ドッグフード

柴犬のドッグフードは年齢別の原料を確認することが大切

更新日:

柴犬は海外からも人気が高い犬種で、日本でも多くの人に愛されています。柴犬専用のドッグフードがあるほどです。柴犬は運動量が多く頭もいい犬種です。愛犬の健康状態を維持するためにも、ドッグフードにはしっかりと必要な栄養素が含まれていることが大切です。しかし、犬種別のもの以外を選ぶときに注意しなければいけないことがあります。それが、年齢別のドッグフードを選ぶときです。

成犬と子犬では含まれている栄養素に違いがあるということです。年齢別に選ぶときは、1歳以下の子犬用のものに含まれている原料と、成犬のものに含まれているものには大きな違いがあるといいます。

柴犬のドッグフードは原料を確認することが大切

柴犬には、専用のドッグフードがあります。ドッグフードにはさまざまな材料がつかわれていますが、原料がしっかりと掲載されているものを選ぶことが大切です。柴犬用のもの以外にも、年齢別にドッグフードは原料を確認して購入するようにしましょう。犬種や年齢別のドッグフードはその犬種の体格や年齢にあわせた栄養バランスで調整されているということです。

ですから、基本的には柴犬などと違う種類の犬種のものを与えても問題はないといいます。特定の犬種専用に作られているものでも、総合栄養食という表示があるものは犬に必要な栄養がバランス良く調整されています。そのため、犬種に関係なく与えてもいいということです。犬種よりも重要なのは、年齢別のドッグフードです。1歳未満の子犬と1歳以上の成犬では、必要な栄養バランスに違いがあります。

特に体が成長途中の子犬の場合、より多くの栄養を必要としています。筋肉や骨格など全身の組織の発達するためにも、成犬よりもタンパク質や脂質といった栄養を多く摂取する必要があるからです。1歳以上の成犬になってから必要な栄養は、どんな年齢になっても基本的には同じです。1歳未満の子犬用のドッグフードには、全身の細胞のもとになるために体重1キロあたり成犬の4倍ほどのタンパク質が必要になります。

タンパク質以外には、脂質もしっかり摂取する必要があります。脂質は皮膚から水分が奪われるのをコントロールする役目があり、皮膚の乾燥を防いだり、きれいな毛並みを維持するためには欠かすことが出来ません。他にも、骨や歯の強化に欠かせないカルシウムとリンが含まれています。

柴犬に最適のドッグフードの原料は?

柴犬は気難しい性質があるため、ドッグフード選びが難しい犬種です。身体に良いからとせっかく選んだドッグフードに見向きもしないこともあるでしょう。柴犬は運動量が多く、太りやすい体質でも知られていますが、遺伝的にアレルギー性の皮膚炎にかかりやすい犬種です。それらの特徴をふまえたうえで、ドッグフードの原料をチェックする必要があるのです。まず運動量が多い柴犬に与えるドッグフードは、高タンパク質で低脂質であることが大切です。

チキンやサーモン、ラム肉など良質な動物性タンパク質の原料がおすすめです。高タンパク質でなおかつ低脂質なフードは、肥満を防ぐこともできるのです。柴犬は認知症にもなりやすい犬種です。コレステロールや中性脂肪を下げる効果があるDHAやEPAを含むオメガ3脂肪酸が含まれる、サーモンや青魚は特におすすめといえます。オメガ3脂肪酸は血液をサラサラにして脳や目の健康を保つだけでなく、毛の艶などの被毛のトラブルにも効果が期待できます。

アレルギー性の皮膚炎を発症しやすい柴犬にあたえるドッグフードの原料で、特に注意が必要なのがアレルゲンになりやすいものです。小麦などの穀類をはじめ、大豆や牛肉、豚肉でも発症するケースがあるのです。柴犬に与えるドッグフードはできる限り、アレルゲンになる可能性が低いものが使用されているフードを選ぶべきです。穀物不使用のグレインフリーならアレルギーのリスクを軽減できるでしょう。

