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4ヶ月の柴犬のしつけってどうしたら良いの?

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今や天然記念物となり、人気の高い柴犬。縄文時代から人間と共に過ごしてきた歴史も古い日本固有の犬種です。柴犬と一口に言っても赤茶色や黒色、白色、胡麻色とさまざまな色があって、愛くるしい表情も魅力的ですよね。柴犬はきちんと訓練すればとても賢いので、主人を認識して付き従う性格です。でも可愛いからってつい甘やかしすぎると、どんなに賢くてもだらしない正確になってしまいます。そのため段階を踏んできちんとしたしつけをする必要があります。

そこで今回は4ヶ月の柴犬の場合、どこまでどんなしつけをしたら良いのかについてまとめていきましょう。

まずは自分の柴犬の様子を知ろう!

実はしつけをする前に確認して起きたことがあります。それは自分の愛犬がどんな性格なのかを知っておくことです。それを知って初めてどんなしつけをしたら良いのか方針を決めることができます。柴犬の特徴から知っていきましょう。柴犬に限らず、犬は権勢本能、服従本能、警戒本能の3つが中心となります。犬は群れを作って行動し、縦社会のために備わったものになります。現在の生活スタイルの中でもこれらを元に生活しているのです。

権勢本能はリーダーになろうという本能のことです。群れの中で生活をする上で、リーダーになろうとするのは当然のこと。なので群れの中で順位付けをしているのです。服従本能は自分より優位な相手に対して、従う本能のことです。そのため家族の中でも順位付けした上で、自分より上位の物には服従するため、飼い主さんが犬よりも上位にいる必要があります。もしも飼い主さんが自分より下位であると認識してしまえば、飼い主さんに従わなくなってしまうので注意が必要です。

警戒本能は自分の領域を守り、他に入ってきた動物を追い出そうとする本能です。特に柴犬はこの本能が強いと言われており、自分の縄張りに他者が入ることを嫌がります。これらが柴犬をしつける上で重要なポイントになります。4ヶ月の時はようやく色んなことを理解できるようになってきた頃です。そのためしつけをするためには飼い主さんの方も事前準備を十分にする必要があるのです。

4ヶ月は目的を持ち始める時期!

柴犬の4ヶ月は急速に知性の発達が起きるので、この時期にきちんとしたしつけをしてあげることを心がけましょう。生後一年までは反抗期もあったりして大変かもしれませんが、一番重要な時期であるということを念頭に置いておく必要があります。4ヶ月の頃には今まで本能でやっていたことを自覚して行うことができるようになってくる時期です。そのためなんでそれをしているのか、という目的を持たせてあげることです。同時にさまざまな体験をさせてあげることが重要です。

4ヶ月になると知性の発達に伴い、家族を仲間であると認識できるようになる時期でもあります。この時期に色んなことを経験させて吸収させておきましょう。もう一つ押さえておきたいポイントは短時間に分けてトレーニングすることです。犬は人間よりも知性が高くありません。人間の子供でも覚えるためには時間がかかるのですから、犬なら尚更です。長時間トレーニングしたとして、途中で飽きてしまいます。一般的に犬の集中力は5分が限度です。

柴犬はそれでも集中力が高く、10分から15分持続することが可能です。そのため10分程度を目安としたトレーニングを複数回重ねることが望ましいです。そうするともっとやりたい、というモチベーションを持続することができますよ。また、しつけの後には十分褒めることも忘れないでください。柴犬は飼い主さんに触られることが大好きです。そのためしっかり頭を撫でたりしてあげましょう。

4ヶ月でおすわりとかってもうできるの?


4ヶ月の頃にはもうおすわり等のしつけは十分に行うことができます。いざという時のために基本的な動作をトレーニングしておくことは大事です。まだまだ子犬なので長時間じっと座ることは簡単ではありません。なので根気良く継続することが大事になってきます。おすわりを教える時にはおやつを使うのが有用です。おやつを手の中に隠しておいて、それを鼻先に持って行って、おやつを持っていることを教えます。

そしてそれを少しずつ上に持っていくと目線が上にいくので、腰のところを押さえてあげると自然とおすわりの体制に持っていけます。そしておすわりのポーズになったらおやつをあげてしっかり褒めてあげましょう。何回もこれを繰り返すことによって覚えさせることができます。そうすると手の動きだけでおすわりをしてくれるようになりますよ。ちょっと大変かもしれませんが、根気良く続けることが重要です。おすわりができるようになったら待ても教えましょう。

ご飯の前で待てをさせるのが基本ですが、そこでさせる待ては短時間であることが重要です。あまり長時間だと健康に良くありません。ご飯を前にして落ち着いた声で待て、と言います。最初はリードを事前につけておいたり、器を手で覆ってしまったりして食べられないようにするのがおすすめです。GOの合図は10秒以内に出してあげて下さい。消化器官が活発な状態で食べられないと消化に問題を生じる可能性があります。

散歩はどうやってしつければ良いの?

散歩の時には外に出るので、どうしても他の犬とも関わることが出てきます。そのため散歩の時のしつけはきちんとしておく必要があるのです。犬の散歩に置いて、犬は飼い主さんよりも一歩下がったところか横を一定速度で歩くことが理想とされています。犬が飼い主さんを確認せずにぐいぐい引っ張って歩くのは自分が飼い主さんよりも上位であると認識している可能性があります。なのでこの時の犬の反応は上位と認識されているかを確認できる場でもあるのです。

ポイントは3つなので、きちんと押さえておきましょう。まず1つ目が前に行かせないことです。もしも自分よりも前や変な方向に行こうとしたらリードを引っ張って、行けないようにすることです。もしくは犬が行った方向と反対方向に行く方法もおすすめになります。ぐいぐい行くことを許してしまえば、それで良いのだと勘違いしてしまいます。最初の段階できちんと教えておく必要があります。2つ目が壁沿いを歩くようにすることです。

それによって犬は後ろを歩かざるを得ません。そうすると自然と飼い主さんの後ろを歩くことが癖になるのでおすすめです。3つ目は飼い主さんの横や後ろを自分から歩くようになったらおおげさなくらい褒めてあげること。飼い主さんに褒められることは何よりもの喜びです。でもちょっと褒めたくらいでは伝わりません。おおげさなくらいでようやく褒められていると認識することができます。

まとめ

日本犬の中でも人気の高い柴犬ですが、最初のしつけはとても重要です。柴犬に限らず犬はみんな頭が良いですが、それでも最初のしつけが上手くできていないとその後問題児になってしまうことも。可愛くてつい何でもさせてあげたくなったり甘やかしてしまいたくなる気持ちはわかります。ですがそれがその子のためになるかと言えばそういう訳ではありません。そこは人間でも柴犬でも変わりませんよ。

最初はなかなかうまくいかなくても何度も繰り返すことできちんと覚えることができます。甘やかす時はたっぷり甘やかし、厳しくする時は厳しくしてあげましょう。

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