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柴犬と高タンパクドッグフードについて

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肉ばかり食べるのは、元々和食で魚やお野菜中心の生活をしていた日本人にとっては決して望ましいとは言えません。実際、生活習慣病に苦しむ方も増えています。しかし柴犬はオオカミが祖先の肉食動物、野菜や穀物は消化しにくくお肉の方が逆に内蔵への負担が少ないのです。小さなうちは身体を大きくし筋肉を付ける為に、シニアになっても身体の筋肉を維持する為に肉が主原料のドッグフードを与えましょう。

それが高タンパクな食事として元気に長生きするために必要です。高タンパクとは具体的にどのようなものか、どのような点に気をつけてドッグフードを選べばよいかなど具体的に見ていきましょう。

柴犬に与える高タンパクドッグフードの解説

タンパク質の含有量の多い食材といえば、やはり肉類です。更には魚介類や卵類・大豆製品・乳製品などがあります。だからといって柴犬のドッグフードが大豆中心となるとあまり良くはありません。なぜなら今は雑食となっている柴犬も元々はオオカミ・すなわち肉食ですから、植物系のタンパクは体が受け入れてくれないのです。とにかく肉中心のドッグフードにしましょう。

そうして摂取したものが、筋肉や臓器・毛や皮膚はもちろん、体内のホルモンや酵素などを作り出し、より大きく頑丈な成犬となるのを助けてくれるのです。シニア犬にしても長生きするための力となります。免疫物質も作りだし、栄養素を全身に運搬する役目を果たすので元気になります。微量とはいえエネルギー源としても活躍します。不足していると元気がなくなり病気がちになります。

毛の色艶も悪くなるでしょう。たとえドッグフードを毎日適量食べていても、穀物中心で必要なタンパク質が足りていなければ意味がないので、成分表示をきちんと見てください。質の良いお肉をたっぷり取ることでタンパク質が摂取できます。その分お高いかもしれませんが、病気になって病院費用がかかるよりはトータルで考えると安上がりです。それに、大切な愛犬ですからおいしく食べてもらいたいものです。

肉ばかりと思われるかもしれませんが、もともとの身体の造りが人間とは違うのですからそのことを知っておいて下さい。

柴犬に高タンパクなドッグフードが良い訳

柴犬はとっても活動的な犬種です。お散歩も1時間ぐらいは平気でしてしまう程ですが、エネルギーを補うために高タンパクな栄養が必要です。ドッグフードなどなかった時代は、魚を捕まえてタンパク質を摂っていたと言われています。柴犬が人間と暮らすようになり、自力で餌をとる必要がなくなったころから食生活が変わってきました。ドッグフードが出回ったことや、食べ物が簡単に手に入るようになったのが原因です。

人間と一緒に暮らす前は摂れていたであろう魚のタンパク質は、柴犬にとって最も高い栄養源であり生きるための手段だったのかもしれません。柴犬は体の組織を作るタンパク質を体内で合成する事が出来ないため、ドッグフードや肉類などで補ってあげる必要があります。しかし柴犬は太りやすい体質を持っているので、同じ高タンパクでも低カロリーのものを選ばなければなりません。

鶏肉のササミや胸肉・牛肉豚肉の赤身など、また魚からも良質な高タンパク質が摂れますので是非与えてあげると良いでしょう。市販のドッグフードは主に穀物と動物組織から作られているため、たんぱく質は十分摂れます。また、最近では柴犬専用のドッグフードも販売されているのが目立ってきました。でもたまには、ドッグフードではなく加工していないお肉や魚をあげるのも良いかもしれません。

年齢によってもたんぱく質の摂取量が変わってきますので、その時々で調整してあげることも必要になります。

柴犬のように運動量が多い犬には高タンパクのドッグフードを


昔から山林などを駆け回って狩りをしていたのが柴犬です。運動能力は非常に優れていて、運動量もかなり必要とするのが柴犬ですので、そういう種類の犬には高タンパクのドッグフードが必要です。運動量が多いのにタンパク質が不足してしまうとエネルギーが足りなくなって元気に過ごすことができなくなり、活動量が減ると太りやすいという特徴もありますので肥満が起こりやすくなります。

柴犬でも運動嫌いのことがあるのですが、そうするとすぐに太ってしまって更に動きにくくなるという悪循環が生まれますので、しっかりと運動できるように高タンパクのドッグフードに切り替えましょう。筋肉量と身体のバランスを維持するためには動物性タンパク質がたっぷりと含まれているドッグフードを取り入れる必要があり、栄養のバランスが取れていることが選ぶ際の条件となります。

このようなドッグフードを好むのは柴犬以外にも多くの種類があり、元気に走り回ってたくさん散歩をするような種類にはタンパク質が非常に重要な役割をします。また、太りやすいことも高タンパク食を取り入れたい理由であり、タンパク質を摂取することで代謝を高めることができますので肥満を予防することが可能です。肥満になると人間と同じように病気のリスクが高まりますので、日々の食事で代謝を高める努力をするのが基本です。

基礎代謝が上がれば食欲旺盛な犬でもスリムな体を維持することができます。

柴犬の健康を支える高タンパクなドッグフード

高タンパクなドッグフードを選ぶ際に大切なのは、原材料に良質な動物性タンパク質が使用されているかどうかと言う点です。加えて、各種ビタミン類やミネラル、食物繊維などが含まれていることも重要になります。バランスの取れた十分な栄養素が含まれていることは、柴犬の筋肉量や基礎代謝を支える上で欠かせないものです。さらに、低脂質であることも大切なポイントになります。

いくら高タンパクでも脂質の多い餌は、太りやすくなる、病気の危険性が高まるなど、柴犬の健康を害する可能性があります。餌に含まれる脂質の割合は、子犬の場合で17%、成犬なら14%程度が目安と言われていますので、この数値を基準に犬の体重や運動量を考慮して餌を与えましょう。ドッグフードを選ぶ際の注意点としては、一番に使用されている原材料の品質をきちんと確認することです。

含まれている栄養素が同じでも、それぞれのフードによって品質に差があることが多いからです。原材料表示に何の肉を使用しているのか記載がないものや、肉以外の部位が使用されているものなどは要注意です。吸収効率の良い鶏肉や鹿肉などの他、羊肉や魚類などの良質な生肉を原材料としているものを選びましょう。原材料に穀物を多く使ったドッグフードも、柴犬の消化器官に負担をかけることになるため避ける必要があります。

また、犬にとって必要のない着色料や保存料の入っていないものを選ぶことも重要です。

まとめ

柴犬の健康と豊富な活動量を維持するためには、高タンパク低脂質なドッグフードが欠かせません。良質な肉を原料としたドッグフードは動物性タンパク質を豊富に含み、柴犬に最も適した餌と言えます。穀物を含む餌などのタンパク質の低いドッグフードを与え続けると、基礎代謝の低下や筋肉量の減少などにつながり、病気のリスクが高まります。特に体の基礎が作られる幼犬から最も活動量の多い成犬にかけての時期は、積極的に高タンパクなドッグフードを与えましょう。

ただし、原材料に質の良い生肉が使用されていること、余計な着色料や添加物が入っていないことなど、原材料の確認が大切です。

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