飼い方・しつけ

柴犬を厳しくしつけをする場合

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柴犬はあどけない顔をした可愛らしさもあり、しっかりとした立ち姿に日本の犬らしさがあって魅力的です。飼い主には従順でありプライドも高くで独立心があります。とても気が強くて上手くしつけることによって飼い主をリーダーとして献身的な姿勢を見せて、とてもわかりやすい信頼関係ができます。まるで家族の一員のように柴犬と付き合っていくことも可能となりますが、そこには抑えておきたいしつけのポイントがいくつかあります。

それは厳しく行えばよいというものではなく順序があります。まずは環境になれさせることと、上下関係をはっきりと認識させます。

柴犬の性格としつけをはじめる時期

柴犬は日本の犬として古くから飼育されてきましたが、最近では海外でも広く愛されています。その理由は性格や特徴がとても良くて、飼いやすいということにあります。柴犬は天然記念物にしていされていて、数も増えてきています。素朴であどけない顔つきにも人気があり、特に子犬の時期はとても可愛いものです。しつけを始める時期としては生後3ヶ月以降が良いとされています。子犬の時期に親犬と早くから離れているような場合は自分が犬としての認識が薄れていることもあります。

ペットショップで購入する場合やブリーダーという方法もありますが、子犬のころはとても活発で元気があるのも柴犬の特徴です。子犬の段階で家に迎え入れた場合はある程度家の環境に慣れさせることから始めます。やはり最初は不安であるということで、そこで様々なしつけを行っても不安が先にでてしまいうまくしつけることができないものです。数日はそのままにしておいて、環境に慣れさせてから始めます。

柴犬はリーダーに忠実な性格なので、リーダーが誰なのか認識をするようにしなければなりません。3ヶ月ごろから社会に適応するためにいろいろなことを見て学んでいきます。これから生活をしていくためにも、日々の生活になれさせていき、近い範囲から散歩に出かけるようにします。このようにまず環境になれさせていくことと、上下関係をしっかりと認識をさせて主従関係を築くようにいたします。

柴犬を厳しくしつけする必要がある時

飼い主としては柴犬とどのように育てるのかはっきりとさせておくことが大切です。しつけを始める時期としては3ヶ月ごろからとなりますが、そこからできるだけ早く上下関係を築き上げていくことです。生後4ヶ月になれば人間の6歳ほど、生後6ヶ月になれば人間の10歳とも言われていますので、その間にしっかりをしつけをすることがポイントになります。できるだけ短い期間に教えることですが、たくさんのことを教えても覚えきることができないので、持続できる時間を考えます。

その時間はおよそ10分程度なので適度に休憩を挟んで継続いて教えていきます。しつけをする場合にどこまで厳しくしていいのか悩んでしまうこともあります。主従関係を築くために厳しすぎたり甘やかしすぎてもいけません。独立心も強い犬なので、可愛らしさのあまり過度にスキンシップを行って甘やかすのは良くないということです。柴犬には厳しさの前にルールをはっきりとさせておくことが大事です。それは家族でも同様で、みんなが同じルールのもとでしつけをすることです。

ルールがなければある人は注意してもほかの人が注意しなければ柴犬も迷ってしまいます。共通のルールでしつけをすることで、柴犬はみんなに対して信頼関係をもつようになり、家族の一員として育てやすい犬になります。ルールはわかりやすく、ダメなものはダメというような感じで短くはっきりとわかりやすく叱ってしつけることです。

柴犬の習性としつけとの関係とは


柴犬をしつける場合は同じルールを決めてわかりやすく叱ることです。リーダーとして接することで柴犬は自分の強い責任感からリーダーを守ろうと忠実な行動をとるようになります。ただ柴犬の習性も知って接することが大切です。特に子犬の時期によくあるのが何か気になったものがあるとかじってしまいます。このような欲求を解消させるためにかじっていいものを与えておくのも方法です。

ここでリーダーの手を甘噛みするようなことがあれば、それはダメといってしつけることです。柴犬は警戒心の強い犬であり、番犬にも向いていますがその分吠えてしまいます。何を目的に吠えているのか確認します。リーダーに来て欲しいということで吠えているような場合、吠えている状態で行ってしまうと呼んだら来てくれると誤った覚え方をしてしまいます。その癖がつかないように注意をします。厳しく叱りすぎてしまうと立ち直れなくなることもあります。

子犬の時期に教えられたことはとてもよく覚えているものです。吠えたら叱るのではなく、無視をしておくなどの方法をとることです。このような柴犬の習性もよく理解としてから、子犬の時期から接しておくことです。子犬の時期に甘噛みや無駄吠えをきちんとしつけておくと飼い主にとても誠実で家族の一員として育ちます。良い事と悪い事がわかるようにルールを作ってしっかりとできたことは褒めてあげるというのもポイントになります。

柴犬の日常的なコミュニケーションの取り方

柴犬は独立心が高いことと、リーダーにとても忠実な犬です。これらの性格を形成していくのは子犬の時期で、一度ついた習性や性格を維持しやすくなります。信頼関係を構築していくためにも日常的なコミュニケーションはとても大切です。大きくなってもしつけのトレーニングを欠かさないことと、散歩などで遊ばせるようにしておくことです。適度なスキンシップは性格も穏やかにさせる効果があります。スキンシップの方法としては背中や首の周りを優しく撫でてあげるようにします。

また定期的にブラッシングを行って毛や皮膚の状況も確認して健康状態を見てあげるといいです。日常的なコミュニケーションをとる場合も習性を抑えておくことがあります。それは食事の時に手を出さないようにすることです。狩猟犬であった習性のひとつであり、食事を奪われてしまうと感じてしまうと唸ってきます。食事の量を追加するような場合も、一度食器を下げてから見えている状態で食事を追加するなど、安心とわかるように教えます。

そして散歩は朝と夕方に行うこと、時間は1時間程度で子犬の時期は時間を調整してあげます。柴犬は筋肉質であり運動量が豊富です。毎日運動をさせてストレスを溜めないようにいます。先導してコミュニケーションを取る事によってよりリーダーとして認識します。メリハリをつけてしつけをしてあげる、スキンシップも適度に行ってより良い関係を維持することができます。

まとめ

柴犬は古くから日本人に愛されてきた犬でもあります。リーダーに対して忠実であり、独立心もあるため育てやすい犬です。狩猟犬でもあり警戒心も強く番犬としても適しています。子犬の時期からルールをきめてしつけをすること、悪い事はダメと、良いことは褒めてあげます。率先して散歩に連れて行くなどリーダーとして認識をさせることがポイントになります。

しつけは厳しくすればいいということではなく、柴犬の習性を知って教えてあげること、そして日常的にもコミュニケーションを取ることになります。リーダーとパートナーの理想的な関係を構築できます。

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