柴犬に与えるドッグフードは原料の種類の確認はもちろん、品質も重要です。使用している動物性タンパク質が低品質なものではアレルギーの原因にもなるのです。使用されている原料はもちろん、人工添加物が含まれているかも注意が必要です。

柴犬のドッグフードの原料とアレルギー発症リスク


柴犬のドッグフードの原料でアレルギー発症リスクがあるものとして、様々な種類があるため購入時には注意が必要です。犬の中でも柴犬はこうしたアレルギーに悩まされることがあるため、成分表示の確認は欠かせません。肉類についてはポークにダックや鶏肉、ミートミールにチキンミールなどにも反応をすることがあります。嗜好性が強いミートミールは、豚や牛などのラードを絞り乾燥される素材であり、リスクは低めではありますが注意は必要です。

基本的に柴犬は肉類の風味を好みますが、エサを食べてかゆがるような状態があったり、下痢や嘔吐があれば続けるべきではありません。含まれるタンパク質が、柴犬が食べた時にアレルゲンとなることがあるため要注意です。魚介類に反応をすることもあり、サーモンに魚粉なども念のため気をつけます。油を魚から除去して乾燥するのがフィッシュミールであり、動物性タンパク質を摂取するには良い栄養です。

しかしコラーゲンやパルブアルブミンなど、魚の筋肉となるタンパク質部分がアレルゲンとなるケースがあります。イネ科の種子や加工物としてある炭水化物で言うと、小麦や米に中砂糖やとうもろこしがあり、これらは人間でも敏感に反応することがある種類です。でんぷん類としては、サツマイモやじゃが芋にコーンスターチで発症するケースもあります。

エネルギー供給源にもなる豆類由来の原材料として、大豆やおから、脱脂大豆などがありますが、これらにも念のための注意は必要です。

柴犬のドッグフードは何よりも原料が知ることが重要

柴犬は、日本犬の中でも最も歴史のある小型の犬種で、病気に強いと言われていますが、ほかの犬種に比べて、アレルギー性皮膚炎や僧帽弁閉鎖不全症、膝蓋骨脱臼といった病気にかかりやすいリスクを抱えています。中でも食物性アレルギー性皮膚炎や股関節形成不全については、原料を確認することでそれらに配慮したドッグフードを選ぶことができます。

柴犬に最も多い食物性アレルギー性皮膚炎は、消化しにくい物質が体内に入ったことで免疫システムがこの物質を異物と判断して、体を守るために活動することで発症し、この異物がアレルゲンです。柴犬のアレルゲンとなる原料は、小麦やトウモロコシ、米といった穀類、牛肉や豚肉などの脂質が多い肉があげられるので、これらが含まれていないドッグフードを選ぶことで、アレルギー性皮膚炎の発症を防ぐことができます。

このアレルゲンとなる穀物類を省いたものを、グレインフリーもしくはグルテンフリーと言われていて、動物性タンパク質の肉や魚を主原料に、さらに消化しやすいのが特徴です。柴犬の場合には、この動物性タンパク質の肉の中から牛肉や豚肉が入っていない、脂質の少ないターキーや魚を原料としているものを選ぶと良いでしょう。

また、原因の70%が遺伝性といわれている股関節形成不全の残りの30%の要因は肥満なため、ドッグフードの内容も大切ですが、与える量が問題となります。肥満を予防するには、脂質が吸収されにくいラム肉、低カロリーで高タンパク質な鹿肉などが原料のドッグフードが最適です。

まとめ

日本はもちろん、海外でも多くの人に飼われている犬種の柴犬は、現在ではインスタグラムなどを通して愛らしい姿がたくさん投稿されているほど人気です。多くの人に親しまれていますが、飼い始めのころはどうしてもどんな食事を与えてよいかなどと悩むこともあります。もともと、狼が先祖だった犬は、当然のことながら肉食の動物ですから、動物性タンパク質を与えるのが一番ですが、いくら食いつき良いからといって、適量を超える過食は避けなくてはなりません。

さらに、元気で丈夫なイメージの柴犬は、実はさまざまなリスクを抱えているので、それらの特性を把握して、適切なドッグフードを与えましょう。

-ドッグフード

Copyright© 柴犬 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.