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柴犬におすすめの低脂質ドッグフード

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柴犬を健康で長生きさせるためには、適度な運動とともに、毎日の食事にも気をつかいたいものです。柴犬はよく食べる犬種なので、肥満になりやすいといわれています。肥満は病気の原因にもなることがあります。適度な運動と、栄養バランスのとれた食事を与えることで、肥満を防ぐことができますが、最近は低脂質のドッグフードも多いので、利用することも有効です。

しかし、脂質も必要な栄養素なので、やみくもに制限すると運動量が減って体力が衰える、免疫力が落ちる、皮膚や毛が荒れるなどの心配もあります。柴犬の特性や、年齢に合った食事を与えるために、正しい知識を身につけることが大切です。

柴犬に低脂質のドッグフードがよい理由

人間にとって脂質のとりすぎは、生活習慣病や肥満の原因となり、避けたいものです。柴犬にとっても脂質のとりすぎは好ましくないことです。最近は脂質を抑えたドッグフードも多くあります。しかし、やみくもに脂質を制限することが必ずしもよいとは限らないのです。ペットフードの基準とされるAAFCO(米国飼料検査官協会)によると、ドッグフードの脂質の基準は、子供の犬は8.5%以上、成犬は5.5%以上と定められています。

成犬よりも、幼犬のほうが、成長のために脂質がかかせない成分です。脂質がAAFCOを下回るものは低脂質のドッグフードといえますが、脂肪を減らすために肉類を減らしてあることが多いです。粗悪品の場合は、肉を減らした分は穀物に置き換えているものもあります。穀物は犬には消化がしにくく、アレルゲンになりやすいものです。柴犬は特に食物アレルギーを発症しやすい犬種なので、穀物不使用のドッグフードが望ましいです。

また、肉類が減ることでカロリーも栄養価もさがります。活動量の多い柴犬にとっては、栄養が不足する可能性があります。動物性たんぱく質は健康維持にかかせません。理想的な低脂質ドッグフードは、脂肪の少ない良質な肉類を使用したものです。たとえば、高たんぱくで脂質の少ない、ラム肉や馬肉などを使用したドッグフードがよいです。低脂質のドッグフードは病気治療など必要に応じて、原材料など品質に注意したうえで利用する必要があります。

柴犬のドッグフードは低脂質タイプを推奨します

脂肪というのはあらゆる栄養素の中で最も高カロリーで、肥満の原因となるものです。柴犬は人間より身体が小さいので、人間にとって少量であっても、かなりのカロリー摂取になります。タンパク質と炭水化物は1gあたり約4kcalですが、脂肪は2倍以上の約9kcalもあるのです。柴犬の健康維持のためには何よりも体重コントロールが重要となります。人間は自分の生活を自己管理でコントロールできますが、柴犬は飼い主に依存する生活を送っています。

適正体重を維持させるのも肥満にしてしまうのも飼い主次第なのです。柴犬の健康のためには、低脂質タイプのドッグフードがおすすめです。脂質は柴犬にとって必須な栄養素なので、ゼロにする必要はありません。ただし摂りすぎると体脂肪や中性脂肪が蓄積してしまうので、飼い主がコントロールしてあげる必要があります。低脂質タイプのドッグフードはカロリーが低く抑えられています。そのため食べ盛りの柴犬にもおすすめです。

年齢が若いほどたくさん食べたがりますので、低カロリーのドッグフードを上手に活用してください。低脂質タイプはカロリー過多を抑えてくれるので、体重コントロールや動脈硬化の予防のためにも役立ちます。柴犬のお腹がぽっこりしてきたり、運動を嫌がるようになったりした場合は、ドッグフードを変えてみるタイミングかもしれません。低脂質タイプは血液を綺麗にするためにも役立つので、免疫強化のためにも重宝します。

柴犬のドッグフードに低脂質がおすすめの理由


脂質の摂り過ぎは柴犬にとってデメリットとなるので注意です。柴犬にとって最も必要なのはタンパク質であり、身体を元気にしたり毛並みを艶々にしたりするメリットがあります。柴犬に人間の食べ物が合わないと言われる理由は、味付けが濃くてカロリーが高すぎるためです。ドッグフードは基本的に愛犬の健康を考えて作られていますが、食べる量によっては脂質の摂り過ぎになる可能性があります。

犬の寿命は昔とは比較にならないほど延びていますが、その要因は食べ物にあると考えてよいです。幾度となくドッグフードが改良され、より安全性が高まっているわけです。低脂質のドッグフードに変えることで肥満を予防することができます。ほかにも血中コレステロールや中性脂肪を調整することで、健康寿命を延ばせるメリットもあります。肥満が多くの病気の引き金となるのは人間も柴犬も変わりありません。

食べ物は身体を作るために必要ですが、カロリーの摂り過ぎは弊害となるので注意です。適正体重を超えている、あまり運動をしたがらない、動脈硬化が進行しているなどの症状がある柴犬には低脂質のドッグフードをおすすめします。脂質は愛犬のエネルギー源となりますし、免疫力を健全に維持するためにも役立ちます。その反面で摂りすぎるとリスクが大きいので、運動量が減少している高齢犬には低脂質タイプのドッグフードが適しているでしょう。

ほかにも食べる量が多い柴犬のカロリーコントロールのために低脂質タイプを導入するケースも見られます。

柴犬のために低脂質のドッグフードを選ぶ

脂質は柴犬にとって欠かせない栄養素の一つですが、ダイエット中の柴犬など控えなくてはならないこともあるでしょう。そのような犬のために低脂質のドッグフードを選びたいという場合、正しい選び方を知っておくことが大切です。脂質の少ないドッグフードの中には穀物や合成添加物を多く使っているものもあります。犬の体に合っていないフードを選ぶと体調が悪くなったり毛並みが悪くなってしまうこともあるので注意が必要です。

穀物にはタンパク質や食物繊維などが含まれていますが、犬にとって絶対に必要な食べ物というわけではありません。犬の中には穀物を摂取することでアレルギーを起こしてしまうこともあるので注意しましょう。特にダイエット目的のドッグフードには穀物が多めに使われているため、原材料をしっかりチェックしてから購入することが大切です。小麦などが多く入っていればカロリーを抑えることができますが、犬の健康を考えていない商品と言えるでしょう。

保存料や酸化防止剤、着色剤といった合成添加物が入っていないことも重要です。このような添加物には犬の健康に悪影響を及ぼす成分が多く含まれているので避けるようにしましょう。特に代表的な着色料の亜硝酸ナトリウムはアレルギーやがんを引き起こす原因になることが分かっています。子犬には8.5%以上、成犬には5.5%以上の脂質が必要とされています。

この基準に満たない低脂質のドッグフードは犬の成長に支障をきたすこともあるので注意しましょう。

まとめ

ドッグフードの中には必ず脂質が含まれています。この脂質は柴犬の体を維持したり、運動する時のエネルギー源となります。また、犬が体内で作ることのできない必須脂肪酸の摂取にも役立ちます。脂溶性ビタミンの吸収にも役立つため、犬にとって欠かせない栄養素の一つとなっています。柴犬が太ってきたので低脂質のドッグフードを探しているという人もいるでしょう。

元気な犬ならむやみに脂質を抑えたドッグフードを与えることは良くありません。しかし、肥満になると病気のリスクが高まってしまうため、品質の良い低脂質のドッグフードを選んであげることが大切です。

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