現在たくさんの種類があるドッグフードは、今与えているフードが本当に良いか知っている人はそれほど多くはないかもしれません。また、どれが人気で、本当に与えた方がよいかもわかりにくことがあります。日本国内だから安心だと感じますが、実は安全なものからおすすめ出来ないものまで色々です。ここでは安全な製品やお勧めできない原材料、栄養バランスや信頼度、さらにコスパなども解説します。
ランキングで常に上位の餌が人気なのはなぜかや、症状や悩みに年齢など目的にあったフードの選び方の説明もしているので、完全で質の良いものを食べさせたい飼い主さんにも参考になります。
目次
柴犬のドッグフードのランクや原材料
日本で販売されている柴犬にあげるドッグフードにもランク基準や原材料などが異なっています。最も良いのがSランクで完璧なフードで栄養バランスやコストパフォーマンス。愛犬家からの評判なども高いものです。また、最も質が悪いものだと栄養バランスが悪いだけでなく犬の健康にも悪影響が出る危険もあります。この基準は栄養バランスだけでなく、価格や好み、便利さなども含めた総合的な評価でつけられています。
原材料から見ると良いドッグフードはタンパク質の補給源として肉が使われています。肉食の柴犬には含まれている動物性タンパク質は重要です。成分表には原材料の使用量が多いものから順番に記載するという決まりがあり、一番最初に書かれているものが主原料になります。主原料に牛肉や鶏肉、鹿肉やラム肉などが記載されているものが良質です。
次に肉副産物やミート副産物などがありますが、これは一般的に食用として加工されたときに残る臓器や脳、骨や血液などの内臓系です。食用の肉と比べて安価なので多くのメーカーでも使っています。食用加工の時に残る廃棄部位なので柴犬には与えない原材料であり、表記されているものは控えた方が良いです。他にも肉粉やミートミールがありますが、内蔵系に加えて毛やひづめ、角や歯に糞などを粉状にして精製してから脂肪分を取り除いたものです。
これは病気の動物の死骸や悪性腫瘍も一緒にミンチにされていることもあるので、粗悪な原材料といえます。粗悪な製品だと犬の成長を遅らせるだけでなく、病気の原因にもなるので出来る限り無添加で専用の基準が高いものを選ぶのがポイントです。
柴犬に必要な栄養が入ったドッグフードを知ろう！
ドッグフードのランク基準には栄養バランスの項目もあります。柴犬はドッグフード選びが最も難しい犬種の1つで、選ぶ時には慎重に選ばなければなりません。栄養バランスを考慮する点で重要なのは、高たんぱく・低脂質の物を選ぶということです。柴犬は活動量豊富なので、運動に必要な筋肉をつけるため、タンパク質が必要になるからです。タンパク質は動物性のものが好ましいとされています。
低脂質が好ましいとされるのは、比較的太りやすい体質であるということが要因です。次に食物アレルギーの原因となる食材が入っていないか、ということです。柴犬はアレルギー性皮膚炎にかかりやすく、他の犬種に比べ神経質ということもあり完治させるのが大変です。そのため、トウモロコシや穀物、人工添加物などには特に注意しなくてはなりません。
最近では穀物不使用のグレインフリーと呼ばれる商品も発売されているので、その点にも注意しながらドッグフードを選びましょう。さらに柴犬は認知症になりやすいことでも有名です。これは日本特有の犬種であることが関係しています。柴犬は日本の人間と同様、歴史的に魚を多く食べてきました。しかし一般的なドッグフードには魚が配合されていないものが多く、そのことから必要な栄養価が得られずこうした症状に陥ってしまうようです。
そうした認知症予防のために効果があるとされる、DHAやEPAが含有されているドッグフードを選ぶことを心がけましょう。
柴犬に合ったドッグフードのランク
ドッグフードのランクの基準は、犬の健康にとって良いものが含まれているかが重要になります。同時に犬の健康を害するような成分が入っていないこともポイントです。例えば無添加でグレインフリー、栄養バランスの良いドッグフードはランクが高いといえます。反対に添加物や穀物がたくさん入っているドッグフードはランクが低いといえるでしょう。
ペットフード安全法が施行されたことによって、以前よりは改善されていますが、人間の食べ物に比べて、ドッグフードは原材料や添加物、有毒な成分などの規制が厳しくなく、ほとんどの添加物の使用料はメーカーに委ねられているのが現状です。したがって飼い主がきちんと判断して選ぶ必要があります。安全なドッグフードを選びたいのであれば、やはり信頼できるメーカーのものを選ぶことが大切です。
そのためには信頼できるメーカーであるかどうかを見極める必要があります。信頼できるメーカーでは、サイトにドッグフードの詳細を公表していたり、無添加への取り組みがあったりするのでそれらを確認してみるのがいいでしょう。しかしドッグフードは毎日愛犬が食べるものなので高すぎても長続きしないです。特に柴犬はよく食べる犬種なのでコストパフォーマンスも重視して選ぶことが大切です。
柴犬にとってのドッグフードのランク基準は、穀物が含まれていないことが重視されます。柴犬はアレルギー体質なので、穀物が多く含まれているものは避けることが重要です。柴犬に合ったドッグフードを選びましょう。
柴犬には高いランクのドッグフードを与えてあげましょう
一般的にドッグフードにはベーシックな価格帯のドライフード、比較的求めやすい価格と栄養バランスを考慮したウェットタイプ、そして原材料を厳選して無添加にこだわったランクの高いタイプに分けることができます。健康で長生きをさせたいと考えるのはどの飼い主さんにも共通する思いだと考えられますが、そのためには健康に直結するドッグフード選びを真剣に考えることがおすすめです。
コストパフォーマンスという観点では、安価でどこでも購入できるドッグフードを選びがちですが、柴犬に対して必要な栄養分が偏っていたり、食べ過ぎによる栄養過多を引き起こしたりする可能性も考えなければなりません。長持ちをさせるために添加物も含まれている製品もありますので、食べ続けることによって柴犬の体内に添加物が蓄積していくことも考えられます。
総合的に考えると、愛犬の健康を長く保つという観点で、病気になりにくい適切な栄養分を補給することが可能なランクの高いドッグフードを与えていくことがベストと言えるでしょう。また、柴犬に対して特化した栄養分が管理されている専用のドッグフードを選ぶということも欠かせない観点です。成長に必要なタンパク質を豊富に含み、病気の原因となる添加物は無添加であることなどは、しっかりと考えられて作られたランクの高いドッグフードに見られる特徴です。
品質の高さで長期的な愛犬の健康面を考慮するというのが賢い選び方と言えます。
まとめ
ドッグフード選びにお悩みの飼い主の方は多くいらっしゃいます。柴犬のことを考えて、原材料についてはこだわりを持って選びたいものです。栄養バランスに優れていることはもちろんですが、専用として開発された適切な栄養成分を含んでいるということも欠かせないポイントでしょう。信頼性の高い製品を与え続けていくことで、栄養バランスが良く元気よく成長していくことが期待できます。
できる限りランクの高い上質なドッグフードは、愛犬ファーストの選び方がベストと言えます。総合的に考えても、高齢化してからの病気治療なども防ぐことができますので、コストパフォーマンスが良いと判断することができます。