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柴犬がお腹を見せるには意味があります

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柴犬の歴史は古く、人と共に生活してきました。柴犬はオオカミ時代の名残がまだ残っていて、飼育するのが難しかったり毎日散歩しなければいけないとも言われています。現在は人懐っこい子も増えており、その愛くるしい外見はいろいろな魅力が溢れています。すべての動物に共通している特徴として、首やお腹・手足などは急所であることです。首は太い血管や神経などが通っているので、首を怪我すると命にかかわります。

お腹の場合は皮膚が薄いので、傷つけられるとすぐ内臓に到達するので命にかかわるでしょう。手足は怪我をすると歩けなくなるので、ご飯が食べられなくなります。そのため動物たちはお腹などの急所を守るような体勢をとるようになるのです。ときどき柴犬が仰向けになることがありますが、これにはいくつか意味があります。

飼い主に降参している意味があります

柴犬が仰向けになる理由にはいくつかあり、例えば飼い主に降参している時があげられます。柴犬が仰向けになっている時、気持ちとして予想されるものに「ごめんなさい」している時があり、仰向けになって急所であるお腹を見せることから「降参しました」と伝えているのです。このような場合はたいてい飼い主が叱った後だったり、何かしら悪いことをした後になるでしょう。仰向けになってお腹を見せていると柴犬の気持ちとして、「ごめんなさい」と言っていることが多いです。

耳や目・尻尾などを見てみると、耳を寝かせていたり目がしょぼしょぼしていることもあります。尻尾は少しだけ振っているか、足の間にしまっていることもあるでしょう。このような場合に過剰に怒ったり、柴犬が嫌がるようなことをしてはだめです。特に怖がっている時に怒ったりすると、柴犬が飼い主のことを嫌いになったりうなったり、突然噛んでしまうような行動の原因になるかもしれないので注意が必要です。

仰向けになっている状態が可愛そうだからといって、おやつをあげてもいけません。可愛いからと触りながらおやつもあげないようにしましょう。基本的に柴犬の「ごめんなさい」に反省の気持ちなどはほとんどありません。優しい飼い主を望んでいることが多いので、叱られるような原因となった行いをいけないこととは学習しないで、仰向けになると飼い主の機嫌を取ることができると学習します。

飼い主に甘えていることもあります

柴犬が仰向けになっている理由として、飼い主を信用し甘えている時があります。柴犬の性格にもよりますが、基本的に人に撫でてもらうのが好きな動物です。柴犬の中には足が短いのでお腹は自分で掻くことができないので、誰かに掻いてもらおうと考えることもあるでしょう。仰向けになってお腹を触ってもらうことは信用する人にしか求めないことになるので、飼い主のことを信用していたりかまって欲しいことも表しています。

耳や目・尻尾などを見てみると、耳は人の方を向けて立っていたり、目はきれいに開いていることが多いです。楽しそうに尻尾を振っていることもあるでしょう。過度にお腹を触るとせっかく信用しているのに不信感を持つかもしれません。柴犬が主導になって撫でることもよくなく、わがままになる可能性があるでしょう。このような場合は撫でてあげたい気持ちを抑えて、何かしらの運動や行動などを指示することをおすすめします。

お座りや伏せなどが良く、指示に従ったらお腹を見せるようにさせご褒美としてお腹を撫でてあげると良いでしょう。仰向けになると柴犬によっては噛むこともあり、柴犬からしたら甘噛みして遊んでいるのですが、人に噛むことを決して許してはだめです。遊ぶ時には遊び、ダメな時はダメだときちんと教えてあげましょう。同時に表情や耳、目や尻尾などを見ると、なぜ仰向けになっているか気持ちを分かることが可能です。仰向けになっている原因を理解することが大切です。

暑いと仰向けになることがあります


柴犬が仰向けになる理由として、暑いことがあげられます。柴犬は人と違って体の表面に汗腺がないので汗をかきません。柴犬の体温調節は舌を出し呼吸したり、冷たい所に体をつけて冷やすようになります。毛が少なく肌が露出しているようなお腹を使って、仰向けになり露出することからお腹を冷やしたり、体温を下げようと試みるのです。このような場合は仰向けになって舌を出しハァハァしているので、クーラーをつけたりアイスバッグなどをあげると良いでしょう。

柴犬は汗をかけないので体温がすぐに上がってしまい、熱中症などの原因になることがあるので注意が必要です。暑い日において仰向けになるような行動があったら身体を冷やしてあげることをおすすめします。脱水症状にならないよう、水分補給を行うと良いです。柴犬が仰向けになってゴロゴロとする場合もあり、背中を床や地面にこすりつけゴロゴロしている時、気持ちが良かったりリラックスしていることが多いようで、気分的に嬉しい時と言えます。

頭を手こする子もいたり、いろいろな動きがあります。シャンプーした後や服を着させた際に背中をこすりつけていると、自分の体に付いたニオイを消そうとしているかもしれません。柴犬は本能的に自分のニオイが敵に悟られないよう、木や草などのニオイを身体にこすりつけ自分のニオイをカモフラージュする子もいます。柴犬にとってニオイは情報源になるので、自分をアピールするのに必要なニオイが薄いと問題になるのです。

柴犬が地面に体をこすりつけると、体に付いたニオイを取ろうとしたり、好みのニオイを体に付けようとしていることもあります。

しつけの一貫として仰向けを教えましょう

仰向けになるよう、柴犬をしつけることも大事です。普段仰向けにならない柴犬を急に仰向けにさせても、ほとんど仰向けになりません。無理な体勢に驚くことが多いので、仰向けにするには側頭部や背中などに手を当ててから、体勢を教えると良いでしょう。暴れたり噛まれるかもしれないので、注意しながら手で前脚を押さえると便利です。前脚を動けないようにすると、起きようとするのを予防することができます。

仰向けを覚えさせることは、飼い主をリーダーだと認識させることができ、主従関係を覚えさすことが可能です。お腹や脚の付け根・脚は何かしら異常が発見しにくい部位になるので、病気の早期発見を行うことができます。これらの部位に何かしらの異常があると発見が難しいので重症になるかもしれません。皮膚炎や腫瘍などの膨らみを見つけることができるので、健康管理のために仰向け状態でお腹を触ると良いでしょう。

柴犬がリラックスできるよう、ストレスを与えないことが大切になります。子犬の場合仰向けする際に甘噛みすることがあるので注意が必要です。これは飼い主への甘えになるのですが、人に噛むことを許してはいけません。しつけしている際、仰向けにならないで暴れることもありますが、これは自分の方が上と思っていることが多いので、逃げたり暴れることを許さないようにすることが大切です。暴れたりしたらダメと言ってきちんと叱るようにしましょう。

まとめ

柴犬がお腹を見せる場合、いろいろな原因があるので理解し接することが大切です。例えば飼い主に降参していたり、飼い主に甘えていることもあるでしょう。暑いとお腹を向けていることもあり、さまざまな意味があります。しつけの一貫として仰向けを教えてあげるのが良く、皮膚を触ることで皮膚炎や腫瘍などを早期発見することが可能です。自分の体にニオイをつけていることもあり、リラックスしている状態を意味することもあるでしょう。

仰向けにするようしつけしている際に甘噛みする子もいますが、人に噛まないようきちんと教えることが大事です。

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