ドッグフード

去勢後の柴犬のフードは体質に合わせて

更新日:

海外でも人気の柴犬は忠実な性格をもった日本の天然記念物です。室内でも飼いやすいですが、運動量が必要な犬種ため飼育するときには気を付けましょう。去勢後は他の犬種同様に体質などの個体差はありますが太りやすいとされています。肥満は姿が太るだけではなく、ありとあらゆる病気につながりやすくなってしまうので飼い主はきちんとフードなどで管理することが大切です。柴犬を飼う時に親兄弟などが判っている場合には、去勢後の体質を予め相談しておくのも良いでしょう。

去勢後のフードなども販売されていますので参考にしてみて下さい。

柴犬の去勢後はフードについて一度再考しましょう

柴犬に限らず言えることですが、去勢後の動物は太りやすいとされています。これは生殖器の機能を保つために使われていたエネルギーがなくなったことで、消費エネルギーと摂取エネルギーのバランスが取れなくなることが原因です。そのため柴犬に去勢を行った後は、フードを見直した方がよいでしょう。消費カロリーには個体差があるため、適切なカロリーが摂取できるものを探してあげてください。

避妊・去勢手術の適齢期は生後半年から1年程度が目安とされていますので、場合によっては子犬用のフードを与えていることもあります。その場合には一般的な食事に必要な高カロリー以上のフードを与えてしまっている可能性もあり、更に太りやすくなってしまうので注意が必要です。生殖器の摘出手術は消費カロリーが下がることを知っておくと良いでしょう。

2~3歳になってもパピーフードなどの子犬用のエサを与えている方もいますが、一般的に1歳近くなった時に大人用のフードに変えることが望ましいとされています。柴犬の避妊・去勢手術の機会の時に、フードについても質問をしておくと安心です。普段は寝ていることが多いのか、逆によく運動するタイプなのかなど様子を伝えられるようにしておきましょう。柴犬とひとつにまとめても体質や個体差がありますのでその子にあったものを探してあげることが大切です。

自分でえらぶことが難しい場合には医師に相談するようにして下さい。

管理がしやすいフードなら療法食がおすすめ

去勢後の柴犬のための食事をコントロールしたいのなら、療法食が簡単です。一般的なドライタイプのものでも良いですが、カロリー計算を行ってから上げるようにしましょう。その点療法食なら、体重に合わせて食事をコントロールができるようになっているためとても簡単です。避妊・去勢済用のフードも販売されていますので、まずはそれを飼ってみるのも良いでしょう。

気を付けたいポイントとしては避妊・去勢済用やダイエットタイプの中にはカロリーを抑えるために、小麦粉やトウモロコシといった穀物が使われていることがあることです。柴犬はもともと肉食のため穀類は消化に悪いだけではなく、アレルギーを発症させる原因になってしまうこともあります。柴犬はアレルギーになりやすい犬種と言われていますので、食事には特に気を付けてあげることが大切です。

避妊・去勢済用の中でもグレインフリーと呼ばれる穀類が入っていないものならば、一般的なものと栄養価を変えずにカロリーが抑えられているのでおすすめです。高たんぱくで低カロリーなものを選択すると良いでしょう。オメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸などの不飽和脂肪酸が入っているものなら、柴犬に多い認知症の対策もできます。サーモンやチキンなら、比較的低カロリーで栄養素も豊富とされていますので参考にしてみて下さい。

柴犬の去勢後に限らず言えることですが、信頼できるメーカーの商品を選びましょう。

避妊・去勢後は肥満のリスクが高まります


残念ながら去勢手術後は1ヵ月間で平均約22.5%食事量が増えるというデータや、避妊・去勢手術によって肥満のリスクは2倍になるという報告があります。肥満になってしまうと心臓病や糖尿病、皮膚疾患などのありとあらゆる病気のリスクが増えてしまうため、去勢に対して不安を持つ方も多いかもしれませんが、しっかりと食事の管理を行えばリスクを減らすことが出来ます。基礎代謝が落ちる前に去勢や避妊手術をすると、比較的太りにくいとされていますので参考にしてみて下さい。

去勢は他の犬への攻撃性が増したりメスの場合には発情期が近づくと気分が不安定などの性ホルモンに関連する問題行動を抑えることができるほか、望まれない繁殖を防ぐなどのメリットがあります。手術後にホルモンバランスが変化することで太りやすくはなりますが、妊娠を望まないのなら愛犬がすごしやすくなるというメリットもありますので1歳になるまでには決めておくようにして下さい。問題行動を減らすことは、柴犬が社会と仲良く暮らしていくためにも大切です。

ホルモンバランスが崩れると必要なエネルギー量は減少するのにたいして、食欲は増加してしまうこともあるので特に食事量の管理が大切になります。好きなだけごはんを食べさせたグループと食事管理をしたグループでは寿命も変わるというデータがありますので、柴犬とより長く一緒に生活したいと思っているのなら肥満予防をすることが重要です。

避妊・去勢手術後の食事で注意すること

避妊・去勢手術後には適切な量の食事を計算するためにも、定期的に体重・体型をチェックするようにしましょう。柴犬はとくに運動量が必要な犬種のため、散歩などの運動をするように心掛けることも大切です。アレルギーがあるなどで食事を変えたくない場合などは、とくに気を付けてあげると良いでしょう。量を欲しがる子には満腹感を維持することが出来る高タンパク質のものや、高食物繊維の食事を選ぶことをおすすめします。

柴犬が喜ぶからといって脂肪が高い食事やおやつはたくさん与えないようにして下さい。肥満気味になると水をあまり飲まなくなるタイプの子もいますので、尿路結石についても考慮するとより良いでしょう。避妊・去勢犬用タイプのものは準食事療法食とされているものもあるので、使用したい場合には獣医師の診断が必要な場合もあります。また食事は少しずつ何回かに分けて食べる方が、満腹感を得やすく消費カロリーも高くなります。

可能であれば1日3~4回にご飯の時間を分けてあげれば、空腹感を減らすことができるのでおすすめです。おやつを欲しがるようなら、手作りを行うとカロリーを抑えることができます。ドッグフードの全てを手作りするのは大変ですが、おやつだけを手作りするなら手間を減らすこともできます。おやつは効果的に与えれば訓練などがしやすくなる便利なアイテムですが、与えすぎには禁物です。ニンジンやブロッコリーなど、低カロリーの野菜をゆでて与えてあげましょう。

まとめ

柴犬の去勢後にはフードを一度見直しましょう。生殖器を失ったことで必要な消費カロリーが減っているため、いつもと同じフードでは肥満につながってしまう恐れがあります。体質などの個体差がありますので、去勢手術の時などに体質や性格を伝え、医師にどんなものが良いか相談しておくことをおすすめします。管理が簡単なものは避妊・去勢済用とされているものがありますが、中にはカロリーを抑えるために穀物類が大量に含まれている可能性がありますので何が使われているか確かめてから購入することが大切です。

チキンやサーモンなど栄養素が多く、比較的低カロリーなものが配合されているものが良いでしょう。

-ドッグフード

Copyright© 柴犬 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.