犬種といわれていて、実際人気も高いです。何よりもこの犬は、古くから日本人と共に生活をして来た犬でもあります。縄文時代には既に、狩猟用として人間に飼育されていました。そのせいもあって、顔やぴんと立った耳、全体的な雰囲気は野性味が合って原種の犬に近いです。そして狩猟犬であったこともあり、飼い主の言うことをとてもよく聞くので、訓練しやすい犬でもあります。また柴犬を飼うメリットとして、健康であるという点も挙げられます。

実際あまり病気はしませんし、しても皮膚病であることが多いです。なかなか魅力的な犬ですが、では飼う場合は生後どの位の子犬を購入するといいのでしょうか。その場合はこれからの訓練を考えて、生後3か月から6か月までの犬を買うようにしましょう。この時期は社会化、つまり人間の言うことに従って、人間の生活に慣れさせるためには最適です。あまり小さくてもしつけは難しいですし、あまり大きくなってしまうと、言うことを聞かないこともあります。

特にこの時期の訓練を逃すと、人の言うことを聞かなくなってしまいますので注意しましょう。そして、買って来たその日からしつけるようにします。まず最初は名前を覚えさせるようにしましょう。アイコンタクトをしながら覚えさせ、名前を呼んだらこちらへ来るようにします。飼い主の方から犬の方へ行く時は、注意をする時であると教えておきましょう。

コマンド以外にも教えておくべきことがあります

訓練はただ名前を覚えさせることだけではありません。名前を覚えたら、今度は飼い主の命令、つまりコマンドに従うようにさせます。コマンドにはいくつか種類がありますが、「待て」と「おすわり」をまず教えましょう。これを教えておくことで、子犬が暴走したり、餌を食べたりするのに待ったをかけることができます。それから散歩の前などでそわそわしている時も、このコマンドで落ち着かせるようにします。

覚えた時は必ず褒めてあげます。おやつなどのご褒美をあげるのもいいでしょう。飼い主が褒めたりご褒美をあげたりすることで、これはやっていいことなのだと思うようになります。その反対に、やってはいけないことをした場合は、叱っていい時とよくない時があります。叱るべきなのは甘噛みの場合です。子犬は甘噛みをしますが、そのような時に大きな声で反応してはいけません。噛もうとしたらその場を離れ、低い声で注意をするようにします。

逆に叱らない方がいい場合は、遠吠えやトイレでの失敗があります。遠吠えというのは犬の本能的なものなので、叱っても特に効き目はありません。トイレの場合は、叱ると排泄行為そのものをよくないと思い込み、飼い主に隠れて排泄するようになります。トイレに関して言えば、柴犬は寝床とトイレが近いのを嫌がるので、室内の場合はほどほどにスペースを空けておきましょう。子犬が辺りを嗅ぎまわるとか小走りになった時は、トイレに行かせるようにします。

柴犬の甘噛みや遠吠えをやめさせる方法とは


甘噛みの時に大きな声で反応すると、飼い主が自分が噛んだことを喜んでいると思って余計に噛むようになります。特に柴犬などの日本犬は噛むことが多いため、噛んでもいいものといけないものの区別をつけさせます。玩具など、噛んでもいいものを与えるようにするといいでしょう。遠吠えの場合も然りです。遠吠えは元々群れからはぐれた時の、コミュニケーションとしての役割があります。野生の頃の名残りともいえます。

吠えてはダメだとしつけると、犬はストレスをためるようになります。ですから遠吠えをする時は、それ以外の物で気を紛らわせるようにします。例えば遠吠えを始めると、わざと音を立てるようにします。犬の注意がそちらに向けば、自然と遠吠えをやめるようになります。そしてやめた時も、必ず褒めてあげるようにします。これを繰り返すことで、犬は遠吠えをやめた方がいいというのを学ぶようになります。

その他にも、人間の生活の中で出る音、たとえば家の中の足音やテレビの音などに驚かないよう、慣れさせておくことも大切です。それからこれも人間と暮らすうえで欠かせないのですが、柴犬は人から撫でられたり、触られたりするのが苦手なので、嫌がらないように教えます。特にこれも子犬の時に教えておくようにしましょう。じっくり時間をかけて教えると、段々と人から触られるのを嫌がらないようになって行きます。柴犬の場合は、特に根気よく教えて行くことが大切です。

散歩の途中でもしつけを忘れずに

柴犬は運動量が多い犬なので、散歩に連れて出ることを日課にしておきましょう。成犬は1日1時間ほどで、これは朝夕30分ずつでも構いません。子犬の場合は20分から30分程度です。初めて外に出す前にワクチン接種を受けさせ、首輪とリードをつけて歩く練習をしておきます。それができるようになったら、いよいよ散歩デビューです。初めて外に出た柴犬は、珍しいことだらけで好奇心を引かれっぱなしです。

しかしそのせいで、よその人や犬に飛びかかるなどしてトラブルになることもあります。それを避けるためにもコマンドを使うなり、リードを引っ張るなりして、飼い主がいけないことだと教えてあげましょう。散歩の時のコマンドとしては、「伏せ」や「おいで」、「行くよ」などを教えておくようにします。犬が落ち着かない時は「伏せ」、自分の側に寄せたい時は「おいで」、休憩してから散歩を再開する時は「行くよ」です。

散歩をさせる前に近所を少しだけ歩かせるとか、ドッグランに連れて行って色々な犬を見せておくという方法もあります。特に柴犬は、急な環境の変化について行けないことがあります。散歩コースを変えようといきなり他の道を通ったりすると、戸惑ったりもします。このような時は、そのコースを少しずつ通るようにして、慣れた頃を見計らった変えるようにしましょう。柴犬は飼いやすく言うこともよく聞きますが、その一面でとても神経質なところがあるからです。

まとめ

柴犬は飼い主の言うことをよく聞くので、名前やコマンドをまず教えましょう。一方でトイレのしつけはやや時間がかかりますが、失敗しても叱らないようにしましょう。また甘噛みや遠吠えのように、犬の本能に根差したものは、低い声で叱るとか、他の物で気を紛らわすようにします。遠吠えの場合は、やめることができたら褒めたり、ご褒美をあげたりするのがいいでしょう。さらに柴犬には毎日の散歩が欠かせませんが、この時も他の人や犬とのトラブルがないように気をつけます。

コマンドやリードを引っ張ることで、してはいけないことを教えるようにします。

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