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塩素は柴犬には必須だが過剰は禁物

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ドッグフードの含まれる成分とその働きにもいろいろなものがあります。特に栄養面や不足しがちな成分はうまく摂取できるようにしなくてはならないので、ドッグフードの選び方で大きな差が出てしまいます。特に柴犬は運動量も多いので体を強く作る成分が必須ですので、マッチした内容の商品を選ぶように心がけることで体質も強く改善できますし、成長時にも十分な助けになります。

塩素も人間と同様に塩分として必要不可欠ですが、多すぎても病気の元になりますので、質の良い塩素を適量摂れるものをよく考えて選ぶことで運動量が多く汗をかきやすい柴犬にも安心です。

柴犬の体には塩分を補えるドッグフードを選ぼう

柴犬というと様々な犬種の中でも運動量が多く、体質も筋肉が多いので新陳代謝が多く汗をかきやすいです。人間同様に汗には塩分が含まれているので、そのままでは体内の塩分濃度が低下してしまいます。柴犬も体重の約0.2%は塩分ですので、全く塩素が含まれないドッグフードだと出ていくばかりで補えない状態になってしまいます。そこで多少は含まれていることが重要です。とはいっても、人間よりも汗のかく量はわずかですので、大量には必要ありません。

不足すると子犬のころは成長が遅れたり、カルシウム欠乏症になったり体質が弱くなったりします。また、人やコンクリートを舐めて自分で補おうとする行動がみられることもあります。逆に塩分が多いと心臓や腎臓に大きな負担をかけてしまうので、柴犬にとって適量の配合量であることが極めて重要です。しかし、犬が必要な量はごくわずかな量ですので調節が難しいです。

そこで柴犬専用のドッグフードを選ぶことで、体格にあった適切な量を手軽に確実にカバーできるので安心です。また、まだ体が小さい子犬時代は必要な量も成犬に比べると少ないです。この時も子犬専用のドッグフードにすれば、与えすぎることを防止できますし、食事量が多くなってきても必要以上に摂取してしまう可能性を抑えることができます。

塩素というと良くないイメージがあるかもしれませんが、過剰はもちろん良くありませんが、全くゼロでも食事の質としては好ましくありませんので、飼い主の選ぶ目が大切になってきます。

柴犬のドッグフード塩素が不足するデメリット

柴犬は人間と違って塩素の必要量が多くはないのですが、ドッグフードなどで必要量が得られない場合、ナトリウム欠乏症状が起きてしまいます。具体的には情動不安や心拍数の増加などがあるほか、水を飲む量が減り、尿が増えてきます。さらに悪化すると虚弱になってしまったり、カルシウム欠乏症状なども発症する場合があります。

このナトリウム欠乏症状を見極める仕草としては、排尿後に陰部を舐めるような仕草をしたり、土やコンクリートなどを執拗に舐めるといったものがあります。これは本能で、不足したナトリウムを摂取しようとすることに起因する仕草だといわれていますので、すぐに塩分不足を疑うようにしましょう。日本の法律ではドッグフードには塩分量を記載しなければいけないことになっているので、一般的に売られている柴犬用ドッグフードであればまず問題はありません。

それでも塩分量が心配だという場合には、ドッグフードの公式サイトなどを参考にしてみるのも良い方法です。ただ柴犬にナトリウムを過度に摂取させるというのもデメリットがあります。具体的には嘔吐や粘膜乾燥などの症状があり、ひどい場合では柴犬の腎臓や心臓といった器官に障害が出てしまう場合もあります。もともと腎臓や心臓が悪い柴犬の場合には、とくに注意してドッグフードなどを選んであげる必要があります。

このようにナトリウムは多くても、少なくてもデメリットになってしまうので注意が必要です。

塩素を多く含む食品や柴犬が気を付けるべきドッグフードの原材料


塩素を多く含む食品には、食塩や梅干し、しょうゆや味噌などがあります。他にも海藻類に塩素が多く含まれています。人間も多く摂取している塩素ですが、犬が食べるドッグフードにも含まれています。ドッグフードに含まれている原材料は、肉の赤身や魚などの肉類、米や小麦、とうもろこしなどの穀類、鶏脂肪や魚油などの脂肪などがあります。

これらの原材料は犬にとって必要な栄養素ですが、中にはあまり愛犬に摂取してもらいたくない原材料もあります。愛犬に摂取してもらいたくない原材料とは、肉副産物やミール肉、添加物などです。肉副産物やミール肉は粗悪品の場合、病死した動物の内臓や事故死した動物の内臓を使用していることがあります。加工してしまえばガン組織や腫瘍組織、腐敗した内臓であってもわからなくなってしまうので注意が必要です。

添加物はアレルギーを引き起こしたり発がん性であったりするので愛犬にはなるべく与えないようにしましょう。特に柴犬はアレルギー体質なので添加物には注意が必要です。柴犬のドッグフードを選ぶときはなるべく無添加のものを選びましょう。犬にとって必要な栄養素でもある穀類ですが、過剰な摂取には注意が必要です。犬はもともと穀類を消化する能力が弱いので、食べすぎると消化不良を起こしてしまう場合があります。

柴犬は消化不良を起こすとアレルギーを発症しやすいので、柴犬は穀類のあげすぎに注意しましょう。

柴犬が塩素を過剰摂取するデメリット

柴犬を自宅で飼っている方は、ドッグフードを与える際に塩素の過剰摂取とならないように気をつける必要があります。その理由は、大量に柴犬が摂取すると健康に悪影響となってしまうからです。具体的に挙げると、摂りすぎは嘔吐および粘膜の乾燥を引き起こしてしまいます。さらに、血中のカルシウム及びカリウム濃度が急激に変化することで体が酸性に傾きすぎる病状が起こります。

その他にも、過剰な摂取は柴犬の腎臓や心臓に負担をかけてしまうことになりかねません。そもそも体内の塩素濃度が高くなると、その濃度を薄めるために大量の水を飲むことになります。その結果、水分量が通常よりも増えて血液の量も増える状況になることでポンプ機能としての心臓へ負担が増えてしまうのです。高血圧の状態となるので、心臓病へのリスクを高めることに繋がります。

ここまでの症状に陥るのは、もともと腎機能・心臓に問題がある所に必要量の数倍の塩素を与えることが原因と考えられているのです。なので、腎臓や心臓に疾患がある場合は要注意といえます。近年では、柴犬などの愛犬に人間用の食品を普通に与える人は多いです。ただ人間が食べる食事というのは、犬用のドッグフードと比べて一般的に塩素が多く使われています。

なので、頻繁に与えると過剰摂取になってしまう恐れがあります。したがって、愛犬の健康を守る上で絶対に人間用の食品を与えないことがとても大切です。

まとめ

柴犬を飼っている人は、いつまでも健康に愛犬が過ごせるようにと思うのが常です。実は、愛犬の健康の為には食事の際に塩素を過剰摂取しないように配慮する必要があります。その理由は、過剰に摂りすぎてしまうと嘔吐や粘膜の極端な乾燥等の不具合が起こりやすくなるからです。その他にも、もともと腎臓や心臓に問題がある柴犬の場合、大きな負担を与えることになります。

腎不全および心臓病を発症するリスクが高まりますので、やはり注意が必要と言えます。基本的に人間の食品にはたくさん含まれていますので、出来る限り犬用のドッグフードを与える事が大事です。

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